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毎日新聞 7月12日(火)12時27分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110712-00000127-mailo-l02
東京電力福島第1原発の事故を受け、県は11日、県民に対し県内の原子力施設の安全対策などを報告する説明会をスタートさせた。初日は青森市と六ケ所村で開かれた。県民からは「福島が収束していないのになぜ安全なのか」「時間が足りない」「県の検証委員会の現状報告もないのに説明会をやる意味はないのでは」などと批判や疑問の声が続出した。
【山本佳孝、高橋真志】
青森市内のホテルでは午前9時に説明会が始まった。経済産業省原子力安全・保安院や県、東北電力ら5事業者の担当者が出席、県民ら約150人が参加した。約2時間40分のうち1時間20分が事業者らによる安全対策の説明で、休憩を挟んで質疑が1時間10分行われ、7人が質問したところで時間切れとなった。
安全対策の説明中、参加者の一人が「これまで起きたことは知っている。早く質問を始めないと時間がなくなる」と発言すると、会場から拍手が起きた。 質疑では、原子力施設の安全性に対する不安の声が相次いだ。参加者の一人は「一番の心配は放射能。福島第1原発の現状と今後は」と質問。別の参加者は福島原発の初動対応が遅れた理由を尋ねた。東電の担当者は「外部電源をなくし、通信ができなくなったため」と回答。保安院の担当者も「(通信機能停止により)自治体への連絡や住民への周知が困難となり、対応に苦慮した」と補足した。
また、説明会が平日の昼間に開催されることにも疑問の声が上がった。女性の参加者は「仕事を休まなければならない。平日の夜か土日にやるべきでは」と指摘。佐々木郁夫副知事は「意見を今後に生かしたい」と述べるにとどまった。
六ケ所村の会場には県民ら約140人が参加。「東通原発は防潮壁ができていない。福島の収束もしていない中でなぜ安全なのか」(七戸町男性)、「原発を徐々にやめていく考えは県にないのか」(横浜町女性)などと県や国に対し懐疑的な意見が相次いだ。
一方で「原子力発電がより安全に運転していくためにも事業者や県、国は事故が起こらない態勢を取ってほしい」(六ケ所村男性)との意見もあった。
青森市の説明会に参加した十和田市の主婦、新藤幸子さんは「子供の被ばくが心配で来たが、質疑の時間が短すぎてこれまでの説明と変わらなかった。検証委員会の結論を待たず開くのも県民をばかにしている」と不信感をあらわにした。
県民説明会は14日まで行われ、意見は東北電力東通原発などの再開に知事が同意を決める参考にするという。
7月12日朝刊
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