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セシウム汚染:「福島牛」出荷停止で農家から懸念の声
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110720k0000m040098000c.html
毎日新聞 2011年7月19日 20時33分
政府が19日発表した福島県産牛の出荷停止。手塩にかけた牛を送り出す道は当面途絶えた。補償はどうなるのか。「福島牛」は再び市場に受け入れてもらえるのか。同県内の畜産団体や農家からは、先行きを懸念する声と、政府にしっかりとした対応を求める声が相次いだ。
畜産農家でつくる全国肉牛事業協同組合の長谷川栄伸理事(56)=同県小野町=は出荷停止について「疑わしいグレーゾーンでは消費者の理解を得られない」と話しながらも、「収入源を絶たれ、人間なら酸素や血液をストップするに等しい措置」と声を落とした。
長谷川さん自身、同県内で約1300頭の牛を飼育する。餌代だけで1頭当たり月約1万5000円かかる。震災後の4カ月間、政府や東京電力からの補償は一切ない。原発事故とセシウム汚染で福島産牛の価格は暴落。取引先や従業員への支払いも待ってもらっている状態という。
解除に際し、同組合は「全頭検査」を要請していたが、政府は、緊急時避難準備区域や計画的避難区域は全頭検査、それ以外の地区は全戸1頭以上のサンプル検査を要件とした。長谷川さんは「セシウム汚染の拡大で行政への信頼は地に落ちた。サンプル検査をして全て安全と主張しても消費者は信用しない」と問題点を指摘した。
当面、収入が完全に途絶えることへの不安も大きい。
福島県郡山市で肉牛2000頭以上を飼っている畜産農家、上野美知子さん(63)は「一生懸命育てた牛を出荷できないのは悲しいし、腹が立つ」と憤った。「餌代、光熱費、人件費。一体いくらの損失が出るのか分からない。しっかり全頭検査して、出荷していい物と悪い物を分けてもらわないと困る。安全を確認して早く出荷停止を解除してほしい」とこぼした。【小泉大士、大野友嘉子】
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