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「開発中止なんて一言もいっていない」もんじゅ発言で文科相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110715/dst11071523340030-n1.htm
2011.7.15 23:28 産経新聞
高木義明文部科学相は15日の閣議後会見で、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、開発中止を検討すると受け取れかねない発言をした。報道機関が「開発中止を検討」と一斉に報じたため高木文科相は同日夕、改めて記者団の取材に応じ「中止なんて一言も言っていない」と釈明。現時点では中止を検討していないと強調した。
閣議後会見で高木氏は「廃止とか継続とかではなく、そういうものを含めた全体的なエネルギー政策の中でどうするかという結論が、おのずとでてくるのではないかと思う」と述べた。首相の「脱原発依存」発言をふまえ、開発中止を含め検討することを念頭に置いた発言ととられた。
西川一誠福井知事から問い合わせがあり、高木氏は「地元の声を聞かずにそんなことを言うはずはない」と説明したという。
もんじゅは、消費量以上の燃料を生み出す高速増殖炉の原型炉で、原発から出た使用済み核燃料を再利用する「核燃料サイクル」の柱の一つ。開発が打ち切りになれば、核燃料サイクルを基本としてきた日本の原子力政策は完全に白紙になるため反応は大きかった。
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もんじゅ、開発中止含め検討も 文科相
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110715/dst11071511250007-n1.htm
2011.7.15 13:02 産経新聞
高木義明文部科学相は15日の閣議後会見で、高速増殖炉原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、「廃止とか単純に継続とかではなく、そういうものを含めた全体的なエネルギー政策の中でどうするかという結論が、おのずとでてくるのではないかと思う」と述べた。
菅直人首相の「脱原発依存」発言を踏まえ、開発中止を含めて検討すること念頭に置いた発言とみられる。高木文科相は今回の原発事故について、「重大な事故。これを踏まえて改めて議論することは当然だと思う」とも述べた。
だが文科省では会見後に大臣発言の趣旨について、「開発中止を含めて検討するということではない。全体的なエネルギー政策の中で議論がでてくるとの考えを示したもの」との見解を明らかにした。
もんじゅは、プルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使い、消費量以上の燃料を生み出す高速増殖炉の原型炉。平成6年に初臨界に達したが、7年にナトリウム漏れ事故が起き、約14年5カ月間停止した。
昨年5月に運転を再開したが、同8月に原子炉容器内で燃料交換に使う装置の落下事故が発生して停止。日本原子力研究開発機構が今年6月に装置の引き上げ作業を行った。
政府が今月12日に閣議決定した23年版の科学技術白書では、前年にはあった「高速増殖炉の実証施設を実現する」との記述を削除するなど、原子力研究開発に関する表現を大幅に後退させている。
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原子力の表現 大幅に後退「高速炉開発」を削除 科学技術白書
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110712/scn11071220580002-n1.htm
2011.7.12 20:57 産経新聞
政府が12日に閣議決定した平成23年版の科学技術白書で、前年版で「高速増殖炉の実証施設を実現する」としていた記述を削除するなど、原子力研究開発に関する表現を大幅に後退させていることが同日、分かった。収束が遅れている福島第1原発事故の影響を配慮したとみられる。文部科学省の担当者は「現在、エネルギー政策の見直しが進んでいるため記述を変更した」と話している。
平成22年版白書では高速増殖炉について「最重点課題の一つ」とし、「2025年ごろの実証施設の実現」「2050年よりも前の商業炉の開発」と目標を掲げていたが、いずれの表記も平成23年版で姿を消した。また、平成22年版にあった「2030年前後から見込まれる既設原発の代替需要に備え、世界市場で競争力のある次世代軽水炉(原発)の開発を官民一体で推進」という記述は削除。
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