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お金を生むトイレをつくって差し上げます。ついては私どもに、そのトイレを使わせてください−。そんな話を持ち込まれたら、あなたは、もっけの幸いと歓迎するだろうか。それとも「自分の用は自分の家で足すのがマナーでしょ」と不快に思うか▼どうも本気のようだ。日米が中心になってモンゴルに使用済み核燃料の処分場をつくる計画が浮上している。5月に毎日新聞が計画をスクープした際には正直、「まさかそんなことが…」と半信半疑だった▼が、先日本紙に載った共同通信の記事によると、毎日新聞などが報じた後も米原子力企業を子会社に持つ東芝の社長が、米政府高官に計画推進を求める書簡を送っていた▼強い毒性を持つ「核のごみ」の処分は原発保有国にとって最も厄介な問題だ。地中深く埋め、10万年単位ともいわれる気の遠くなる年月をかけて監視しなければならない。並の「トイレ」とは違うのだ▼モンゴルの大草原を「草洋(そうよう)」と呼ぶことがある。道なき草原を馬で駆けると、洋上を疾走している感覚になるという。初めて海を間近に見て、「懐かしい」という人もいるそうだ(野沢延行著「モンゴルの馬と遊牧民」原書房)▼原発とは無縁に暮らしてきた人の大地に、私たちの「排せつ物」を押しつけていいのか。たとえモンゴル政府が認めるとしても、それで「よかった」と胸をなで下ろす気にはなれない。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/fourseasons/303560.html
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