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燃料取り出しだけで年単位=冠水など技術的難題山積み−廃炉への作業で東電幹部 (時事通信) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/128.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 7 月 09 日 21:52:30: igsppGRN/E9PQ
 

燃料取り出しだけで年単位=冠水など技術的難題山積み−廃炉への作業で東電幹部
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2011070900353

 福島第1原発の廃炉に向けた中長期的な作業について、東京電力の松本純一原子力・立地本部長代理は9日の記者会見で、原子炉内で溶融した燃料を取り出す作業だけでも「技術的に相当困難と予想され、年単位の時間がかかる」との見通しを示した。工程表通りに来年1月、1〜3号機原子炉の冷温停止を実現できたとしても、原子炉内に水を満たした上で上部を開け、溶融した燃料を機械で取り出すまでには新たな技術開発が必要になる事態も考えられるという。
 廃炉に向け、まず1〜4号機の原子炉建屋内のプールから使用済み燃料を搬出するには、プールのある作業フロアに大量に落ちているがれきを重機で撤去する必要がある。次に大破した建屋を覆う強固な「コンテナ」を建設し、天井にクレーンを装備したり、燃料交換機を復旧させたりした上で、輸送用の容器(キャスク)に燃料を入れて搬出する。
 原子炉については、溶融した燃料から放出される強い放射線を水で遮蔽(しゃへい)しないと作業できず、圧力容器を水で満たす必要がある。その上で配管から特殊なカメラを入れ、溶融燃料の状態や圧力容器の損傷状況を把握した上で、圧力容器の上部を開け、遠隔操作の機械で燃料を取り出す。
 しかし、圧力容器やその外側の格納容器は配管貫通部などが損傷し、水漏れしているため、「冠水(水棺)」による代替循環冷却を断念した経緯がある。損傷部位の修理は無理と考えられ、汚染水の発生量を抑えながら、漏れる量よりも多く水を強制的に注入し、水位を維持しなければならない可能性が高いという。(2011/07/09-21:08)

       ◇

廃炉に向けた工程表案明らかに
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110709/k10014094971000.html
7月9日 12時13分 NHK

東京電力福島第一原子力発電所の廃炉に向け、国の原子力委員会や東京電力などが検討している、中長期的な工程表の案をNHKが入手しました。この案では、廃炉に向けて最も重要となる溶け落ちた核燃料を取り出す作業を開始する時期の仮の目標を10年後に定めるとともに、最終的に原子炉建屋を解体し撤去するまでには、数十年に及ぶ作業が必要だという見方を示しています。

この工程表の案は先週、国の原子力委員会や原子力安全・保安院などの国の関係者のほか、東京電力や原子炉のメーカーなど、原発事故に対応する関係機関が一堂に集まった会議で示されたものです。それによりますと、廃炉に向けての作業は、まず1号機から4号機の使用済み燃料プールに保管されている核燃料の取り出しを3年後の2014年度の初めに開始し、2016年度の末以降順次各号機で終えたいとしています。最も重要となる溶け落ちた核燃料を取り出す作業については、10年後の2021年度から開始することを仮の目標とし、必要な技術開発を進めていくとしています。この目標は、アメリカのスリーマイル島原発事故の処理でかかった時間などを参考に決めたとされています。しかし、福島第一原発の場合、スリーマイル島原発とは違い格納容器が損傷しているため、作業を進めるには、格納容器を補修し水で満たせるかどうかなどが重要なポイントになるとしています。最終的に原子炉建屋を解体し撤去するのは、これらの核燃料を取り出す作業を終えたあとのことで、工程表の案では、「数十年オーダーの長期に及ぶことが想定される」として、廃炉には長期間の作業が必要だという見方を示しています。福島第一原発の事故の収束に向けた来年1月ごろまでの短期的な工程表はすでに公表されていますが、廃炉に向けた中長期的な工程表の案が明らかになったのはこれが初めてです。国や東京電力などは、この案を基に廃炉に向けた工程の検討をさらに進めることにしています。福島第一原発の廃炉を巡っては、細野原発事故担当大臣が、原子炉を安定冷却させるめどとしている今月中旬には、廃炉までを見通した中長期的な道筋を示したいという考えを明らかにしていました。

国や東京電力などが検討している中長期の工程表の案が明らかになったことについて、福島県大熊町の渡辺利綱町長は「廃炉に向けての作業は正直、ずいぶん時間がかかると思いました。それはそれとして受け止めて、町の復興計画とも絡んでくるので、今の時点では一日も早く原子力災害の早期収束に向けて、全力を傾注して復興計画をきちんと進めていきたい。また廃炉に向けての作業が長くかかることを悲観的に考える町民もいると思いますが、町民の皆さんが一日も早く帰れるようないろいろな政策をつくって、引き続き、国などにも放射能汚染に対する取り組みの要望をしていきたいと考えています」と話していました。

       ◇

“10年で燃料取り出しは可能”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110709/t10014101441000.html
7月9日 21時28分 NHK

今回明らかになった工程表について、原子力発電所の廃炉に詳しい東京大学大学院の岡本孝司教授は「スリーマイル島原発事故では溶けた燃料は一部で、すべて原子炉の中に残っていたが、燃料の取り出しには10年かかった。今回は原子炉や格納容器が壊れて燃料が漏れ出しているとされ、スリーマイルよりは10倍、20倍難しい問題だ。しかし、スリーマイルの経験を生かしながら進めれば、10年というスケジュールは可能ではないか」と話しています。

そのうえで、今後の課題として「使用済み燃料プールは比較的損傷は少ないと思うが、一部の燃料は壊れて取り出せなくなっている可能性があり、容器を切り出しながら進めなければいけない。さらに、もし原子炉に水が張れない場合は、非常に高い放射線量の中でも作業できる遠隔操作ロボットの開発が必要になる。いずれにしても世界がこれまで経験したことのない状況で、国際的な英知を結集して当たらなければならない」と指摘しました。また、廃炉までさらに数十年かかるとされていることが住民の避難などに与える影響については、「現在の工程表でステップ2の目標とされる、放射性物質の放出が管理された状態になれば、20キロ以内でもかなりの方々が帰ることができると思う。それでも、燃料があるうちは僅かでも危険性は残っているので、東京電力は住民の不安を和らげるためにも、どれだけの危険性があるのか詳しく説明することが求められる」と話しています。
 

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コメント
 
01. 2011年7月09日 22:34:08: PacvjesIyA
帰れないでしょう。
堆積している放射線と、内部被爆をわざと無視した発言を、ポリネシアンはしている。

02. 2011年7月09日 23:12:20: tUmLmmqu0Y
>10年というスケジュールは可能
馬鹿すぎる
地下に潜る燃料を取り出す事など不可能だ
御用学者など消えろ

03. 2011年7月09日 23:13:50: EJniQ3GxYY
原発事故に対応する関係機関が一堂に集まった会議の参加者の誰でも良いから、今、核燃料がどこにあるのか教えてください。
圧力容器の中?
格納容器の中?
建屋のコンクリートの中?
基礎の土の中?
誰も、見たことが無いのに、いつもの想定で中長期的な工程表を作ったのですか。
空想科学小説なのか。


04. 2011年7月09日 23:20:43: E2YReWLDxc
地下に潜った核燃料は、処理できない。
事故処理などできない。福島原発から半径100kmは、永遠に立ち入り禁止だ。
地下水に漏れ出した、プルトニウムやウランは、徐々に広がっていくので、10年度は、半径200kmが立ち入り禁止だ。いずれ首都圏もなくなる。

05. 2011年7月09日 23:32:41: 8U98kswT52
まあ、アメリカの都合ってのが
もう一つ大きな理由としてあるんだよね
アメリカが本気で災害の収束を望めば
日本側もしゃかりきになって作業やるだろうが
アメリカが日本再占領を続けたいから
少し収束を遅らせろと指示すれば
そのようにするんだろう

ま、詳しい事は首相官邸のこの歳でもうインポのデイヴィッド・B・ウォーラー君に
尋ねるのがよかろう


06. 2011年7月09日 23:37:16: SKHYMuIXRU
うすうす皆が思っていたことを、ようやく認めたということかな。
半径30キロ、20万人超の避難が終わるのが年単位どころか十年単位だという現実を。

当然、仕事を奪われた人に対しては、その間、交通事故同様の休業補償が必要になる。さらに、この地域の地主、家主には、地代、家賃の補償が必要になる。
対象者が20万人、十年単位となれば、戦争に匹敵するような巨額の賠償額に
なるのではないだろうか。東電単体で払えないことは明白だから、結局残りは
すべて税負担なわけだ。

さらに、格納容器等の遮蔽物が破壊されて、当初の設計が破綻した状況下で、
核燃料の回収作業を年単位で継続しなければならない。その回収作業中に、
同様の地震・津波が起こったら、回収中の燃料棒のさらなる破壊と、放射性
物質の拡散・散逸が避けられないだろう。

スリーマイルやチェルノブイリの収拾は、地震も津波もありえない環境下だった。
それを地震・津波が再来しうる条件下でやれるのかが難題ではないだろうか。
スリーマイルやチェルノブイリの経験は生かしてほしいが、
スリーマイルやチェルノブイリには、地震も津波もなかったのである。


07. 2011年7月10日 00:54:16: q8iNdiuJVo
>地下に潜った核燃料は、処理できない。

これは、するどい指摘だと思います。
少なくとも、この見通しが立たない限り、工程は立ちません。東電の言ってることは、あいかわらず楽観的な予測です。

>いずれ首都圏もなくなる。

これも鋭い指摘です。
長期的に見れば、住民の危機意識が高く、自衛隊の除染部隊が活動する福島・宮城・岩手より、人口が集中し、毒の最大の消費地でもあり、また危機意識の低い東京が、もっとも放射線による被害が出ることは、チェルノブイリ事故の例を出すまでもなく、想像できることだと思います。

東京は首都ではなくなります。
浄水場・下水処理場、焼却場から出た核ゴミのための核廃棄物保管用建屋が、東北・関東の至る所に乱立し、京浜・京葉・鹿島・常磐・関東内陸といった工業地域も、やがては衰退し、替わって、核ゴミ処理プラントが占める割合いが、大幅に増えます。


08. 2011年7月10日 03:06:43: FVKZYAmBL6
東電が年単位というなら
実際は世紀単位なんだろう

09. 2011年7月10日 03:10:55: FVKZYAmBL6
NHKはこの期に及んで御用の楽観論を蛇足するのか
いい加減訴えるか

10. 2011年7月10日 06:02:54: oWbillhalg
原子炉内の燃料は、3月中にとっくにもぬけの殻だということをこの期に及んでまだ隠し続ける気か?松本。

1〜3号機とも、燃料は今頃地球の中か基礎底面近くのコンクリート製深井戸の底だ。原子炉などお目出度い場所ではない。そんな場所から本気で取り出せるとでも思ってるのか?松本。

各号機の事故の経緯と東電のデータ矛盾だらけで希望、願望オンパレードのデタラメ会見(とくに5月12日〜16日にかけての会見は、メルトダウンの物理的推移とその時系列を詳細に吟味すれば、会見は矛盾だらけで東電のウソは決定的だ)をつぶさに見ている者なら誰でも、燃料は3月中にとっくにもぬけの殻だということくらい断定出来る。

真顔で、原子炉から燃料を取り出すなどと下手なジョークは寝言で言え。

事故以来常に現実から目を逸らしたこういう連中だから、にっちもさっっちも行かなくなってから白旗を揚げ、燃料の傍若無人振りを指をくわえて見ているだけになるのだ。


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