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すべての原発をいますぐ止めよ!全労働者全人民の総決起で全原発54基の廃炉へ!!福島事故原発情勢は最悪化の一途 ///// ウソとゴマカシの政府・東電への怒りを全国1000万人署名数千万人決起に!
政府・東電の「福島第一原発事故収束(安定冷却)」への「生命線」=「循環注水冷却」、開始直後1時間30分で停止!
http://suginami.no-blog.jp/weblog/2011/06/post_b8c6.html
福島原発事故でいま起きていること
地震発生直後のすべての外部電源装置の喪失、1・2・3号機ベント(排気)の遅延、注水開始の遅延と大量の海水注水、1・2・3号機での相次ぐ爆発と4号機での建屋大損壊から見えていたことだといえばそれまでだが、福島第一原発の4基の原子炉の事故情勢はおそるべき危機的悪化の一途をたどっている。
(1)政府・東電は、11万トンになんなんとする大量の高濃度放射能汚染水の排出回避と炉温上昇・高温化による破局的爆発事象の回避のために、何の確たる見通しも根拠もなく、「循環注水冷却」というこれまでに例がない打開策にすべてを賭けてきた。だが、その「循環注水冷却」のいっさいの前提となっている高濃度放射能汚染水の「除染・浄化装置」の稼働で、開始5時間後に停止、調査により「除染・浄化装置」のうち、ゼオライトによるセシウム吸着を目的とする米キュリオン社製の装置と薬剤による放射性物質の固化・沈殿を目的とする仏アレバ社製の装置で、相次いで漏水と不具合が発見された。その点検・補修・調整のうえで、「本格稼働」「予定通り安定稼働すれば工程表通り間に合う」として6月27日16時25分から稼働を開始したがわずか1時間30分後の17時55分に停止した。注水用配管(塩化ビニール製・直径10pのホース、全長4キロメートルで管理区域外を通っている)の継ぎ目で漏水が発生したためだ。政府・東電の事故対応策、現在最大の課題となっている「大量の高濃度放射能汚染水」対策で、「成功」「奏効」したものはただの一つもないことをはっきりさせよう。建屋とトレンチ、立抗は高濃度放射能汚染水があふれかえっている。いまは梅雨期である。あふれ出した時に備え、海洋への流出防止といって土嚢を積み上げたりしているがそんなものが何になるか。実におそるべき危機的悪化状態が続いているということだ。
(2)「循環注水冷却」で行き詰まり現状打開をはかれなければ、従前通り外部注水を続けるしかなく、それは大量の高濃度放射能汚染水の流出となり、そもそも建屋内の高線量によって作業はほとんど手がつけられない。それを回避するために注水量を減らせば、炉温上昇による水蒸気爆発や水素爆発の危険性が出てくる。
(3)さらに、非常に困難化しつつあるが、「循環注水冷却」がシステムとして仮に安定的に円滑に稼働した場合に、「除染・浄化」処理後に大量に発生する高濃度の放射性物質のスラッジ(汚泥)=廃棄物は、来年3月までフル稼働して25万トンの汚染水を処理できた場合に、計算上、米キュリオン社製の装置からはセシウム吸着剤が700本、仏アルバ社製の装置からは放射性物質汚泥が約2000トン、ドラム缶換算1万本に相当する。東電によれば、汚泥は発熱するため、貯蔵タンクに入れて冷却しながら施設内に安置し、筒状容器に入ったセシウムは厚さ20センチメートルのコンクリート製の箱に入れて仮置き場に保管するとしている。いずれも非常に危険な非常に高レベルの放射性廃棄物だ。政府・東電は、「除染・浄化」「収束」というが、これはこれでとんでもない「不純物を含んだ放射性廃棄物の処理場をつくる」という前例のない危険を伴う話だ。先のことなど、何一つ考えられてはいない。
(4)そして政府・東電はデ―タ―を出さないが、建屋・トレンチ・立抗の11万トンだけではなく、既に大量に高濃度放射能汚染水が地下水にダダ漏れし、それが海洋にも既に大量に排出されているということだ。3つの原子炉でのメルトダウン・メルトスルーとは、溶融した放射性物質が圧力容器だけでなく格納容器からも漏出し、建屋外・地下に漏出・浸透し続けているということだ。貯蔵プール内の使用済み核燃料の問題はそれはそれで危険があるが、1・2・3号機の原子炉内は政府・東電が想定している、あるいは発表しているように、炉内に溶けだした燃料棒の放射性物質がたまっているという状況ではないのではないか。むしろほとんどが炉から外へ漏出・排出されていると見るべきではないか。圧力容器は鋼鉄製で15センチの厚さがある。その底に穴があいているのだから、それより薄い格納容器に穴があいているとみるべきなのは当然で、コンクリート製の建屋の囲いや床からも当然漏出している。政府・東電は放水量・注水量・雨による増水量と炉内温度から水蒸気として蒸発した量と汚染水貯蔵施設の総量と11万トンの建屋・トレンチ・立抗にたまった汚染水の総量から、どれだけの高濃度放射能汚染水が、建屋地下、トレンチ、立抗から漏出・排出しているかは算出結果として判明しているはずである。政府・東電はこれを隠している。
(5)4号機の使用済み核燃料棒貯蔵プールの温度上昇も黄色ランプから赤ランプ状態ということではないか。4号機については注水冷却は配管の損傷がはなはだしく不可能・困難として空冷装置の外付けが追及されているが、高線量の環境下でどれだけ実現可能かはリスクを伴っている。
(6)福島第一原発事故情勢の目下の最大の焦点=「循環注水冷却」の陰に隠れて、あまり報じられていないが、3号機核燃料プールに、東電は6月26日、使用済み燃料棒貯蔵プールの水が強いアルカリ性になっているとして、ホウ酸水を入れて中和する作業を始めた。これはこれできわめて重大なことを示している。 水が強いアルカリ性を帯びた理由は、3月にあった原子炉建屋の水素爆発でプールに落ちたがれきのコンクリート片からアルカリ成分が溶け出しているためとみられる。強いアルカリ性のまま長期間が経過すると、核燃料集合体を入れているアルミニウム製の入れ物が腐食し、最悪の場合、集合体が倒れて再臨界のおそれもあるという。3号機の使用済み燃料貯蔵プールには、燃料566体が入っている。3号機はプルトニウムとウランのMOX燃料によるプルサーマル型原子炉だということを忘れてはならない。
これは全世界の私たち労働者と子らの未来を賭けた問題だ!明日私たちと子らが生きていることができるためには、フクシマで、原発を止め、廃炉にしなければならない。
労働者には原発を止め、社会を変える力があります!
先の福島原発事故情勢で私たちが直面しているのは、いまが、ヒロシマ・ナガサキであり、「死の灰」(原子力、核、放射能)のもとでフクシマが怒りの声をあげ、「故郷を返せ」「人間を返せ」「未来を返せ」と叫びをあげていることです。
その先頭に労働組合が、被災者、労働者農民漁民母親学生市民とともに立ち上がっていることです。
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死
!
泣き叫ぶ耳の奥の声
音もなく膨れあがり
とびかかってきた
烈しい異状さの空間
たち罩めた塵煙の
きなくさいはためきの間を
走り狂う影
<あ
にげら
れる>
はね起きる腰から
崩れ散る煉瓦屑の
からだが
燃えている
背中から突き倒した
熱風が
袖で肩で
火になって
煙のなかにつかむ
水槽のコンクリー角
水の中に
もう頭
水をかける衣服が
焦げ散って
ない
電線材木釘硝子片
波打つ瓦の壁
爪が燃え
踵がとれ
せなかに貼りついた鉛の溶鈑
<う・う・う・う>
すでに火
くろく
電柱も壁土も
われた頭に噴きこむ
火と煙
の渦
<ヒロちゃん ヒロちゃん>
抑える乳が
あ 血綿の穴
倒れたまま
――おまえおまえおまえはどこ
腹這いいざる煙の中に
どこから現れたか
手と手をつなぎ
盆踊りのぐるぐる廻りをつづける
裸のむすめたち
つまずき仆れる環の
瓦の下から
またも肩
髪のない老婆の
熱気にあぶり出され
のたうつ癇高いさけび
もうゆれる炎の道ばた
タイコの腹をふくらせ
唇までめくれた
あかい肉塊たち
足首をつかむ
ずるりと剥けた手
ころがった眼で叫ぶ
白く煮えた首
手で踏んだ毛髪、脳漿
むしこめる煙、ぶっつかる火の風
はじける火の粉の闇で
金いろの子供の瞳
燃える体
灼ける咽喉
どっと崩折れて
腕
めりこんで
肩
おお もう
すすめぬ
暗いひとりの底
こめかみの轟音が急に遠のき
ああ
どうしたこと
どうしてわたしは
道ばたのこんなところで
おまえからもはなれ
し、死な
ねば
な
らぬ
か
////////////// 峠 三吉 『原爆詩集』 《死》 ///////////////
私たち労働者人民は命を奪われたり、子らの命をむしばまれてはならない!死すべきは原発・核であり政府・資本家だ。フクシマが怒りの声をあげている。フクシマが「負けない」と叫んでいる。青年が、母親が、全国全世界の労働者農民漁民母親学生市民がその叫びに連帯し、怒りの声をあげつつある。もっともっと声をあげよう。これは「私たちが、人間が人間として生き抜くための戦争(闘い)、絶対に負けてはならない戦争(闘い)です」(6・19怒りのフクシマ大行動、集会での動労千葉・田中康宏委員長発言)
【集会の情報】
7・10反戦反核東京集会
7月10日(日)午後6時開場 6時半開会
なかのゼロ 小ホール
主催:8・6広島ー8・9長崎反戦反核闘争全国統一実行員会
協賛:すべての原発の即時停止・廃炉を求める全国連絡会(準)
☆DVD上映「こうして原発は導入された」もあるようです。
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すぎなみ民営化反対通信
東京・杉並発。一人が万人のために、万人が一人のために。人が人らしく人として生きられる社会をめざす報道と主張を発信し続けています。
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