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放射能汚染が身のまわりに押し寄せている地域の方々へ。
日々の食料品集め、ご苦労さまです。
心配しながらのお買い物は、決して楽しめるものではないでしょう・・・変わってしまいましたね、いろいろな事が。
そこで今回の記事です
POINT9
「粗食生活は元来ニッポン人に合っていた」
限られた食材。乏しい食卓・・・
そう思い込んでしまってはいませんか?
ちょっと体験談です。
数年前、子どもがアトピーである事が判明しました。
湿疹ができて、掻きむしっている・・・
早速アレルゲン除去開始です。
以来我が家では、買い物も外食も、常に原材料のチェックを強いられる事となりました。
市販の食材がいろいろ使えない、確かに便利ではありません。
アレルギー対応食材店を探したり。
冷凍食品・チルド食品など、加工食品はほとんどアウト。
子どもを差し置いて自分だけ・・・というわけにはいきませんから、家庭の食卓は、全部手作りに切り替わりました。
共働き家庭、忙しいです。
正直家事にさける時間はわずか。
アレルギー対策としてハウスダスト除去、合成洗剤除去、急に色々が進路変更になりました。
大変だよね・・・・と夫婦で額に眉を寄せていましたが・・・程なく、
『でもアトピーになったから、気付いたこともいっぱいあるんだよ!』
と、同じアトピっ子を持つお母さんのご意見に出会いました。
『原材料チェック始めたら、保存料、着色料、その他もろもろの添加物・・・
知らずに、てか知ろうともせず、こんなにいっぱい今まで摂ってたんだなあ!って気付けて。
子どもの為の除去メニューを手作りするようになってから、すごく食の安全の意識が高まった。
今ではどぎつい着色のお菓子や、添加物てんこ盛りのファストフードを無神経に与えるママ達がかえって気の毒に思う。
大変だけど得たものって大きい』
『合成の界面活性剤が良くないって聞いてせっけんに変えた。
でもこれって環境にとっても大事だし、気付けて本当に良かった!』
などなど・・・。
実際、我が家でもすごくシンプルな食卓になりましたが、「違い」がわかるのです。
例えば。
「コメの味がわかるようになった」
より身体にいいだろう、と思って五分づき米に変えました、圧力鍋で毎朝炊き上げています。(小麦除去もあるので、以前はパンもアウトでした)
すると・・・それまで美味しい、と思っていたコンビニのおにぎり。何か違うよね。と気付くようになったのです。
自宅で炊いたご飯のおにぎりは、なんというかミルキーな甘い味わいがあって、噛むほど美味しい。
ところがコンビニおにぎりは、口に入れた瞬間はほど良く塩味が効いて舌触りが良いのですが、噛んでも噛んでもそれ以上の「旨み」が出てこない。
調べたら、コンビニのお弁当やおにぎりのご飯は、時間が経っても食味が変化しないよう、炊飯時に様々な添加物を加えているらしいのです。
手作りおにぎりは時間と共に味が落ちます。
この正直さが、つまり自然だということなのでしょう。
「限られた食材での単調な食卓。これが味覚を研ぎ澄ませる」
アトピっ子はおやつもシンプルです。
おせんべい、かりんとう、干し芋、はちみつ掛けのヨーグルト。
成長と共に除去食品が減った今でも、子どもはガムやラムネやコーラには一切興味を示しません。口に入れても「からい!」と吐き出します。
生クリームのケーキも好かないようです。
そのくせ、梅酒作りで残った氷砂糖を喜んでほおばります。
素朴な味を楽しんでるんだなあ、と実感します。
あと最近、滅多に行かないファミレスで沖縄そばを注文した時のこと。
『なんか違う・・・・』
との発言。
普段行きつけの、老舗で食べる手作り麺とは違う、量産品の麺が使われていました。
見るだけではそんなに違わない感じですが、長期保存の真空パック麺のようでした。
これには流石に驚いて、記憶に残っています。
素朴な食卓は、舌を敏感にさせるようです。
「粗食がカラダにいいと気付く」
戦前のニッポンの食卓を想起しましょう
ご飯、旬の野菜、豆製品、汁物。時々干物などの海産物。まれに卵。肉はほとんど行事の時くらい。
今から見ればものすごい粗食だったでしょうね。
冷蔵施設も、流通もないのですから。
でも彼らはそんな食卓を疎んでいたでしょうか?
とんでもない!
口に出来るものがあるだけでも幸せなひと時だったでしょう。
量が足りないときは侘しさもあったでしょうが。
ヒトの身体は、数千年いやそれ以上遥か長い時間、ギリギリの粗食でも育ってきたのです。
今の国内を見渡すと、確かに心配や不安が広がっており、不便です。
でもむやみやたらに苦しんでしまうと、余力が残りません。
生活が充実しなくなります。
ツラい状況下ですが、以上の点を踏まえていただいた上で、落ち着いて状況判断してみましょう。
@コメはまだある。
保存法に工夫して来年の分を備蓄しておくとよいでしょう。
ホッカイロやドライアイスを使った保存方法があるようです。
そのうち関税が下げられて、輸入米が出回るまでしのぎましょう。
政府の理不尽な意地悪で関税が下がらなくても、数年間はパスタやパンを増やし代替可能です。
やがて需要に呼応して、徐々に西日本の米生産が増えてくるはずです。
だから、主食はオッケーです、安心しましょう。
A豆製品もほとんどが輸入大豆で作られている現状。
たんぱく質が豊富で、肉や魚が減った分を補えるでしょう。
世界の豆類もいろいろあって、味わい深いものです。
これを機会に豆料理レシピを広げると、きっと楽しいですよ!
工業製品に使用される水道水・地下水が不安な方も、いっそ手作りで問題解決。
安心感が一気に高まりますよね。
B保存食は、放射能汚染を減じる上でも有意義。
塩漬けして水分を抜く、保存して半減期を待つ・・・事故以前の製造品もまだ手に入ります。
昆布などヨードのもとになる海草の佃煮は、夏までならまとめ買いしても大丈夫です。
年数とともに熟成して美味しくなる昆布は、味噌などと共にストックしておくと良いでしょう。
早めにどうぞ!
C蛋白源確保は、当面控えめな量の輸入素材で
輸入食品自体が不安だという声もあります。
量的措置でいきましょう。
健康的な食生活を考える上で、今の日本人の食卓は肉類が多すぎると言われていました。
これを機会に豆蛋白に代替しましょう。
そして比較的安全な南半球のお肉を(お勧めはニュージーランドビーフでしょうか)たまのご馳走として美味しくいただけば、生き物の命のありがたみも増す、という随伴効果が。
魚介類も、安全性が判明するまでは「安全な海域のものを少量だけ」
若しくは缶詰めストック作戦です。
これも余談になりますが、チリのサーモンで辛い塩鮭を作ったことがあります。
シママースをまぶして、冷蔵庫で二ヶ月。出た水分をこまめに捨て、塩を補充しただけです。
美味しくコク味が出ました。
もちろん大変塩辛いですが、少量ご飯に乗せるだけなので。(焼く前に多少塩抜きすることをお勧めします)
ああ、昔の食卓って確かにこんなだったな・・・と思い出すものがありました。
もともと作った動機は、塩辛いシャケが見当たらなくなったからです。
北海道物産展でも、『あんな辛いもの、カラダによくないよお!』と一蹴されてしまいました。
トータルの塩分摂取量が健康問題になるだから、薄味の鮭を油断して多く摂ってしまうより、メリハリのある食べ方のほうが推奨される場合だってある・・・と思いました。
D残る野菜の問題は、サプリなどを利用。
食物繊維からビタミン、ペクチンまで・・・昔はなかった製品が豊富です。
とりあえず利用しましょう。
新鮮な野菜は1・2種類もあれば十分かも知れません、ハウスも改良品種もなかった昔、畑で取れる野菜にどれだけバリエーションがあったでしょう?
こんな風に考えると、今の現状は「アレルギー対策」に準じてますね。
ハウスダストのふき取りなども・・・
実践して、かえって充実した家庭も既に多くあります。
不安になり過ぎず、無理なさらずに。
知恵を出し合っていきましょう!!
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