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[CML 010437] 小出先生、「行き場のない原発のゴミ、使用済み核燃料」(http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/010306.html)から抜粋。
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永岡です、続いて、たね蒔きジャーナル、原発の話になりました。
(原発関係のニュース、循環冷却システム、今日稼動して1時間ほどでダウンです。アメリカやフランスの装置に頼らず、日本にいいものがあるのに、それを使わないという平野さんの指摘がありました。前段記事より)
原発のニュース、上関原発、山口知事は埋め立て免許を延長しない方針です。14万平方メートルの海を埋め立てて原発を作るものの、反対派の反対と、福島事故により中断し、山口知事、埋め立ての許可申請を認めないということであり、上関原発の建設は困難になりました。
福島の人の、ホールボディーカウンターによる検査が始まり、長期間の低線量被曝の影響はわかっておらず、今後30年調査する、調査は問診表であり、200万人の検査を行うのです。問診により被曝量を推定するのですが、大変です。
アメリカ、ネブラスカの原発が氾濫した水に入り込まれ、非常用電源が作動しました。その後、外部電源はつながりましたが、アメリカでは施設の安全に問題なしと言っています。しかし、原発は水浸しなのです。
そして、小出先生のお話、汚染水の浄化、10日前からやってもトラブル続きで、今日も1時間でアウト、循環冷却の試みは失敗、汚染水浄化もトラブル続きで、技術はトラブルを超えてやっていくしかない、循環冷却も、トラブルは続く、これを乗り越えてやっていくしかないと言う事です。トラブルを学び、前に行くかは不明である、相手が放射能であり、被曝が避けられない、トラブル+被曝+汚染で、たどり着けるか、わからないのです。循環冷却は、小出先生もやって欲しいと言っていましたが、原子炉の炉心が健全ならやらないといけないものの、炉心はメルトダウンしており、循環冷却に意味がないという可能性もあるのです。また、梅雨で、汚染水が増える、このまま汚染水はあふれ出すので、水はすでに漏れている、循環冷却をするしないに関わらず、汚染水除去が必要なのに、それが進んでいないのです。
福島県民への被曝線量の調査、原爆被爆者への調査を生かしつつやっていく(いつどこにいた)ものの、100日前のある時に自分が正確にどこにいたか思い出せない、かなりの誤差をもって評価するしかないのです。100日前の内部被曝の推定は相当な困難があるのです。ヨウ素とセシウムだけで、プルトニウムも考慮しないといけない、ストロンチウムはホールボディーカウンターでは分からない(排泄物の分析をするしかないが、誤差が大きい)、ストロンチウムは推測できる(土がセシウム、ストロンチウムでどれだけ汚れているとかで、被曝の推定は出来る)が、相当大きな誤差を含むものなのです。福島県民に、結果が出るのは何十年後にがんで死ぬかを見るのです。
原発の核燃料のゴミ、使用済み核燃料、燃料プールで冷やさないといけないのに、行き場のない核燃料が原発に保管され、プールの7割は核のゴミで埋まっている、これの行き先は再処理で原発に残らないとしてきて、従来はイギリスとフランスに再処理してもらっていたのに、最近、六ヶ所村で再処理しようとしても、本来は97年稼動なのに、いまだに実現していない、3000トン分の使用済み燃料プールを六ヶ所村につくり、それも満杯、このままだと、各地の原発の使用済みプールは満杯となり、「糞詰まり」で原発が止まる、今のものは中間貯蔵施設と言われており、青森に5000トンの施設を作っている、もちろん危ない、1基の原発の160倍の核のゴミであり、もし地震で倒れたらえらいことで、どの自治体も受け入れず、青森、むつが受け入れたのです。
今日のお話は以上でした、明日以降も小出先生のお話をお伝えいたします。
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