http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/548.html
Tweet |
欠陥だらけの福島原発汚染水処理システム 「アレバ社に水処理技術は期待できない」
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3325.html
2011/6/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
専門家が激白
福島原発の汚染水浄化、循環注水システムがトラブル続きだ。
ここまでヒドイと欠陥商品以外の何物でもないが、今後も「故障を繰り返す」と断言するのは、日本有数の水質浄化技術を持つ日本ポリグル(大阪市)の小田兼利会長(70)だ。
小田氏は大阪大基礎工学部を卒業し、カリフォルニア工科大で博士号を取得。天然素材のポリグルタミン酸(PGA)を使った凝集剤による水質浄化のパイオニアである。
その小田氏が、故障続きの浄化システムについて語った。
「『配管の不備』や『水漏れ』で稼働が遅れているというが、私はそうは思いません。何だかんだと理由を付けているだけで、実際は稼働させても計画通りに浄化されないことが分かり、ニッチもサッチもいかなくなっているのだとみています。というのも、そもそも原子力を専門とするアレバ社に高度な水処理技術は期待できません。今回の処理対策で最初に凝集沈殿を唱えたのは当社です。おそらく、見切り発車で汚染水処理を引き受け、自信があったわけではない。だから、次々と不具合が起こるのです」
◆「不純物だらけの汚染水をRO膜で浄化するのはムリ」
「福島原発の汚染水には、放射性物質のほかに爆発時のゴミなどがたくさん含まれている。混ざっている海水の塩分も高濃度でしょう。不純物だらけの汚染水を逆浸透膜(RO膜)で浄化するのはムリなのです。これは水処理業界の人間なら誰でも知っている。このままだと、浄化システムの機械のあちこちに放射性物質などがたまり続けるでしょう。そうなれば、どうやって取り除くつもりなのか。本格稼働など到底できません」
政府や東電はなぜ、世界の中でも水処理技術の高い国内企業に任せず、わざわざ外資企業に丸投げしたのか。
「実は今回の事故で、東電から凝集剤を使った汚染水浄化の話がありました。3月28日のことです。東工大との実証実験では、セシウムを100%近く除去することにも成功し、東電もデータを持っています。プラント建設にかかる費用は50億円を超えません。しかし、その後、何の連絡もない。中小企業に任せることに抵抗感があったのかも知れませんが、この国難の時にこだわっている場合ではないでしょう。今のままでは、汚染水処理は進まず、巨額のカネを払って外資企業に放射性物質の汚染水浄化のノウハウを勉強させているようなもの。こんなバカな話はありません。今後は除去した放射性廃棄物の処理費用でケタ違いの金額を要求されるでしょう。政府も東電も火事場泥棒にだまされているようなものです」
アレバ社は青森・六ケ所再処理工場の建設工事も受注しているが、建設費だけが膨れ上がり、稼働の見通しさえ立っていない。結局、汚染水処理もハゲタカにいいようにカモられているということか。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素13掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。