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外は雨が激しく降っている。
せわしなく不安をかきたてる雨音を聴きながら、海の底にいるような気分に襲われている。
今日の福岡・北九州地方は台風5号の影響でずっと曇っていて、ときおり、通り雨が激しく降った。
引越しの仕事を朝からやっていたが、湿気の多い空気の中の肉体労働は辛く、身体の中の水分が3割がた蒸発したような感じだ。
終わったのが午後三時。
冬に同じ作業をすれば、半分くらいの時間で済んでいたのではないか。
酷熱のなか、福島第一原発の事故処理に動員されている労働者たちの労苦を思う。
筆舌に尽くし難い劣悪な環境の中で、確実に命を削っている最前線の彼らには、ただただ、頭が下がる。
事故が起るまで、原発推進の旗振りをしてきた、電力会社幹部、政治家、御用学者・文化人、このような人々は、エアコンのきいた涼しい自宅で、休日を過ごしたのだろうか。
国土を汚染させ、周辺住民の子供達に死の危険を惹起させたこれらの面々こそ、事故収束の最前線に送り込まれるべきだろう。
労働が正当に評価され、働かず富を蓄える者の存在を許さない。
僕の在世では決して実現しないであろう、正義が実行される理想社会。
築き上げられるには、何世紀かかるのだろうか。
今のニッポン国は、「ノー・モア・ヒロシマ」、「ノー・モア・ナガサキ」だけでなく、「ノー・モア・フクシマ」と叫ばなければならない事態になってしまった。
こんな、「原子力被害にとり憑かれた国」の国政を担当する者だからこそ、まずやるべきは、一刻も早い事故の収束と、事故の事前阻止ではないか。
何よりも、それが最優先されなければならないのに、経済産業省は「夏の電力不足解消」を名目に、停止している全国の原発の再稼動を目論み、各地で「地元住民の理解を得るため」の説明会を開催しようとしている。
まるで、やるべきことが真逆になってしまっている。
再稼働に向け初の住民説明会=玄海原発で経産省
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011062600067
こんな、県側が選んだ7人の県民にだけ説明するような姿勢で「対話」が成り立つとでも思っているのだろうか。
「つるし上げ」のような事態を恐れたのかもしれないが、一方的に再稼動を告げるのみで、住民の意見など聞く耳を持たないホンネが、こういうところで露呈していると断じるほかはない。
運転を開始してから35年以上経つ玄海原発一号機は、その老朽化が懸念され、現存する日本の原子炉のなかで、最も危険だといわれている。
長い歳月を経過するうちに大量の中性子照射を受け続けた原子炉容器は、「脆性遷移温度」の数字がどんどんあがり、硬く脆くなっていき、地震による冷却システムの作動で、簡単に割れてしまう可能性がある。
そういうことになると、放出される放射線の量は、フクシマの比ではなく、九州全土は人の住める地域ではなくなり、東は関西地方までにも累を及ぼすのだそうだ。
これこそが、「亡国」と呼べる事態だろう。
東からも西からも放射線に晒された日本人は、世界を流浪する民と化すかもしれない。
それに比べたら、「電力不足」が何ほどのことがあると言うのか。
はからずも、原子力に頼らない「夏」を迎えている。
乗り切れれば、「原発はいらない」ということになる。
それに慌てている原発に群がってきた者どもの、「電力不足キャンペーン」に騙されてはならないと思う。
玄海原発再稼動、絶対反対!
■玄海町役場
電話 0955-52-2111(代表)
FAX 0955-52-3041
■佐賀県庁
電話 0952-24-2111(代表)
FAX 0952-25-0753
■九州電力
電話 092-761-3031
FAX 092-761-6944
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