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「ストレス・テストと冷却装置」(RFIの記事より)
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/216.html
投稿者 無段活用 日時 2011 年 7 月 12 日 11:51:39: 2iUYbJALJ4TtU
 

(Japon : des tests de résistance nucléaire pour «rassurer» : RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110706-le-japon-va-tester-reacteurs-rassurer-japonais

日本−記事発表:2011年7月6日水曜日−最終更新:2011年7月6日水曜日

日本:「安心させる」のためのストレス・テスト

記者:RFI


津波から4ヶ月経った日本では、2011年7月5日火曜日、福島の放射能レベルが法定上限値の4倍を示したことがわかった。福島は、事故を起こした原発から60km離れている。今日、日本政府は、国内のすべての原子炉にストレス・テストを課すと発表し、国民を安心させようと試みた。しかし本当は、特に情報発信のあり方が問題だ。


報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル

この地震と津波に対する原発のストレス・テストは、経済産業大臣が命令するものだが、上辺だけの作業だ。

福島の事故が起きてから、日本の原発はリヒター・スケールで強度6.5の地震にしか耐えられないよう建設されていることを、日本人は知った。福島原発を襲った地震は強度9だ。日本の原発では、津波を防ぐ防潮堤に十分な高さがないことも、日本人は知っている。

経済産業大臣がこのテストを命令した目的は、何よりもまず、点検停止していた2基の原子炉の再開のために、南日本のある県知事を説得することにあった。福島以降、日本では電力が不足している。54基の原子炉のうち、使われているのはたった19基だ。

原子炉を擁する県の知事たちは、運転再開をためらっている。福島の事故の解決が進んでいないからだ。福島原発はまず地震で損傷し、その後、ただの津波であのようになったことも、知事たちは知っているのだ。

それ以降、日本人は原子炉の再起動に反対している。そのため、経済産業大臣が言う「可能ならば、一層の安心」を国民に与えようと、上辺だけの作業を行うのだ。

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(Le gouvernement japonais annonce la mise en place d’un système de refroidissement à Fukushima: RFI)
http://www.rfi.fr/asie-pacifique/20110709-le-gouvernement-japonais-annonce-mise-place-systeme-refroidissement-fukushim

日本/原子力−記事発表:2011年7月9日土曜日−最終更新:2011年7月9日土曜日

日本政府は、福島の冷却システムの設置を発表する

記者:RFI


日本では、事故を起こした福島原発に、原子炉を安定的に冷却するシステムが設置されたと、2011年7月9日土曜日、原発事故担当大臣が発表した。同原発は2011年3月11日の地震と津波により大きな損害を受けた。このように、日本政府にとっての明るいニュースは、事態のコントロールを取り戻すとの印象を与えている。

福島原発からの明るいニュースは滅多にない。日本の主要日刊経済紙・日本経済新聞に掲載された、土曜日午前の政府発表の要点は次の通りだ。3月11日の津波によって破壊され、歴史上最悪の原子力災害を引き起こした、原子炉の冷却システムが、新しいシステムに置き換えられ、現在、稼働状況は安定していると見られる。

津波が起きてからの数日間に、原子炉は持続的な冷却が必要だったにもかかわらず、それが不十分だったために、原子炉1〜3号機でメルトダウンが始まった。初期の段階では、この問題の対応に、ヘリコプターや海水の汲み上げなど、可能な限りの暫定的な措置がとられた。

しかし、状況は悪化を続け、そのため、冷却システムを作り直すために、発電所に溜まった水の除染プラントが設置された。 運営会社(東電のことと思われます:投稿者)によれば、冷却システムを作り直せば、メルトダウンの問題は解決するに違いない。政府にとっては、この段階を期して、原子炉を冷温停止させるための、事態のコントロールの回復が始まった。しかし、原子炉のメルトダウンはその間にも進み、汚染は続いている。


原子炉をめぐる論争は続く

菅直人首相は、国内のすべての原子炉にストレス・テストを課すとの決定について、謝意の表明を余儀なくされた。この発表は、停止していた原子炉の再開に賛成の意見を表明していた、国内の一部地域の地元当局に不意打ちを与えた。

報告:RFI東京駐在記者フレデリック・シャルル

菅直人首相は、54基の原子炉にストレス・テストを課すと決めたことで、混乱を与えたと非難された。根回しは誰にもなく、福島原発事故の直後、同首相の求めに応じて、国内の原子炉の安全性が既に検証されていたことも理解していなかった。その時点で、政府は国内にある54基の原子炉が安全であることを確認していた。

菅直人首相の決定は、南日本の玄海町長に不意打ちを与えた。前日、町長は政府の圧力を受け、点検停止中の2基の原子炉について、運転再開の認可を受け入れた。「菅直人首相のために、原子炉の運転再開についての私の決断が無駄になったとの印象を受け、強い怒りを感じている」と、町長は説明している。

菅直人氏がストレス・テストを命令したのは、国民を安心させるためだったが、皮肉にも逆の結果が現れた。世論調査で最低の支持率となっている菅直人首相が、権力を維持したいとの望みから解散総選挙を進めるために、80%の国民が脱原発に賛成しているという事実に賭けてみようとしているのでは、という疑いが一部から出ている。

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(投稿者から)

フランスRFIサイトに掲載された記事を2本、投稿いたします。誤訳があるかもしれません。ご容赦下さい。

記者は言葉を選んでいますが、言いたいことはひょっとして、「日本の原発は、国・業界による、国民に対する詐欺行為であり、今回のストレス・テストも騙しだ」ではないかと読めました。

「福島原発はまず地震で損傷し、その後、ただの津波であのようになったことも、知事たちは知っている」(Ils savent aussi que cette centrale de Fukushima a d’abord été abîmée par le séisme, ensuite seulement par le tsunami.)としておきましたが、これと、「3月11日の津波によって破壊され、歴史上最悪の原子力災害を引き起こした、原子炉の冷却システムが…」(Le système de refroidissement des réacteurs, qui avait été détruit par le tsunami du 11 mars dernier et qui a provoqué la pire catastrophe nucléaire de l'histoire, ...)という政府見解の違いに着目しています。

「原子炉は地震に耐えた。悪いのは津波だ」と、政府・東電はしきりに宣伝し、先月のIAEAの報告でも、その見解がとられていましたが、それが嘘だったと日本人は気づき始めている、と読めるからです。実際に、原子炉の配管は地震で既に壊れていたと指摘し、政府・東電を否定する見解はよく目にします。

ただ、この問題は難しいようです。

6月28日、フランス科学アカデミーが「日本との連帯」とのタイトルで報告を行い、その中で原発事故の評価を行っています。私は一部しか読んでいないのですが、そのpdfファイルの5枚目に次のような記述があります。

「それでも、2011年3月11日14時46分の地震は、マグニチュード9という、福島原発の原子炉の設計において、持ちこたえる限界を超えていたにもかかわらず、津波が引き続いて起きなければ、環境や健康に重大な損害を与える結果にはなっていなかったように思われると言える。格納容器の減圧弁と非常用排気口をつなぐ配管が、地震によって損傷した可能性がある。おそらく、この損傷のために、原子炉建屋内で水素爆発が起こり、さらに、使用済み燃料保管プールに危険が生じ、さらに、冷却が停止した。この分析はまだ不確実で、原子炉の状況についての、さらに詳細な調査にかかっている。これには相当の時間を要するだろう。」

(Neanmoins on peut dire que, vraisemblablement, le séisme du 11 mars 2011 à 14h 46, malgré sa magnitude 9, supérieure aux limites retenues pour la conception des réacteurs de la centrale de Fukushima, n’aurait pas eu de conséquences très dommageables pour l’environnement ou la santé, s’il n’avait été suivi du tsunami.Il est possible que les tuyauteries reliant les vannes de dépressurisation des enceintes de confinement aux cheminées d’évacuation dans l’atmosphère aient pu être endommagées par le séisme. C’est peut-être cet endommagement qui a conduit aux explosions d’hydrogène dans les bâtiments réacteurs et donc à mettre en danger les piscines d’entreposage de combustible usé, par ailleurs non refroidies. L’analyse est encore incertaine et elle dépend d’investigations plus approfondies de l’état des réacteurs qui nécessiteront beaucoup de temps. )

(Rapport du sous-groupe Nucléaire "L'accident majeur de Fukushima Dai-Ichi": Académie des sciences)
http://www.academie-sciences.fr/activite/rapport/rads_nucleaire.pdf

(Rapport d'étape du groupe de travail de l'Académie des sciences "Solidarité Japon": Académie des sciences)
http://www.academie-sciences.fr/activite/rapport/rads0611.htm

 

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