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北海道、四国にまで出回っていた セシウム汚染牛 食い止めるのはムリだ
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2011/7/13 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「全頭検査」にも抜け穴、健康への影響は?
福島・南相馬市の農家が出荷した「セシウム汚染牛」問題で、日本中が大揺れだ。きのう(12日)は新たに、神奈川・藤沢市内の食肉業者が仕入れた肉から3240ベク
レルの放射性セシウムが検出された。その一部は県内や東京都内のレストランで消費されていたほか、同じ農家の牛の肉が大阪や愛知、高知、徳島、北海道にまで出回っていたことが分かった。
“汚染牛パニック”の拡大を防ぐべく、福島県は計画的避難区域を皮切りに「全頭検査」に乗り出す方針だが、本当に可能なのか。これまでの抽出検査と違い、全頭検査は手間も時間もケタ違いだ。何しろ、県内から出荷される肉牛は年間3万3000頭。それに対し、放射性物質の検出器は6台しかない。数を増やさなければ間に合わないが、そう簡単な話ではないのだ。県畜産課の担当者が説明する。
「検出器をあと4〜6台追加する予定ですが、1台につき3000万円近くかかります。すぐに調達できる機器でもないため、導入にはしばらく時間がかかるでしょう。検出器を扱う技師の研修も行う必要があります」
厚労省も「検査の充実には人、お金、時間がかかる。課題は多い」(監視安全課)との認識だ。
もっとも、全頭検査の対象は県内で食肉処理された肉牛のみ。成体のまま出荷され、県外で解体されるケースは従来と同じ抽出検査だ。「県外で処理される牛が多ければ、全頭検査の意味は薄まってしまう」(食肉業界関係者)という指摘も出ている。
気になるのは、汚染肉を食べてしまったときの安全性だ。厚労省は「健康に影響を及ぼすことはない」としているが、環境ジャーナリストの天笠啓祐氏はこう言う。
「肉だけの問題ではありません。放射性物質はほかの食品からも体に入って、蓄積されている可能性がある。トータルで考えなければいけないし、1キロ当たり500ベク
レルという肉の暫定規制値からして疑問です。これは原発事故後、出荷停止とする一応の線引きとして慌てて決めた数値であり、それ以下なら安全というものではない。被(ひ)曝(ばく)量は少ないに越したことはないのです。仮に、規制値ギリギリで出荷された肉や魚、野菜、お茶をとり続けていると、大変な被曝量になりますからね。とくに全身に広がるセシウム(半減期30年)は、生殖機能にも影響を及ぼし、遺伝子障害が出てくる可能性もある。政府はもっとハッキリと情報を公開しなければ、風評被害はますます広がりますよ」
菅政権は「安心」ばかり煽っていないで、食品の検査態勢を一から見直すべきだ。
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