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「放射線を正しく恐れる」講演会で国民の不安解消へ
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/666.html
投稿者 あややの夏 日時 2011 年 7 月 02 日 12:13:30: GkI4VuUIXLRAw
 

産経新聞 7月2日(土)7時55分配信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110702-00000103-san-soci

 東京電力福島第1原発事故の発生から4カ月近くがたつが、事態収束の見通しは立っていない。土壌や農水産物からの放射性物質の検出が続き、多くの人が健康被害に対する漠然とした不安を抱える中、日本学術会議(会長代行=唐木英明東大名誉教授)は1日、「放射線を正しく恐れる」をテーマに、低線量の放射線被曝(ひばく)による健康への影響や国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告などの国際基準について緊急講演会を行った。

 日本学術会議は昭和24年に設立された国の特別機関。約84万人の科学者を代表する会員210人が、政府に対する政策提言や世論啓発を行っている。

 緊急講演会は、放射性物質に関する情報があふれ、多くの国民の不安を解消するために開かれた。特に100ミリシーベルト以下の低線量被曝をめぐっては、発がんなどのリスクを示す科学的なデータがなく、専門家の間でも意見が分かれている。

 唐木氏は「放射線に対し、正しく恐れるのではなく、恐れすぎという風潮がかなりある。放射線のリスクはどの程度のものなのか、理解していただく必要がある」と話した。

 この日、講演したのは大分県立看護科学大の甲斐倫明教授(放射線保健)や日本アイソトープ協会の佐々木康人常務理事ら4人。

 会場からは「子供への(放射性物質の)影響はどの程度あるのか」といった質問が出され、講演者の一人は「10歳の場合、成人に比べ2〜3倍のリスク」と回答。「ICRPの国際基準には子供や妊婦への影響も盛り込まれている」などと説明していた。

 放射線の影響の中でも、低い放射線量を浴びた場合の発がんリスクについて考えたい。重要なのが被曝したときの年齢だ。発がんには長い時間がかかり、生活習慣などいろんな要因で引き起こされるからだ。被曝年齢が10歳だと、成人に比べて2〜3倍のリスクがある。

 年齢に加え、最も重要なのが浴びた放射線量だ。広島、長崎の原爆データでは横軸を線量、縦軸を発がんリスクとしてグラフ化すると、右肩上がりの直線型になる。つまり線量が高くなれば、発がんリスクは比例して高くなる。ただ低線量である100ミリシーベルト以下では、統計的に影響が出たというエビデンス(証拠)がないため、発がんリスクの判断は難しいというのが世界的な共通認識だ。

 このように100ミリシーベルト以下ではデータがないため、生物学的実験データなどから科学的な推論をするしかなく、いろんな理論が作られている。例えば、しきい値型理論。つまり線量が低くなると、ある時点でリスクがまったくなくなるというもの。また線量が低くなると、ある一定の時点から発がんリスクがなくなり逆に健康に効果があるというホルミシス型もある。

 低線量被曝では、ほかにも多くの理論があるが、科学的データが十分とはいえない。わが国を含め国際的に多く利用されているのは科学的データに基づく直線型理論。「何ミリシーベルトまで浴びていい」というのではなく、できるだけ線量は少なくすることが重要だ。

【プロフィル】甲斐倫明 かい・みちあき 大分県立看護科学大教授、国際放射線防護委員会(ICRP)委員。専門は放射線保健・防護、放射線リスク解析。医療被曝のリスク論など放射線防護の基本問題を研究。大分県出身、56歳。

 ICRPは国際放射線医学会(ICR)の委員会として1928年の設立当初、放射線を扱う医療従事者の安全を確保するために放射線防護に関する勧告を行った。しかし、科学技術の進歩や大気圏核実験による放射性物質の放出などを受け、公衆の被曝や医療被曝を含むすべての被曝を対象にした防護基準の策定にあたっている。

 最新のICRPの防護基準(2007年)は、3つの原則に基づいている。

 第1には、個人や社会の利益が被害を上回るときにだけ被曝が正当化されること。第2は、被害と利益の両方を勘案し、リスクの総和が最も小さくなるように防護活動を最適化すること。

 そして第3は、平時には個人の被曝線量に限度を設定すること。

 緊急時には、単に線量を低減することだけでなく、さまざまな要因を考慮し、できる限り、被曝線量を低くする必要がある。

 ICRPの07年勧告は、最適化の線量基準を(1)年間1ミリシーベルト以下(2)同1〜20ミリシーベルト(3)同20〜100ミリシーベルト−の3つの枠で示し、今回のような事故時では年間20〜100ミリシーベルトで対応するよう勧めている。これを受け、政府は年間累積放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れのある地域を計画的避難区域と定めた。

 今回の事故はまだ収束のめどが立っていない。しかし、各分野の専門家、行政が横断的に協力し、被災者代表も交え、汚染の事後処理にあたる必要がある。

【プロフィル】佐々木康人 ささき・やすひと 日本アイソトープ協会常務理事。専門は放射線医学、核医学。東大医学部放射線医学講座教授や国際放射線防護委員会(ICRP)主委員会委員などを歴任。東京都出身、74歳。

 放射線を浴びてがんになる確率は、主に広島、長崎の原爆被爆者のデータから出ており、1千ミリシーベルト浴びると、がんになる確率が5・5%上がるといわれている。政府が定める計画的避難区域は、年間の放射線量を積算すると20ミリシーベルトに達する可能性がある地域。50年間住み続けた場合、被曝線量は1千ミリシーベルトとなり、がんのリスクは1年あたり0・11%の増加となる。

 喫煙のリスクと比べるとどうか。非喫煙者のがんの危険度を1とすると、喫煙者の危険度は1・6倍に上がる。平均的な喫煙のリスクを放射線に換算すると、年間32ミリシーベルトとなる。つまり、年間20ミリシーベルトの地域に住んだとしても、リスクは喫煙より小さいといえる。

 非常時の状況をリスクで理解し受容できるかどうかは、個人の判断に任せていいのではないか。子供が心配なので避難したいという人、家畜がいるので残りたいという人、両方の判断があっていいと思う。

 また、汚染された土壌についても、土の廃棄量が少なくて済む処理方法を考える必要がある。現在、放射性セシウムは土壌表面に沈着しており、表面の数センチをはぎ取るのが理想的。ヒマワリを植えて吸収させるという話もあったようだが、深く根を張るので表面のセシウムは吸収できず、あまり意味がない。

 はぎとった土は国が処分場所を定め、地下水への移行が少ないことを実験で確認した上で、至急処理すべきだ。

【プロフィル】柴田徳思 しばた・とくし 日本原子力研究開発機構客員研究員、東大名誉教授、総合研究大学院大名誉教授。専門は原子核物理、放射線計測、放射線防護。東大原子核研究所教授などを歴任。東京都出身、69歳。

 過剰なストレスが健康を害する一方で、適量であれば好影響を与えるという「ホルミシス効果」がある。適度な運動やインフルエンザワクチンなどの予防接種もこの効果を用いて免疫力を向上させている。

 国連科学委員会が定める低線量(200ミリシーベルト未満)の放射線被曝についてもこの効果があるといえ、科学的に実証されつつある。

 マウスを用いた実験で、500ミリシーベルト(人体では200ミリシーベルトに相当)の放射線を1回照射した場合、細胞に悪影響を与える活性酸素の発生を抑制する「抗酸化機能」が向上。脳細胞膜の弾力性が高まるなど老化の抑制に効果があったほか、糖尿病など生活習慣病の抑制も認められた。

 また、岡山大は三朝(みささ)温泉(鳥取県)にラドン温泉療法施設を設置し、人体に対する影響を研究している。ラドンはウランが核分裂し、放射線を出した後にできる気体の放射性物質で、放射線量は1時間当たり0・008ミリシーベルト程度。日常生活で被曝する放射線量の約100倍となる。

 膝関節症の患者に約40分のラドン熱気浴を1日おきに約1カ月間続けた場合、関節の痛みや炎症が改善した。老廃物の排出促進や抗酸化機能の向上、損傷したDNAの修復能力も高まった。

 だが、これらは研究段階にあり、放射線防護の観点では、発がんリスクをできるだけ抑えるため、「放射線被曝は少ないほどよい」とするICRP勧告を守るべきだ。

【プロフィル】山岡聖典 やまおか・きよのり 岡山大大学院教授。専門は放射線健康科学、生体応答解析学。低線量放射線による生体防御機能の活性化など、生体への有益効果(放射線ホルミシス)について研究。岡山県出身、55歳。  

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コメント
 
01. 2011年7月02日 12:28:02: oz33FCcPgo
IAEA/ICRPの規準がいい加減で全く信用できないことは、
広く知れ渡っているから、安全デマを流しても無駄だよ。

IAEAの悪名高きチェルノブイリ事故調査委員長、重松逸造は、
1991年にチェルノブイリ安全宣言をして大ひんしゅくをかった。

当時、子供の甲状腺ガンはなんと平均発病率の7800倍に達していた。

広河隆一氏が指摘しているが、調査団は汚染のひどいところには決して行かない。
食糧も持参で現地ものは決して口にしないくせに、安全だ、健康被害はないと結論する。

http://www.youtube.com/watch?v=M7u1AyLfkyw&feature=related

調査前から結論は決まっているのだ。不都合な事実は隠蔽するのみ。

そんな連中が決めた国際基準などは全く信用できないし、従うべきではない。


02. 2011年7月02日 12:59:09: iQinVlOl1c
子供が夏休みに突入前に東北関東脱出を食い止めようと必死だね。
インチキ学者の言うことは信用できないことは今や常識。福島県をはじめ東北関東の皆さん、安全・安心な西日本に避難しましょう。住民票移動もお忘れなく。選り好みしなければ仕事もすぐ見つかると思う。
(岡山県)
http://www.pref.okayama.jp/kinkyu/detail-95146.html
(広島県)
http://www.pref.hiroshima.lg.jp/page/1300357651489/index.html
(鳥取県)
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154849
(島根県)
http://www.pref.shimane.lg.jp/shimanegurashi/hisaisyanoukeire/hisaisyanoukeire.html
(山口県)
http://www.pref.yamaguchi.lg.jp/press/201103/018452.html

03. 2011年7月02日 13:25:09: 4hfgpZ0Rmh
南関東在住のものですが、隣家の竹がうちの裏庭に進入して5・6月で猛烈に生長して、
昨年までこんな事がなかったので、不思議です。
放射能の影響?

雑草の伸びも異常な気がします。
雑草は放射能大好きとか?

自分も4月の末から2〜3週間下痢が続きました。原因不明です。
今は何ともありませんが、自家製ヨーグルトを毎日食べてます。

気のせいだろと言われれば、それ以上何ともいえないのですが、、。

楽観視していると数年後に恐ろしいことになるかも、と思います。


04. 2011年7月02日 14:39:53: Q9EbV3QBM2
03さん、新潟・南魚沼地方でも、何故か雑草・野花の生育が例年に比べ、
異常に良いように思います。
唯、誰も言わないだけ。
又、南魚沼の放射線測定が1回発表されただけで、後は、計器の故障との事で、
発表されなくなりました。
新潟南魚沼産こしひかりに頼っている地域とすれば、放射線値によって、
風評被害が出る事を恐れているのでしょう。
残念ですが、日本全国、行政の隠蔽体質は変わりませんし、役人天国なのも変わりません。
自ら、情報を収集し自己判断で行動するしか有りません。
日本学術会議の連中は、権力者側で良い思いをしたい連中やら、研究費が欲しい為、国に媚を売る連中ですので、全て利害関係で繋がっていると思った方が良いですよね。

05. 2011年7月02日 17:33:14: R0CX945mHs
なるほど、新潟はものすごい放射能だなあ。すごすぎる。「過去のデータ」というところから、3月からの数値を全部みてみろよ。

http://mextrad.blob.core.windows.net/page/15_Niigata.html

小出先生なら、「新潟ではもう農業はできない」というだろう。なにしろ、日本にはもう安全な食べ物はなく、世界中がHUKUSHIMAの汚染から逃れられないのだそうだ。新潟なんぞ福島のすぐ隣だろうが。放射能まみれじゃないか。放射能で今でさえ草は異常に生い茂ってるんだろ?夏は原発からの東風が吹き渡るじゃないか。・・・やはり、コシヒカリももう食えんな。新潟も絶望だな。いっそ首でもつれや。


06. 2011年7月03日 00:24:27: vYaTE3dzKU
新潟の話題が出ないけどコシヒカリは放射能まみれだろうな。最近買ってない。中国地方以西の米にしてる。東北関東の農業は終わってる。

07. 2011年7月03日 03:44:38: KB03Qkb9PY
>>03
ヨーグルトは植物性ですか?
動物性のヨーグルトの上澄み汁=乳清はだめですよ。
食べ物には気をつけてください。
神奈川ですが、雑草といえばペンペン草の枝の分かれ方が異様に多すぎます。
野アザミも例年以上に大きくなってたくさん花をつけてました。

>>06
今売られてる米は去年収穫分。放射能被害のあった地域で保管してたのでなければ問題ない。
今年の秋から出回るのがふくいち事故後の米。
ちなみに今売られてる青森りんごも去年収穫された物だそうです。


08. 2011年7月03日 04:41:48: yAZZCLUgJo
放射能の危険を、学者は「リスク」という言葉を使い、5〜10倍とか、5%高いなどと表現している。

しかし、これは起こりうる可能性を数字化したものなので、実際には放射能の被害を受けたか、受けなかったの2事象に分類される。

個々のDNAを政府費用で検査し、個人情報として各自が対応する問題と考える。

「正しく怖がるお化け」:どう恐がるんだ?????

日本語の曖昧さを利用して誤魔化そうとする政府の常套手段ではないか!


09. 2011年7月03日 22:29:25: h6cbKB908I
放射線の内部・外部被曝の障害については、東大の御用学者より
こっちのほうが詳しいよ。
正しい知識を教えてやって、目を覚ましてやる。

10. 2011年7月04日 08:59:02: 53vSQUz9OU
百聞は一見にしかず。どんな名講義より、先生が子や孫を引き連れて福島で暮らすことほうが説得力があります。地元野菜や牛乳をいっぱい食べて飲んで、県民を安心させてください。
えっ、孫をモルモットにするようなことはできないって?
言行一致しないうちは誰も信用しませんよ〜。

11. 2011年10月27日 10:56:00: BEA4G0dkjM
みんなよっぽど「危険だ」って言われたいんだね。
「安全」って言う人も「危険だ」って言う人も、あら探しをして、相手を馬鹿にして、自分の主張を言いつのって、ばっかみたい。
よほど普段から実社会で無視されているんでしょうね。
かわいそうです。

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