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この前、報道発表があった北海道・東北沖で捕れたシロサケ・カラフトマスに含まれるセシウムの量がこれだ。Google Mapで緯度経度を入力すると捕れた地点を地図上にプロットできる。この時期の鮭・カラフトマスは、南から北へと北上する(秋鮭は、反対に南下する)。
4/15 N41.05 E145.13 シロサケ(Cs137 0.45)
4/22 N42.53 E145.38 樺太マス(Cs134 4.39,Cs137 4.91)
5/19 N39.17 E145.30 シロサケ(Cs134 1.64 Cs137 2.31) 樺太マス(Cs134 33.44 Cs137 43.24)
5/28 N41.06 E146.28 シロサケ(Cs134 3.43 Cs137 3.95) 樺太マス(Cs134 2.53 Cs137 4.01)
6/18 N41.58 E145.52 樺太マス(Cs134 1.85 Cs137 2.75)
6/19 N41.57 E145.58 シロサケ(Cs134 0.64 Cs137 1.05)
5月19日の樺太マスの値が大きく、食べれない水準だが、N39.17 E145.30というのは、岩手県宮古沖合い200kmくらいのところ。この領域で捕れたこのカラフトマスは、セシウムで汚染された海域近くを通って北上してきたか、あるいは、この領域そのものが既に汚染されてしまっているか、そのどちらかであると考えてよいだろう。反対に釧路沖などはまだ本格的には汚染されていない。北海道庁は北海道産の海産物の安全性をアピールするためにこういうデータを公表したらしいが、岩手県沖で捕れた魚を北海道で水揚げすれば、セシウム入りの魚を水揚げすることになる。要するに、北海道でも日本海側の魚じゃないと安全ではない、という話になるので、岩手県沖で操業した漁船の北海道での水揚げは拒否して欲しい。時間が経てば、釧路沖にもセシウムが到達するかもしれないので、定期的なモニタリングをしてくれるとありがたい。 セシウムの海水域(塊)が北上しないで、そのまま東へ行きつつ、深海に沈んでくれればいいが、もし北上してしまえば、北海道沿岸の漁業が壊滅してしまう。北海道産の海産物は、日本海側か、オホーツク海側で捕れたものしか食べれなくなる。
安全な食べ物がいよいよ東日本から消え始めた。我々は、ベラルーシ共和国と同じように、極めて生活の質が低下した国として、将来の癌発症の大きなリスクを抱えつつ、汚染された食べ物で生き延びるしかないのか。ここまで生活の質が低下してしまえば、もはや先進国などとはいえず、放射性廃棄物が流通するただのゴミ捨て場になってしまった。
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