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「福島第一原発は、チクタクと時を刻む時限爆弾」というエントリーでも紹介させていただいたニューヨーク市立大学シティカレッジの物理学者、加來道雄(かく みちお)教授が2,3日前にCNNに出演していたので、そのインタビューの動画を紹介したい。
加來道雄教授は、CNNのインタビュアーに福島第一原発事故の現状を聞かれると、いまだに時限爆弾を抱えた危険な状態で、爪だけで崖にぶら下がっているのと同じ状況であると再び強調した。海外のニュースでもほとんど伝えられなくなったため、米国人は福島原発は、危機を乗り越えたか、問題は全て解決されたと思っているらしい。
しかし、加來教授は、ここ2週間で、福島原発の状況が悪化していることが明らかになったと語った。これまでは、部分的なメルトダウンが3基の原子炉でおこっているといわれていたが、実際は完全なメルトダウンどころかメルとスルーとなっている。放射線の量もこれまでは最小限度に収まっているといわれてきたが、実際は、チェルノブイリの放射線量を超える勢いだ。避難範囲に関しても、最初は原発から20キロ以内のみとされていたが、現在では、避難範囲の外側に4箇所のホットスポットが見つかり、3万4千人の子供たちは、学校に行くとき、線量計を持たされている。
IAEA、日本政府、東電は事態を過小評価して発表していたが、実際は、真実の状況を知っていたはずだと加來教授は断言している。それにもかかわらず、ハッピー・フェイスを装っていたと語る。
チェルノブイリの原発事故では、60万人の労働者が現地に送られ、一年間の許容放射線量に値する放射線をたったの10分間で浴びたという。1人数分間だけ作業して、ゴルバチョフ大統領からメダルをもらったという。しかし、日本は、この事故をどのように解決するかいまだにわからないまま、途方にくれている。汚染水を海に放出して海洋の環境を著しく破壊しているが、いまだに何の手立てもない。
今の政府には、この事故を解決しようとするリーダーシップも、知恵もない。小出教授がさまざまな案をだしているが、予算がかかりすぎるという理由で却下。今の政府は、日本国民の健康よりも、原発や東電の存続の方が大切なようだ。
加來教授は、チェルノブイリでは、事故処理に1年かかったが、日本では、放射線の放出が止まってからその汚染が完全に除去されるには50年から100年かかるだろうと予測している。しかしながら、放射線はいまだに放出され続けており、事故処理の状況に達するのは、まだまだ先であろう。
また、加來教授は、チェルノブイリでは原発1基の事故処理に2千億ドル(2兆円)かかったが、日本の場合は、3基が完全にメルトダウンしている上に、いまだに事故が長引いており、20基分の事故処理費用がかかるのではないかと推測している。
なんとも気の遠くなるようなおぞましい話ではないか。日本政府は、予算がかかるので原発事故の処置が遅れているとようだが、東電社員や官僚や閣僚の給与を半減して予算を生み出すなどして、一刻も早くこの原発事故を解決しなければならない。
http://minnie111.blog40.fc2.com/
===転載終了===
3基でなく4号機も実際は・・・・
それに福島第一の使用済み核燃料共有プールも実際・・・
(各号機の上にあったプール以外の共有プールのこと)
まだまだ、部分臨界しているしね。しかもメルトスルーで水が上面しか
あたっていないので、永遠に冷えない、
放射能がずーと出ているけど。・・・
冷温停止は無理だけど、とりあえず放射能が外部に放射されないようにするには、
地下200m〜300mまで壁を作って地下ダム。その上で、地上でも壁をつくって
ドーム上にして石棺で埋めるしかない。
>>チェルノブイリでは原発1基の事故処理に2千億ドル(2兆円)かかったが、日本の場合は、3基が完全にメルトダウンしている上に、いまだに事故が長引いており、20基分の事故処理費用がかかるのではないかと推測している。>>
40兆円では、できないでしょう。放射能がもれないようにするだけで、これくらいかな。
それ以外に、補償問題があるからやはり民兵が以前主張した300兆〜GDPと同等ぐらい掛かるだろう。余りにも事故の被害と補償が莫大すぎる人災だった。
でも、政府と官僚と東電は子供や国民を犠牲にすることを決めたようだ。(自分達のために)
見ない・聞かない・言わない・振り向かない・何もしないを繰り返すだけ。
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