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東通原発:再開、検証委待たず説明開始 急ぐ県に疑問の声 /青森
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20110706ddlk02040054000c.html
毎日新聞 2011年7月6日 地方版
東京電力福島第1原発の事故を受け、県は5日、各種団体代表らを集めた「原子力政策懇話会」を開き、東北電力東通原発の運転再開に向けた説明をスタートさせた。8日に市町村長への説明会、11日からは県民説明会も行う。三村申吾知事が選挙公約で設置した専門家会議「県原子力安全対策検証委員会」の結論を待たずに説明を進める姿勢に、5日の定例会見では疑問の声が相次いだ。【山本佳孝、高橋真志】
県民説明会は事前登録不要で誰でも参加でき、14日の最終日は三村知事も出席予定。東北電や日本原燃など5事業者が各施設で実施している震災後の安全対策を説明し、質疑応答も行われる。市町村長への説明会と合わせて、三村知事が東通原発の運転再開容認の判断材料にするとの位置付けだ。
しかし、安全検証委はまだ、専門家の立場から対策の妥当性を検証中。このため、この日の会見では、説明会が検証結果を踏まえず開かれることに質問が集中した。
三村知事は「できるだけ速やかに(県民らの)意見をうかがう必要がある」と説明。難解な原子力問題を県民が考える上で検証委の結論が助けになるはずとの指摘には、「(検証委は)専門的知見から県に意見する位置付け」と述べ、検証委の報告先は県民でなく、県と県議会だと釈明した。
昨年夏、海外から返還される低レベル放射性廃棄物の受け入れの是非を巡る問題では、県民説明会は有識者検討会の結論後に開かれた。このことを指摘された三村知事は担当職員に補足説明を指示。職員は「当時は国の安全確認前に県として判断する必要があった。(国が確認済みの)今回とは違う」と答えた。
県が県民説明会などを急ぐ背景には、原発の運転停止などによる電力不足がある。東北電は8月のピーク電力需要を1300万〜1380万キロワット、猛暑なら最大1480万キロワットと想定。一方、供給力は1230万キロワットにとどまる。節電が不十分なら計画停電は避けられず、国も立地自治体に運転再開を要請する方針を示している。
三村知事は会見で「スケジュールありきで考えているわけではない」と強調したが、夏の電力需給逼迫(ひっぱく)に合わせ、再開容認への準備を急いでいるとの批判を招きそうだ。
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◆説明会日程◆
日時 開催場所
11日 9時 〜11時半 青森市・青森国際ホテル
14時 〜16時半 六ケ所村文化交流プラザスワニー
12日 9時 〜11時半 むつ市・プラザホテルむつ
14時半〜17時 八戸市・八戸グランドホテル
13日 9時半〜12時 五所川原市・プラザマリュウ五所川原
14時 〜16時半 弘前市・ホテルニューキャッスル
14日10時半〜12時 青森国際ホテル(質疑応答のみ)
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