http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/554.html
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先日の自分の記事を読み返すと、「ではどうすればいいの?!」というような、追い込むような、辛い内容だった。
すみません。せめて続編のご案内を差し上げるべきでした。
反省を込めて、今日の記事を急ぎ書き上げます・・・・
POINT6
「悪玉は大量の善玉で駆逐!」
ヨード剤がなぜ叫ばれたかというと、この原理。
主な放射性物質は、人間に必要不可欠な元素と似た振る舞いをする。というのは昨日指摘したPOINT1だが。
放射性ヨウ素を、善玉(=安定体、放射性でない普通の)ヨウ素を大量に摂取する事で希釈し、結果、悪玉(=放射性)ヨウ素の体内取り込み量を減らす、という考え方。
ヒトの消化吸収能力というのは限界があって、必要量以上は余分に吸収しないという、たいへん良くできた人体のシステムに基づいている。
これに従い、善玉元素を努めて多く摂取するのがお勧めする方法。
ヨウ素:海藻に豊富。しかし原発事故以降に収穫されたものは、逆に悪玉ヨウ素が濃縮されている可能性あり。
今年の春から既に収穫されている若布は推奨できない。(干し若布については、賞味期限から収穫時期を推測できるかも知れない。確認作業が間に合わなかったので、後日コメント欄でアップします)
昆布の収穫は夏から。店頭に並ぶ昆布を、今のうちストックするといいだろう。
干し若布は収穫から時間が経つほど味も落ちるが、昆布は熟成しうまみが増すというち長所もある。
参照:松作商店さんの「昆布について」
http://www.matsusaku.com/page/konbu.htm
ひじきは春から収穫されておりNG。もともと日本のひじきは重金属汚染で国際的には危険視されている。
海苔は早春までで昨シーズンを終えている、現在店頭に並ぶ国産品は放射能汚染の心配はない。しかし養殖海域を見るとどこも汚染が懸念されるのは気のせいか?
韓国産の海苔も同様。
・・・長期的に見ると、カナダ産の昆布が有望かも知れない。子持ち昆布で流通ルートは確立しているはずだ。商社の采配を望んで待つ。
注釈だが、放射性ヨウ素は半減期が短いので、「保存して1年もすればまったく安全」と思われがちだが、複合汚染である事を思い出して欲しい。
同時に半減期の長い物質に汚染されている可能性を考慮すべき。
カリウム:セシウムの対抗馬。チェルノブイリでも広くセシウム汚染が確認され、健康障害に大きな影響を出した物質。カリウムは細胞の生体膜活動に必要不可欠で、つまり「細胞あるところにカリウムあり」。肉や魚に汚染の広がりが懸念される。
ではどのように抵抗すれば良いか?
カリウム豊富な野菜や果物の積極的な摂取・・・バナナなど、お子さんのおやつに取り入れる工夫ができそうだ。
一方で、汚染された肥料が全国的に流通し始めている。国内の農産物は、油断できなくなってしまった。
そこで提案したいのが「減塩の為の食塩」として製品化している調味料。
食塩(=塩化ナトリウム)の代替に、塩化カリウムを配合した食塩類似調味料が活用できる。
工業的に生産されているので、汚染の入り込む余地はないと考えられる。
ただ留意して欲しいのだが、腎臓や心臓の弱っている方にとっては、カリウムの過剰摂取は時として危険な事態を招く。
成人ならば健康診断結果などを確認しながら調整する事を強くお勧めする。
乳幼児であれば、保育園の尿検査に異常がないかの確認を、お母さんにお願いしたい。
問題が起こった場合の症状は、皆さんが知り得る範囲では「むくみ」「頻脈発作」「手足の痺れ」「筋力の低下」「吐き気」など。
ストロンチウム:対抗馬はカルシウム。
これは少々やっかいだ。
普段子ども達のカルシウム補給に何を食べさせるか?想像して欲しい。
牛乳。もう言及不要だろう、ベラルーシでも、牛乳が子どもに健康障害をもたらした。
小魚・ちりめんジャコ・煮干。稚魚の類は春が最盛期。原発事故後である。
お菓子や強化食品に用いられる「卵殻カルシウム」。
マヨネーズなどの生産過程で生じる卵殻の有効利用方法であった。
工業製品としてどの位ストックがあるのか、また海外から輸入もあるのか、不明。
それが多少把握できたとしても、事故以降の危険な国内製品を、それ以外と区別しうるのか?たぶん出来ないであろう。よって卵殻カルシウム添加食品が安全かどうか、確信は持てない。
「かき殻カルシウム」。これも添加物として使われている。次の秋以降、カキの収穫時期に入れば、そこで生まれる殻にはストロンチウム混入は避けられない。三陸・三重・広島・・・いずれも太平洋側だ。時期が来れば覚悟を決めなければならない。
カルシウム源の確保として、結論としては骨ごと入っているサバ缶・サンマ缶を今のうちにストックしておく方法をあげたい。
今はまだ昨シーズンのものが出回っているはずだからだ。
あとは、輸入品の活用だろうか。
錠剤のサプリメントも有用だが、幼児には使用しづらい。
南米チリあたりはサーディンの生産で有名で、イワシ類が豊富に生息しているらしい。
しかし残念ながらアンチョビやオイルサーディン、骨なしの製品が主流。
煮干・缶詰製品の開発を早期にお願いしたい。
鉄分:プルトニウムの対抗馬。
失血の懸念が少ない成人男性はあまり取り込まないから大丈夫。
しかしお子さんや妊婦さん、閉経前の女性はかなり活発に取り込んでいる状態。
貧血に対する市販治療薬が結構出回っているので、錠剤が服用可能な年齢の方は、こちらを利用されることを推奨。
お子さんの場合、安全な産地の原料で作ったレバーペーストなどだろうか?
また、さび易い鉄鍋を調理に使う、南部鉄の鋳物などを使う、などもいいと思う。
更に、お正月の黒豆をきれいに真っ黒く煮上げる為の鉄卵の利用など。
工夫次第ではそれほど困難ではない。
頑張れお母さん!!
(すみませんタイムアウトです。
続きは明日にでも・・・)
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