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【ワシントン=山田哲朗】米エネルギー省の核安全保障局(NNSA)が、昨年12月1日と今年2月2日の2回、ネバダ州の地下核実験場で未臨界実験を実施していたことが19日、分かった。
「核兵器なき世界」を掲げるオバマ政権下では、初の実施となった昨年9月15日の未臨界実験に続く。
今回の2回の未臨界実験については、保管中の核兵器の状況を調べる目的で行われた各種実験に関し、NNSAが6月にまとめた定期報告に記載された。前ブッシュ政権では、未臨界実験について事前の告知や実施後速やかな発表が行われており、米国の市民団体などから、オバマ政権になって透明性が後退したとの批判が出ている。
冷戦時代に製造された大量の核弾頭の備蓄を抱える米国は、古い核弾頭の性能が維持されているか検証する必要から、随時、未臨界実験を行ってきた。未臨界実験は実際の核爆発を伴わず、核実験全面禁止条約(CTBT)で禁止されていない。今回の実験実施で、米国での通算の実施回数は26回となった。 .最終更新:7月20日(水)12時54分
読売新聞 7月20日(水)11時43分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110720-00000399-yom-sci
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