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20110712 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
http://youtu.be/T3A_VnkDiO4
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http://d.hatena.ne.jp/pinsuke/20110712/1310477287 から転載。
2011-07-12
小出裕章・たね蒔きジャーナル7月12日(牧村しのぶのブログ)
小出裕章・京都大学原子炉実験所助教による福島原発事故の解説
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」(月〜金曜)
12日放送分(64回)書き起こしをメールより転載させていただきます
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原発関係のニュース、菅総理が原発の国有化とか言っており、平野さん、この前までベトナムに原発売込みを図っていた人であり、延命のためのこと、菅総理は何も成し遂げていないというコメントがありました。
原発の利用率が38%と、1年前より29%低下し、これはスリーマイル事故以来32年ぶり、各地で定期検査に入り、原発利用率は低下します。
福島の汚染水浄化施設、また水漏れで、ホースのつなぎ目から水漏れであり、一昨日の水漏れの近くなのです。循環注水冷却は続けていると言うことです。
南相馬市の肉のセシウム問題、農水省、えさの管理の徹底を要請しました。3月19日に屋外のえさを与えないよう通達したのに、徹底されていなかったのです。全頭検査も検討されています。大阪府は残っていた肉を回収しました。
そして、小出先生のお話、食品の放射性物質の基準値で、牛肉で基準の7倍のセシウム、牛のえさに基準値の60倍のセシウムがあり、この「基準値」に科学的な客観性は、「全く意味なし」なのです。もともと間違いであり、放射線被曝はどんな意味でも危険で、微量でも危険であり、どこまで安全なのかと言う線を引くのはサイエンスでは出来ず、「社会的にどこまで我慢するかを決めるだけ」なのです。
基準値は3月17日に決めたもので、平野さん作為的なものと言い、日本の基準は飲料水ではウクライナより100倍緩いのです。野菜は7倍、肉は2.5倍緩く、メルトダウンした時期に、分かっていて決めたものであり、政府は状況を見て決めた、小出先生も、こういう基準で行くしかないとした、100倍が緩いかは不明だが、どうしようもない状況で決めた、ウクライナは2ベクレル/kg、日本はセシウム200ベクレル/kgであり、小出先生、3月11日で世界が変わってしまった、どうしようもない、日本で生きるには、こうしないと福島県がなくなるのです。ウクライナと同じ基準にすると、原発に近いところの産業が崩壊する、それを日本の国が恐れて、小出先生も日本が耐えられないという見解でした。
基準値を決めざるを得ず、ウクライナより緩いのはぜんぜん良くない、責任のない人を守らないといけないのです。世界の基準はないのです。放射線はどんな微量でも危険、どこまで受け入れるかは、自分たちで決めないといけないのです。しかし、福島周囲以外は危機感を持っておらず、3〜6月の放射線被曝、25%増加し、食事での被曝は今までなかった、これを受け入れるしかないのです。子供は減らさないといけない、制度を我々が選択しないといけないのです。
牛肉で専門家があちこちで喋っており、1日何g食べて、1年でどれだけになり、心配がないという人が多いのですが、「もしそう思われるなら、その人が食べてほしい」、東電の社員食堂、国会議員も汚染されたものを食べて欲しいのです。牛肉だけでなく、魚、野菜などたくさんあり、数値がどうのこうの以前に、放射能汚染物質を食べることがいけない、安全というなら、その人や国会議員、東電社員が食べるべきなのです。
ストロンチウムの規制値は今はなく、飲料水の基準はあるので、それを厳密に適用したらいいとの小出先生の見解でした。今の法令を守るべきであり、しかし、福島で取れるものは食べられない、そして、福島の農家などを守らないといけないのです。
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