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〜首相官邸災害対策ページ〜チェルノブイリ事故との比較から読み解く福島原発事故の被害想定。
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/291.html
投稿者 LiLi Line 日時 2011 年 7 月 14 日 05:53:24: sZpX23kj/UElA
 

http://www.kantei.go.jp/saigai/senmonka_g3.html


チェルノブイリ事故との比較(平成23年4月15日)


チェルノブイリ事故の健康に対する影響は、20年目にWHO, IAEAなど8つの国際機関と被害を受けた3共和国が合同で発表(注1)し、25年目の今年は国連科学委員会がまとめを発表(注2)した。これらの国際機関の発表と東電福島原発事故を比較する。


原発内で被ばくした方
*チェルノブイリでは、134名の急性放射線障害が確認され、3週間以内に28名が亡くなっている。その後現在までに19名が亡くなっているが、放射線被ばくとの関係は認められない。
*福島では、原発作業者に急性放射線障害はゼロ(注3)。


事故後、清掃作業に従事した方
*チェルノブイリでは、24万人の被ばく線量は平均100ミリシーベルトで、健康に影響はなかった。
*福島では、この部分はまだ該当者なし。


周辺住民
*チェルノブイリでは、高線量汚染地の27万人は50ミリシーベルト以上、低線量汚染地の500万人は10〜20ミリシーベルトの被ばく線量と計算されているが、健康には影響は認められない。例外は小児の甲状腺がんで、汚染された牛乳を無制限に飲用した子供の中で6000人が手術を受け、現在までに15名が亡くなっている。福島の牛乳に関しては、暫定基準300(乳児は100)ベクレル/キログラムを守って、100ベクレル/キログラムを超える牛乳は流通していないので、問題ない。

*福島の周辺住民の現在の被ばく線量は、20ミリシーベルト以下になっているので、放射線の影響は起こらない。

一般論としてIAEAは、「レベル7の放射能漏出があると、広範囲で確率的影響(発がん)のリスクが高まり、確定的影響(身体的障害)も起こり得る」としているが、各論を具体的に検証してみると、上記の通りで福島とチェルノブイリの差異は明らかである。

長瀧 重信 長崎大学名誉教授
    (元(財)放射線影響研究所理事長、国際被ばく医療協会名誉会長)
佐々木 康人 (社)日本アイソトープ協会 常務理事
     (前 放射線医学総合研究所 理事長)


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原典は以下の通り。
[注1]. Health effect of the Chernobyl accident : an overview Fact sheet303 April 2006 (2006年公表)
http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs303/en/index.html


[注2]. United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation, SOURCES AND EFFECTS OF IONIZING RADIATION UNSCEAR 2008 Report: Sources, Report to the General Assembly Scientific Annexes VOLUMEU Scientific Annex D HEALTH EFFECTS DUE TO RADIATION FROM THE CHERNOBYL ACCIDENT Z. GENERAL CONCLUSIONS (2008年原題/2011年公表) P64〜
http://www.unscear.org/docs/reports/2008/11-80076_Report_2008_Annex_D.pdf


[注3]. (独)放射線医学総合研究所プレスリリース「3月24日に被ばくした作業員が経過観察で放医研を受診」2011.4.11
http://www.nirs.go.jp/data/pdf/110411.pdf


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(コメント)
政府は常に過小評価とされてきた過去のデータばかり取り上げているが、
25年経ったチェルノブイリでさえ28人〜100万人とその被害者の数は定かではない…
だが、この文章や今までの流れを見ると25年後に語られる福島の被害者数も
きっと同じく過小評価されるに違いない…
これ以上出ないのだ、と決め込んでいるようにも伺える文章である…

http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/186.html(放射能を恐れすぎるな、フクシマの危機は過ぎた。  アルチュニャン博士 (BLOGOS))からも同じ事が感じられる。

原発事故との因果関係は認められないと言うのは簡単だろう、
原発事故が原因で何人自殺者が出ようと理由をつけて直接的な関係は無いと言う事も可能だろう…

だが、そういう事をこれ以上歴史の闇に葬ってはならない…
100万人(ぶらぶら病など病気とは認められないので、影響だけで考えるとこの数字にも収まらないだろう…)規模の実害を隠蔽させてはならない!

小出先生の言うこれは戦争である!という言葉もこうした事を考えるとまさにそういう事なのだろうと思う、一人ひとりが放射能による侵略を受けているという事実はもっと国民一人一人が意識しないと25年後は再び福島原発事故は過小評価されるだろう…
過小評価は必ずまた事故を繰り返す事になる。

http://www.youtube.com/watch?v=pUU0I74UNp0&feature=related
"死の灰"の放射線 世界初の確認

こうした研究にも大いに頑張って欲しい、事故との関連を見つけにくいという事も推進派が事故後に責任逃れをする強みの一つとなっている事は大きな問題である。

推進派が核の開発のほとんどの権限を持つ世の中ではまともな議論一つ出来ない、
推進派・反対派平等に権限を持たない限りまともな結果は生まれない…
核のゴミ捨て場も知らない、人間に対する影響も知らない、事故処理の方法さえ知らない…だけど推進したい…

余りにも無責任ではないか?

どうしても必要だというのなら、そういった事すべてをフォローするのが筋だろうと思う、その上で初めて必要かどうかの話に入れると言うものなのではないだろうか?  

 

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