http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/589.html
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私は政治的なことは苦手なので、投稿で口を挟むのは控えてきました。しかし、この間のばかげた動きにはいい加減我慢できなくなりました。
件名にあげた方々は、真実の半面から目を背け続けないでください。
少なくとも福島および宮城・茨城・千葉・栃木・群馬などの空間線量が0.5μSv/h以上の地域の被爆者に、実験データとりの検査と平行して、あるいは先行して、放射性核種の体外排出促進剤を供給する活動に取り組んでください。
なぜ「チェルノブイリへのかけはし」などごく少数のグループを除いて、その薬剤や食品添加物の存在すら述べてこなかったのですか。
4月15日のKyodo news によれば チェルノブイリを一番良く知っているであろうロシアのヤブロコフ博士は、「福島の破局をいかに最小限に食い止めるか」という提言の中で、セシウム排泄剤と放射線医療現場で知られている radioprotector(放射線防護剤) を住民に配れと言っていました。
Distribute detailed instructions on effective ways to protect the health of individuals while avoiding the additional contamination of food.
Organize regular measurements of all people by indivisual dose counters(for overall radionuclides) at least once a week.
Distribute the radioprotectors and decontaminants(substances which provide the body protection against harmful effects of radiation) of radionuclides. There are many of such food additives;
http://english.kyodonews.jp/news/2011/04/85736.html
値段的にはたかが知れているはずです。当面は被爆者個人の負担としても、被害が緩和されるならそれも良いでしょう。それでは筋が通らないと拒否する人は、拒否すればそれでいいでしょう。
ネットに書き込まれた記事によれば、事故後セシウム排泄剤が輸入されたようです。日本メジフィックスは政府に対して無償提供すると申し出たとも聞きました。それは誰が使ったのでしょう。原発サイトでですか、直近に派遣された警官と自衛官ですか。
セシウム排泄剤 Vitapect は、ベラルーシで二重盲検法等の手続きを経て、副作用も検討され実用化されています。次のネステレンコ論文(p201〜)
http://www.euradcom.org/publications/chernobylebook.pdf
さらに、「チェルノブイリへのかけはし」のホームページによれば、世に言うEMXもベラルーシで8年をかけて実証されベラルーシ政府公認となり、Vitapect よりも効果的だと明らかにされているとか。
http://www.kakehashi.or.jp/?p=1028
radioprotector については、アメリカの医師とサプリメントカンパニーが、事故直後からネットにたくさん記事を載せていました。中には、日本の被爆者向けの記事もありました。
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/555.html
なぜ治療手当てなしの観察と検査が、被曝と放射線障害に限っては正当化されているのでしょうか。
政府と放医研系の医師ばかりか、それを人体実験と批判してきた民医連の医師や反原発運動グループまでがなぜそうしているのでしょうか。
他の疾病で、診察だけして、対処的であれ何か方法があることについて、まったく治療行為をしなかったら、それは人道的・法律的に許されるでしょうか。この国とこの国に住む人間はそこまで堕ちたのでしょうか。それが理解できないほど馬鹿でしょうか。
戦闘中でも手当てをしませんか。戦闘で傷ついた仲間を見捨てて、動けるものだけで戦う集団は、誰と戦っても負けるでしょう。たとえ傷ついた仲間がじきに死ぬ運命としても。
ヤブロコフ博士らは「チェルノブイリ 破局の人々と環境への影響」の中で(p324)、「破局的影響を最小化するための社会的そして環境的努力」を述べる中で、放射性核種吸収剤(enterosorbents)を幼児と学童・生徒に配布することを勧めています。
7.In order to decrease irradiation to a considered safe level (1 mSv/year) for those in contaminated areas of Belarus, Ukraine and Russia it is good practice to:--------
* Provide regular individual intake of natural pectin enterosorbents( derived from apples,currants, etc.) for 1 month at least four times a year and include juices with pectin daily for children in kindergartens and schools to promote excretion of radionuclides.
http://www.strahlentelex.de/Yablokov%20Chernobyl%20book.pdf p324
福島の児童の尿からセシウムが検出されて、なぜそれで内部被曝を疑うのでしょう。検出されてあたりまえでしょう、悲しいことですが。なぜいまさら、そこになすすべなく立ちすくむのでしょうか。そこから先の手を打たないのでしょうか。
ヤブロコフ博士の前掲書によれば(p299-p300)、チェルノブイリ事故前後の日本でのセシウム体内蓄積量は(尿中濃度でなく)、30Bq/kgから50Bq/kgに増加したそうです。
当時、ドイツ・ミュンヘンでは事故直後から増加して4ヵ月後の8月には体内蓄積量1200Bq/kgに達し、1年後の6月に約1500Bq/kgのピークに達しそれから減少しました。
ドイツ放射線防護協会のMr Derseeによれば、そのミュンヘンの地表は40000Bq/m2だったそうです。
川俣町では29115Bq/kg×20=582300Bq/m2。
今だに放射性核種は原発から排出されており、福島の人は福島産食品を避けているというネット書き込みもありますが、地産地消が唱えられるさなか体内被曝がミュンヘンよりすくないなど、奇跡です。
Mr Dersee
---Fallout from Chernobyl 25 years ago was easily detected. In Berlin, before Chernobyl we had about 1000Bq of Cesium137/m2 on the ground( a residue mainly from fallout of nuclear weapons testing in the atmosphere after World War II)
After Chernobyl it was about 4000Bq/m2 in Berlin and 40000Bq/m2 in Munich(Munchen) and farther into Austria it was about 160000Bq/m2 of Cesium-137 on the ground. That was not enough to increase the local dose rates( of 0.07microSievert/h in Berlin.) But it was quite enough for people and animals to inhale and for plants to take up and in turn be eaten by animals and humans.---
原発から放出された放射性核種はセシウムだけではありませんが、せめてセシウム排泄剤の支給を目指した取り組みを、政府に要請するとともに、被曝被害者の擁護と反原発を主張する諸団体、さらに反原発を次期国政選挙の争点にする政党の皆さんには、真摯にご検討くださるようお願いいたします。
何も手を打たなければ、たとえ退避したとしても、体内の放射性セシウムその他は、確率的に体細胞を破壊し続けます。
これを自然排泄に任せて放っておく事は、私にはサディスティックの一言につきます。
放射性核種が含まれていないと証明されていない、フランス等の国家機関が摂取を控えるようにと自国民に呼びかけてきた、農畜産物を流通させてきた関東・東北地域のJA、その野菜を全国に販売してきた生協等は、自らの責任として、セシウム排泄剤を希望する消費者に、少なくとも実費で配布する体制を準備してはいかがですか。
ここまで書いてきたら、その図が馬鹿らしくて笑えてきました。これでやめます。
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