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都内170カ所 放射線データ 専門家はどう見たか
http://gendai.net/articles/view/syakai/131181
2011年6月24日 掲載 日刊ゲンダイ
日刊ゲンダイ本紙独自調査
先日、日刊ゲンダイ本紙が独自調査した都内の放射線量では、最高値が有明の2.91マイクロシーベルト(毎時)だった。ほとんどの地点は0.10以上で、文科省が発表しているデータの2、3倍だった。これらの数字をどう捉えたらいいのか。あまり神経質にならなくてもいいのか。専門家に見解を聞いてみた。
●たまる所には近寄るな
独自調査にあたり、場所の選定や測り方のアドバイスをいただいた元立教大学理学部教授の佐々木研一氏はこう言った。
「毎時0.2〜0.3マイクロシーベルトの数値が出た地点がいくつかありましたね。年間に直すと、1.752〜2.628ミリシーベルトになる。日本の年間自然放射線量は1ミリシーベルトですから、かなり高い。こういう場所には常時いないことです。結果的には放射線と健康の因果関係がつかない数値かも知れないが、わずかでも被曝すればなにがしかの影響はある。徹底して排除することは難しいが、強いところに積極的に近寄るのは避けることです」
●内部被曝に注意
環境ジャーナリストの天笠啓祐氏は結果を受け、こう指摘する。
「放射能ががんや白血病、遺伝子障害などの晩発性障害の原因になることはよく知られていますが、これ以下なら安全という基準の数値がありません。被曝すればするほど集団被曝線量リスクが高まる。これはひとりの人間のリスクではなく、集団でどのようなリスクが増えるかというものです。今くらいの線量が続けば、首都圏で数百人から数千人に影響が出るとみています。特に胎児や子どもは非常に少ない線量でも発がんリスクが高まるだけに心配です。放射性物質はもう大気中にはほとんどないと考えられます。雨と一緒に地面に降り注いでいるため、河川や地下水として流れている。海洋生物への影響と、それを摂取した際のリスクも問題になってくるでしょう」
今の政府の対応をみていると、薄まれば安全と言わんばかりだ。
しかし、調査でも明らかになったように薄まった放射線が草むらや雨どいにたまったりする。それが危険なのである。
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