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万年単位で核廃棄物管理をしなければならない原発事業は、やってはいけないものだ
http://31634308.at.webry.info/201107/article_9.html
2011/07/08 23:06 かっちの言い分
九州電力の「やらせメール」は、これだけの大事故が起きたのに何らその体質が変わっていない、日本国内の地域独占会社の恐れを知らぬ蛮行である。これが、少しでも世界、もしくは国内において、自由競争にさらされている会社がこのようなことをやったのなら、いっぺんに信用が失墜し、競合他社にあっという間にマーケットを取られてしまう。かつて、北海道の有名ブランドだった雪印乳業が2000年6月に乳製品で食中毒が発生、その後の対応及び子会社の食肉偽装事件が絡み、同社グループは解体に至った。
本来、こんな「やらせメール」などが発覚しただけで、その企業はおしまいであるが、東電といい九電といい、その経営陣の企業コンプライアンスは地に堕ちている。この子会社へのやらせを指示した者は、当初課長クラスと報道され、時間が経つほどランクが上がり、部長クラス、今は副社長となっている。子会社4社への指示が一課長で出来る訳がない。況や部長クラスをやである。
丁度、このやらせメールについての、九州電力の真部利応社長の謝罪会見を見た。記者の質問に、「誰が指示したかはノーコメントだが、その責任は社長にある」と述べていた。しかし、社長が指示した訳ではないですね?と問われて、最初は、それもノーコメントと述べていた。その時小さいメモが社長に渡され、それを読んだ後で、急に社長が、ノーコメントを取り下げ、少なくとも自分ではないと言い換えた。この天の声は、弁護士もしくはもう少し上のランクからの指示であろう。副社長が指示したというのなら、社長と相談していない訳がない。社長が指示したのと同等である。
7月2日に『田中康夫のにっぽんサイコー!〜 竹田恒泰が語る「原発はいらない!」』を見た。この竹田氏の話は、中々説得性のある話が多かった。その中で、心を打ったのは、原発に関わっている従業員は、正社員が2割程度で8割近くは関連会社もしくは、尼崎などのような地区からの労働者が携わっているという。その大部分の従業員は、所謂「雑巾がけ」というもっとも危険な作業を行い、その後に正社員が作業を行うという。このような作業を行わないと、成立しない事業というのは、会社ではない。
また、竹田氏は、会社として親子3代程度で責任が取れるような事業でないと、やってはいけないと述べた。これが特に心を打った。つまり、原発という事業を行うと核廃棄物が発生し、廃炉にもなり、核廃棄物の管理はこれから1万年、2万年掛かる。有史以来、高々3000年である。それが、1万年も管理しなければならないということは、電力会社自体が残っているかもわからない。その会社が管理出来るスパンは長くて100年で、それ以上の訳の分からない、責任がとれないような事業は、そもそもやってはいけないものである。子孫に、どこの馬の骨が作ったかわからない核廃棄物を残していけないのだ。
この問題に視点を置けば、そもそも原発事業は人類(子孫)の敵であり、パンドラの箱を開けてはいけないものであることがわかる。
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