http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/569.html
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http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-entry-575.html
Twitterで「玄海原発周辺の白血病患者は全国平均の11倍」という記述を読んで唖然。
いやあ、知らなかった、お恥ずかしいと呟きながら、元ネタのブログをくわしく読んでみた。
玄海原子力周辺で白血病が多い
昨日の私の一般質問で、玄海原子力周辺で白血病が多いことを質問しました。
厚生労働省の「人口動態調査」によると、人口10万人に対し全国は6.0人、佐賀県は9.2人、唐津保健所管内は16.3人、玄海町は61.1人と全国より11倍も多いことが判ったからです。
白血病が多い原因は明確ではありませんが、ドイツでは「因果関係」を政府として認めています。
テレビを見ていた人から、「なぜ唐津市や佐賀県はこの問題を公表しないのか」と指摘する電話がありました。
その人は、「佐賀県と玄海町の比率4倍は誤差の範囲ではない」ことを強調され、興奮気味に電話で話されました。
この問題については「専門家に調査をお願いしたい」と総務部長は答弁しました。
これは、なんということだ!
事故も起きてないのに、少しずつ洩れた放射線によって、これだけの白血病患者が出てるのか!?
そう思って慄然としたわけではあるのだが・・。
今日も一票、お願いします。
な〜んか、ひっかかる。
白血病発症率をパーセントで示せば良いのに、「人口10万人に対し」なんていう、ややこしい示し方。
なので、「玄海原発周辺の白血病患者は全国平均の11倍」というフレーズでぐぐってみたら、出るわ、出るわ、上記のブログをネタとしたブログ記事のオンパレード。
なかには、名前は伏せるが、「エア疎開」(詳しくはhttp://togetter.com/li/151034)がバレて人々の顰蹙を買ったばかりの某有名女性ブロガーきっこ氏までもが、上記のブログ記事を元にしながら、いつものように出典を示さず、恰も自分から発した一次情報であるかのように記述していた。
さらには、もっと恐ろしい結果も報告されてる。佐賀県の玄海原発の周辺では、白血病の発症率が異常に高いのだ。白血病は、厚生労働省の「人口動態調査」によると、全国平均で人口10万人あたり6人が発症するって言われてる。だけど、佐賀県全体では10万人あたり9.2人、唐津保健所管内では16.3人、玄海原発がある玄海町では61.1人‥‥って、原発に近づけば近づくほど発症率が跳ね上がってくのだ。全国平均が10万人あたり6人なんだから、10人前後くらいまでは「偶然」で片づけられるかもしれないけど、原発の周辺だけが全国平均の10倍以上の「61.1人」だなんて、誰の目にも原因は明らかだろう。
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20100306
この、名前は伏せるがきっこ氏のように、上記ブログを鵜呑みにした記事が99%のなかで、ひとつだけ、冷静で論理的な文章を見つけた。
ここで、最もトリッキーだと思うのは、数字のマジックです。
人口の4分の1が65歳以上である玄海町ですが、
人口は7000人未満。10万人あたり60.1人ということは患者が4人いればこの比率になります。たまたま2人になれば、半分。
こういう母集団の小さなものを、統計処理してしまうことは詐欺に近いと思います。
このようなデータを原発反対の根拠に使うのは、問題では?
http://suzume6.cocolog-nifty.com/blog/2011/06/post-186c.html
残念だが、このとおり。
7000を100000にすれば、4人でも61人になる。
最初に見たときにひっかかったのは、このことだったのだ。
僕は言うまでもなく、原発反対派、廃止論者だ。
玄海原発が本格的に運転再開するという局面になれば、現地へ飛んでいって、反対運動に加わりたいと、マジで思っている。
だからこそ、思うのだ。
反対派に都合のいい数字は、そこに詐術がないか、充分に疑ってかかるべきだ。
よく検証もしないで、「それは大変だ!」とすぐに大騒ぎするのは、敵に足元を掬われることにつながる。
「ほうら見ろ、裏でサヨクが糸を引いている証拠だ」なんて、決して言わせてはならない。
自戒を込めて。
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