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ホースに穴…“お粗末”東電に放射能処理は無理?
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110629/dms1106291626020-n1.htm
2011.06.29 夕刊フジ
東京電力は29日、福島第1原発の汚染水を浄化して原子炉に戻す「循環注水冷却」で、水を送るホースの2カ所に小さな穴が開き、水が漏れているのが見つかったと発表した。東電はホースを交換するため、運転を一時停止した。交換作業は数時間かかる見通しで、漏れがないか確認後、運転を再開する。
穴が見つかったのは、汚染水を浄化した後にためておく仮設タンク付近で、原子炉に水を送るポンプの接続部から数メートル下流部分。29日朝、パトロール中の作業員が小さな穴から水が漏れているのを見つけた。前日に確認した際には水漏れはなかったという。
ホースは直径10センチ、全長30メートルで、ポリ塩化ビニール製。東電は「運転の継続上は問題ない」としているが、ほかの箇所でも水漏れが起こる可能性があるため、より丈夫な材質への変更も検討している。
循環注水冷却では27日の注水開始以降、トラブルが続出。開始直後に水を原子炉に送るホースの接合部が外れて水が漏れ、注水を停止。28日午後に運転を再開したが、直後にポンプ付近で水がにじんでいるのが見つかっている。
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