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モー底なしの恐怖“セシウム牛モツ”は追跡できない!
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110713/dms1107131233006-n1.htm
2011.07.13 夕刊フジ
福島県南相馬市の農家が出荷した肉用牛から放射性セシウムが検出された問題で、内臓系部位の流通ルートの追跡が困難なことが分かった。精肉の流通先は、11都道府県に上ることが判明したが、あくまで枝肉に加工された部位。セシウム牛問題は底なしの様相を呈してきた。
この農家は、放射性セシウムが検出された11頭の肉用牛と同じ飼料を与えていた6頭を5〜6月に出荷。1頭は6月上旬〜下旬、東京都中央卸売市場などで処理され、東京をはじめ横浜、川崎、静岡の3市、愛媛県の計9業者に流通。北海道、東京、神奈川、静岡、愛知、徳島、高知の小売業者や飲食店へと流れ、一部が消費された。
2頭は6月末と7月初めに東京と大阪の2業者に販売されたが、一般には出回っていない。東京都は、全6頭の「個体識別番号」を公表し、残る3頭分の流通経路の解明を進めている。
この番号はBSE(牛海綿状脳症)問題を受け、牛肉トレーサビリティー法に基づき牛1頭ごとに割り当てられた10桁の番号で、パッケージのシールなどに記載され、専用サイトでも確認できる。
だが、これで追跡調査できないのが、レバー(肝臓)やタン(舌)、ハツ(心臓)、ハラミ(横隔膜の一部)、ミノ(第一胃袋)、センマイ(第三胃袋)などの「畜産副生物」。「モツ」や「ホルモン」の愛称で親しまれる内臓系の部位だ。都中央卸売市場管理部がこう説明する。
「食肉処理の過程で枝肉と同時に生産される畜産副生物は、内臓専門の卸業者が買い取るのが一般的ですが、枝肉のような完璧な流通管理は行われていません。どの個体からどの部位を抽出したかなど、生産の過程があいまいになることが多く、トレーサビリティー(流通履歴)の確認は、事実上困難です」
畜産副生物の管理方法は食肉処理場によって、さまざまだが、ほぼすべての牛や豚から生産され、一定量を業者がまとめて買い取るケースが多い。問題の6頭からも生産されているが、「追跡調査はほぼ不可能」(都中央卸売市場管理部)という。
厚生労働省の委託で調査を行う東京都福祉保健局も、「(畜産副生物の追跡は)簡単ではないが、何らかの形で調査しないわけにはいかない」と話すのみで、事実上“お手上げ”状態だ。
精肉も含めて、セシウムに汚染された牛肉を摂取しても1年間、毎日200グラム食べ続けたとして、放射線量はCTスキャン1回分の4割ほど。健康に影響を与える可能性は限りなく低いとされるが、不安は収まりそうにない。
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