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民主党 両院議員総会 2011.6.28 より <菅直人発言・ustream 聞き起こし>
http://www.ustream.tv/recorded/15674832
(8分35秒くらいから)
今回の原子力事故をうけて内閣としてはこれまでのエネルギー基本計画を白紙から見直すことを決め議論をすすめております。
・・・後世に禍根を残すことがないように原子力行政の改革につきましても早急に一定の方向を出したいと考えております。
・・・
私としては残された時間、完全燃焼する、そういう覚悟で、この三つの課題、そして残された期間の中で原子力行政のほんとうに禍根を残さない方向性だけは示すことができればと思っております。
・・・
(11分35秒くらいから)
もちろん今後こういう事故を起こしてはならない、再発をさせてはならないということが原則であり、万々が一にもこういったものが起きた時には迅速かつ的確な対応ができるような原子力行政のありかた、このことを方向づけるのが3月11日を経験した私たちの責任ではないかと思っております。
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(コメント)
6月29日、海江田は佐賀県知事に対して、玄海原発の再開について「国が責任を持つ」と言った(既報 http://www.asahi.com/politics/update/0629/TKY201106290143.html)。
これだけでも信じられない無責任発言だが、前日28日の上記の菅発言を聞いてみて、ハッと思いました。
>「万々が一にもこういったものが起きた時には迅速かつ的確な対応」ができればそれでよい・・・
ここにははっきりと方向転換が感じられます。
従来あったのはご存知「安全神話」。つまり危険を前提にするのでは決して建設は受け入れられないから、絶対安全とする(しかない)。受け入れる側も、交付金や雇用創出のため(それはそれで決して非難されることではありませんが)、絶対安全と信ずる(ふりをする)しかない。
福島事故以後はもはやこれは通用しない。いや、もはや通用しないかどうか敵は(国民の)様子をうかがっていたと思う。
そして今、あらたな方針を出してきた。
つまりそれは、「原発はもちろん危険で事故もありうるが、それでもやる。国民はすべからくこれに従え」、というものだ。
私(投稿者)は事故直後から、これで最早「絶対安全」という虚構に承知で乗っかることは誰も(推進側も受入れ側も)できなくなった。推進勢力は窮地に陥った。国民はチャンスだ、と思った(大災害のときに不謹慎ですが)。
第三の道はない(=技術的にも論理的にも不可能)と思ってしまっていたのでした。
敵は、ありえないはずの、第三の道を提示してきました。「事故は起こりうる。それでも原発はやる。国が責任をもつ(と何の根拠もなく言い続ける)」という方向です。
いま、原発推進勢力と、国民と、どちらにとっても正念場だと思います。
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