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草食性の牛が食べるのは植物だけ。その植物が土壌から汚染を受けたとしても、生体濃縮の機会はわずかに2段階。
(もっとも今回話題になった干草は、その成長において被曝したのではなく、置かれていた環境に放射性物質が降り積もったという事のようですが)
牛でさえ、この事態です。
そもそも一連の報道、例によっておかしくはないですか?
まるで「その場所、その干草に問題があったからの結果」と事象を個別化して、それだけに収束させようとする記事や放送が多いです。
被曝したのはその干草だけでしょうか?
その数頭の牛だけでしょうか?
それと同じ環境に生きているニンゲンは、いったいどうなっているのですか・・・と問いたい気持ちでいっぱいです。
先日もNHKのニュースを見ていたら(今は反面教師的に見ています、それなりに使えますね)、『徳島の主婦が冷凍保存していた国産牛肉を検査したら、暫定基準値を超える数値が!』なんて言ってましたが、最期のさいごでほんの一言、さらっと「なお、この牛肉は検査で異常値が検出された牛とはちがう個体でした」・・・・そこ、さらっと流すトコロとちがいますって!!!
しかし、逆にこの一言が「さり気なく」入れられたことで、現場の方たちが精一杯反抗してくださっている姿勢を、垣間見ることができる・・・と信じたい気持ちにもなりました。
一連の報道に、阿修羅の皆さんも憤りを隠せないでしょうが、
上からの圧力で本音の逆を報道せざるを得ない現場の方々、いかばかりかお辛いのではないでしょうか・・・・。悪者は、ほんの一握りの、最上層部なのです。
さて海洋汚染です。
海洋生物の成す生態ピラミッドは、地上のそれよりもはるかに大きく複雑です。
植物プランクトンに始まり、小さな生き物から徐々に大きく、例えばカツオやマグロといった大型魚類に至るまで、幾度生体濃縮の機会があるか計り知れません。
その上、窮屈な地上ではニンゲン以外の生き物は行動範囲が極めて狭く制限されますが、水系のそれは無限につながりあっています。
地上の生物でも、こと家畜に関しては、すべてがニンゲンの管理下におかれているので、その気になればコントロールは容易です(今の行政は全くその気にならない様子ですが・・・)。
しかし海洋生物は、養殖を除き、まさに自由に動き回る自然の産物。
そして見事に効率よく、自らの環境資源を有効活用しています。
高度に濃縮汚染を受けた大型魚類も、寿命をまっとうし(あるものは事故的に)死んだ後、再び微生物によって分解され、プランクトンに取り込まれる・・・・・
海流による拡散希釈だけで、安心できますか?
地上の土壌は除染できても、沿岸部の海底の泥は、誰が取り払ってくれますか?
水産庁の報告結果は、高度に操作されていると感じます。
調べるべき海域で調べるべき時期にサンプルをとっていない。
そもそも流通量に対し検査量が余りにも少なく、ほとんど意味を成してない。
安心神話のための検査です。
骨・皮・内臓を捨て去り「可食部が肝心なので」と刺身のような検体だけを測定する。
潜在的な危険があればそれを対照表示するのがまっとうな科学です。
実際には、もっと客観的な測定はしていると思います、なぜなら最上層部の輩は自分や家族の防護にも余念がないはずだから。
しかし報道されてはまずい危険な数値は抹殺です。連中は誤魔化しきれると踏んでいるでしょう。
仮に、民間で調査をして「高い数値だった」といわれても、
「海の生き物は常に動き回っており、捕らえどころがないから・・・」という言い訳でオッケーです。
それくらい腹黒いことは今までの経緯から覚悟しなければなりません。
日本国民は魚に限らず、貝類・甲殻類・海藻類、いずれも大量に消費します。
チェルノブイリはじめベラルーシ・ウクライナなど、被害の出た土地はいずれも大陸の奥まった土地にあり、海産物はほとんど口にしなかった筈です。それでもあの健康障害。
今、危険な海域からの水揚げは、他の地域まで航行して陸揚げすることで、真の生産地域がまったく見えなくなっています。
全体的に近海ものは買い控えにあるかもしれませんが、加工原料に廻るでしょう。
安く安く、更に安くという市場の原理が、そのような海産物を「ひとつも無駄にすることなく」最終的には消費者の口へ運ばれます。これは、エコですか・・・・?
今日子どもにせがまれて、回転寿司に行きました。
元来の寿司好きですから回転寿司はちょっと・・・なのですが、米の問題があり、秋以降には麺類以外の「和食」は、外食の選択肢から外さねばならない・・・と覚悟していますので。可哀想だから今のうちに、と連れて行きました(子どもはデザートやおまけに惹かれるんですよねえ)。
久々のお店で、メニューを見てびっくりしました。
以前は産地表示など無く、どうせみんな輸入の冷凍品・・・とタカをくくっていたのが、
「福岡産生アジ」「鹿児島産うなぎ」「瀬戸内産生シラス」・・・・国産のオンパレードです。しかもすべて「今のところ安全だと思われている海域」。
ゲゲゲの鬼太郎よろしく髪の毛がピン!と逆立ってしまいました。
子どもにはさりげなく、無難と思われる輸入サーモンや甘エビ、県産まぐろに誘導して回避しましたが
大量の流通を扱うチェーン店。そのトレーサビリティ、あなたはどこまで信用されますか・・・?
どうか皆さん、ご用心ください。
安全を見抜く眼力が、必須の時代になりました。
この機会に、原材料表示をチェックする習慣をお持ちになられることをお勧めします。
たくさんの添加物が並んでいたりして、時たまギョッとしますよ、結構スリリングで楽しめます。
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