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原発の町 匿名の“巨額寄付”とは
http://www.mbs.jp/voice/special/201107/13_713.shtml
http://www.youtube.com/watch?v=bWSNPevLmFY
ある自治体の決算書。
その中に12億3000万円というひときわ巨額のお金があります。
実はこれ、全額寄付金、それも匿名の寄付なんです。
一体誰がなんのために…
調べていくと背景には原子力発電所の存在が浮かび上がってきました。
3基の原発が立ち並ぶ福井県美浜町。
この町には国からの交付金や電力会社からの税金のほかにも、
巨額の「寄付金」がもたらされてきたという。
役場で町の予算と決算の資料を調べた。
「これですね、平成19年度の資料なんですが、当初の予算では1万円で
補正もされていないんですが、決算段階では10億円に跳ね上がっています」
2007年度は10億2000万円。
2006年度は12億3000万円。
町の収入総額は毎年80億円前後なので、
その年は収入の1割以上が寄付金だったということになる。
しかしこの寄付、これだけ町の財政に大きな影響を与える額にもかかわらず、
誰からのものか記されていない『匿名』の寄付なのだ。
調査をすすめると、この寄付には不可解なところがあることがわかってきた。
寄付は、ある特定の期間に集中して行われていたのだ。
それは…「出納整理期間」。
4月から5月の地方自治体が年度ごとの会計を事務処理する期間で、
この期間内の入金は決算書だけに記載されることになる。
つまり、この巨額の寄付は議会では事前に審議されず
議員らは決算書で初めて目にすることになるのだ。
これでは、議会で使い道などについてチェックできないのではないか。
町長にただすと…
<美浜町 山口治太郎町長>
「決算書自体は審議にかけてますから。数字自体は明確になってくるんですよ」
(Q.問題はない?)
「問題はないですね」
しかし地方行政の専門家はこうした期間のカネのやりとりについて疑問を呈す。
<関西学院大学経済学部 林宜嗣教授>
「いきなり決算の中でドンと出てくるから、どうしても説明責任が軽くなる。
うがった見方をすれば出納整理期間中に寄付を求めることがあったとすれば、
説明責任を希薄にするテクニックという具合に考えられても仕方がない部分がある」
さらに匿名でのカネのやりとりは、住民の不信感を招きかねないと指摘する。
<関西学院大学経済学部 林宜嗣教授>
「匿名にするということになってくるとですね、なにかこう舞台裏で、密室で
そういうやりとりをしているという印象をどうしても持ってしまうんですね。
情報をもっとオープンにするということが、まず出発点でしょうね」
原発のあり方を問われる今、岐路に立たされる原発立地自治体。
もし電力会社と町との間に不透明な金の流れがあるとすれば、
住民の疑心を招きかねないことになる。
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