http://www.asyura2.com/11/genpatu14/msg/109.html
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狂言の舞台には、ちょっと間抜けな「すっぱ」(騙(かた)り者)が登場して笑いを誘う。「六地蔵(ろくじぞう)」も、そんな演目のひとつだ▼持仏堂に安置する6体の地蔵像を求めて地方から上京した田舎者(でんじゃもの)に、すっぱが「自分は仏師だ」と偽って近づき、代金をせしめようとする。仲間を誘い、地蔵になりすまそうとするが集まったのは2人だけ▼田舎者には「地蔵は3体ずつ別々にある」と苦しい説明をして、すっぱは地蔵に化けたり仏師に戻ったり−。まるでドリフターズの笑劇のようなドタバタを繰り広げる▼電力会社が、「原発は安全」という「民意」を騙るとは。玄海原発(佐賀県)の再稼働問題に関する県民説明会で、九州電力は、子会社の社員らに一般市民を装って稼働を支持する電子メールを送るよう働きかけていた▼発信元がばれたら困ると思ったのだろう。「やらせメール」の依頼文には、ご丁寧にも<是非、ご自宅等のPC(パソコン)からのアクセスを御願い致します>と注意書きが。そういえば、中世のすっぱも、ばれないように「地蔵は自分と同じ身の丈だ」と言い繕っていた▼菅直人首相は、全国の原発を対象に重大事故に耐えられるかどうかを評価する「ストレステスト」を行うといった。ならば同時に、原発を運転する電力会社に隠蔽(いんぺい)や騙(だま)しの体質が巣くっていないか調べる「組織病理検査」も、ぜひ実施していただきたい。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/304227.html
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