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【正しく恐れる放射線】柴田徳思氏「喫煙より小さいリスク」
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110701/scn11070122360003-n1.htm
2011.7.1 22:35 産経新聞
放射線を浴びてがんになる確率は、主に広島、長崎の原爆被爆者のデータから出ており、1千ミリシーベルト浴びると、がんになる確率が5・5%上がるといわれている。政府が定める計画的避難区域は、年間の放射線量を積算すると20ミリシーベルトに達する可能性がある地域。50年間住み続けた場合、被曝線量は1千ミリシーベルトとなり、がんのリスクは1年あたり0・11%の増加となる。
喫煙のリスクと比べるとどうか。非喫煙者のがんの危険度を1とすると、喫煙者の危険度は1・6倍に上がる。平均的な喫煙のリスクを放射線に換算すると、年間32ミリシーベルトとなる。つまり、年間20ミリシーベルトの地域に住んだとしても、リスクは喫煙より小さいといえる。
非常時の状況をリスクで理解し受容できるかどうかは、個人の判断に任せていいのではないか。子供が心配なので避難したいという人、家畜がいるので残りたいという人、両方の判断があっていいと思う。
また、汚染された土壌についても、土の廃棄量が少なくて済む処理方法を考える必要がある。現在、放射性セシウムは土壌表面に沈着しており、表面の数センチをはぎ取るのが理想的。ヒマワリを植えて吸収させるという話もあったようだが、深く根を張るので表面のセシウムは吸収できず、あまり意味がない。
はぎとった土は国が処分場所を定め、地下水への移行が少ないことを実験で確認した上で、至急処理すべきだ。
◇
■柴田徳思(しばた・とくし) 日本原子力研究開発機構客員研究員、東大名誉教授、総合研究大学院大名誉教授。専門は原子核物理、放射線計測、放射線防護。東大原子核研究所教授などを歴任。東京都出身、69歳。
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