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(回答先: 京大原子炉・小出「やらせメールはいつものこと、3号機水素爆発の可能性も残る」6月1日たねまきジャーナル 投稿者 ジャック・どんどん 日時 2011 年 7 月 07 日 22:42:03)
http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-July/010472.html
みなさまへ (BCCにて)松元
小出先生の「たね蒔きジャーナル」7月7日分の転送です。
やらせメール問題は、むかしからよくあったと小出先生。
また、膨大な核分裂生成物の処理に何万年もかかるというのに、帝国大学の原子力工学もなくなり、学生の原子力離れを憂いておりました。
●「小出裕章非公式まとめ」に生の声がアップされています。
http://hiroakikoide.wordpress.com/
* 上記サイトにまだ7月7日分はアップされていないので音声をYouTubeから直接貼り付け ↓
20110707 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章
=====以下転送=====
永岡です、毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は木曜日で千葉猛さんの司会、毎日新聞論説委員の落合博さんの解説で放送されました。やっとタイガースがドラコンズに一矢報いて、久々に爽快な気分で聞きました(野球に興味のない方すみません)。
原発のニュース、玄海原発の再稼動、岸本町長は再開同意を撤回しました。理由は二つで、ストレステストと、やらせメール問題で、ストレステストは、再開同意後に政府が言ったことで、検査はもっと早くやれ、菅総理は信用できないと言うことです。一般製品と異なり、数がないので実際に負荷をかけて出来ず、コンピューターシミュレーションでの信頼性への疑問があるのです。枝野氏、結果次第では運転中の原発も止めると言っています。古川佐賀知事も、原発再会を当面見送ると言うことです。海江田大臣、再開要請の後でストレステストであり、自らの進退に言及しています。誰が何を決定しているのか、分からないのです。
やらせメール問題、経産省の住民説明会で九電社員が再開メールを子会社に依頼したこと、九電との信頼関係が破壊されたということで、九電も社内調査です。
定期検査停止中の玄海原発、再開停止の仮処分を住民が求めました。電源喪失のことを想定していないということであり、メルトダウンを防げないと言うことです。
山口、上関原発埋め立ての免許を発行していません。
愛媛県、伊方再稼動で、議会に対して保安院黒木氏視が再稼動問題なしと言いました。ストレステストに質問が集中したのに、これを実施しないと安全が確認できないのではないと言うのです、ムチャクチャです。
そして、小出先生のお話、玄海原発のやらせメール問題、「相変わらず」、昔からよくあったことなのです。内部から話を聞いて、推進側は昔からやっていたのです、慣習、ありふれた出来事で、なぜ今問題になるのかと言うことなのです。しかし、福島事故のためこそ、やらせをやらないといけないとの小出先生の見解なのです。
また、鹿児島議会、一度否定しつつ、国会で追及されてうそをつけなくなったので、この結果であり、こういうことはよくあったと言うことなのです。原発再稼動を撤回したのですが、法的に地元の理解は不要なのです。地元がお金が欲しいから誘致した、地元がウンと言わないと再稼動できない、地元を困窮させて金で飲ませたのに、それもできなくなったのです。また、周辺自治体は交付金なしで、事故があれば交付金なしのところも大変なことになり、反対せざるを得なくなったということなのです。
これまで、地元は金で了解してきた、地元の了解を法的に決めても出来たのですが、地元だけでなく、電気の消費地まで了解を得ないといけないとのことなのです。
そして、福島事故、3号機に窒素を入れる配管でトラブルであり、3号機、水素爆発の可能性、東電が捨てきれないと思っている模様です。メルトダウン他は全く進んでおらず、原子炉内のことが東電すらわからない困難があり、1号機はメルトダウンを認めつつ、しかし、メルトダウンなら水素爆発はない、しかし、2,3号機の模様が分からず、あらゆる可能性を考えて対処しないといけないのです、大変な困難です。
3号機、プルトニウムがあり、これが爆発したら、プルトニウムは人類最悪の猛毒であり、これを燃料にするのがいけない、ところが、原子炉を動かすと膨大な核分裂生成物を産み、それと比べて、MOXによるプルトニウムの危険性はまだ小さいのです。もっと大きな問題があるのです。
これから何十年原子力の知識が要るのに、学生の原子力離れがあり、60〜70年前は大日本帝国、帝国大学が7つあり、60年代に原子力工学科ができたのです。その頃は原子力が夢のエネルギーと思っていた、小出先生もそうである、しかし、やってみたら夢は実現しないと、20年前から原子力工学科に学生が来なくなり、7つつの帝国大学から消えた、つまり、原子力に夢が持てなくなり、優秀な学生が来なくなり、文科省はお金をばらまいても来てくれないのです。しかし、膨大な核分裂生成物の処理は何万年かかる、原子力の専門家を残さないといけないのです。
やらせメールは昔からとの証言に愕然となりました。だんだん、絶望的なお話になりますが、今後も小出先生のお話をお伝えいたします。
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20110707 [1/2]たね蒔きジャーナル「なぜ復興に漁業特区が必要なのか
20110707 [2/2]たね蒔きジャーナル「なぜ復興に漁業特区が必要なのか」
今回のテーマは漁業特区。先月出された復興構想会議の提言では「民間の資金や知恵を活用すること」「地域によっては特区手法を活用」などと水産業特区について言及しています。また宮城県の村井嘉浩知事も「特区で民間企業の関心を集め、投資を呼び込む」と積極的だ。(松本"ドラゴン"前復興相も例の会談で「ちゃんとコンセンサス取れよ」と叱咤?していましたね)一方、地元の漁協は「利潤追求の場にすれば海は荒廃する」と強く抵抗しています。民間の活力か、漁業権の保護か、漁業の将来像を描くことは被災地の復興に欠かせない大きな問題です。京都府舞鶴市の漁師さんで漁業改革をめざす「日本経済調査協議会」のメンバーでもある田中康雄さんに「なぜ復興に漁業特区が必要なのか」そもそも素人には分かりにくい「漁業権」とは何なのかお話をうかがいます。
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