http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/372.html
Tweet |
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/06/acro-e257.html
福島老朽原発を考える会 (フクロウの会)
【福島原発震災(108)】広範囲に広がるセシウム汚染―ACROで分析
広範囲に広がるセシウム汚染―各地のサンプルをACROで分析しました
各地の土や水、野菜などの放射能汚染の実態を分析しています。ACRO※から最新のレポートが届きました。
この最新の分析結果から見えてくるものは、宮城県南部や関東など広範囲に汚染が広がっている状況です。また、下水の汚泥処理行程を通じていったん集中したセシウムが再び周囲に拡散する二次汚染の状況が生まれていることです。
今回の野菜から検出された放射能は暫定基準以下ですが、やはり放射能は含まれておりACROは「放射能に安全なしきい値は無いということに注意を払うことが重要」と指摘しています。
さらに継続してモニタリングを続けるとともに、国や自治体など行政機関に迅速な対策を要求して被ばく被害の最少化をはかることが必要です。
※ACROはフランスの独立した放射能測定分析機関です。組織は政府から独立していますが、測定精度についてはフランス政府からの認証を受けています。
==== 以下 ACROの分析結果(解説)を紹介します ====
宮城県南部の土壌と水と野菜 (2011年5月14日~18日)
解説:
今回調査した宮城県南部の野菜は輸出が許可されるレベルの汚染度である。
これらの野菜と同時に収集した土は全て日本政府の米の作付基準以下の汚染度であった。すなわち、全てセシウム汚染は上限の5000Bq/kg以下である。
しかしながら、放射能に安全なしきい値は無いということに注意を払うことが重要である。
Fの畑の表面汚染はベラルーシでは定期的な監視が必要となる37,000Bq/m2 の基準を超えている。
今回の水のサンプルからは汚染は検出されなかった。
※宮城県南部の場所標記は事情により詳細表示を避けています。
東京江東区のスラッジプラントの周辺のサンプル (2011年5月22日~25日)
解説:
東京湾にある汚泥焼却プラントの周辺は高度に汚染されている。
この汚染はおそらく大部分が放射能に汚染された汚泥を焼却する焼却プラントからの煙によるものだろう。
セシウム137による表土汚染は定期的監視が必要となるベラルーシの基準である37,000Bq/m2を超えている。
植物の汚染も高い。キログラム当たりの値で表される事実から枯れ草と苔の鋭い違いがある。
この地域の汚染についてはより詳細な調査が必要である。
茨城県南部と千葉県の土壌 (2011年5月15日~17日)
解説:
東京近郊で採取された土のサンプルは全て福島原発事故による降下物で顕著に汚染されている。
柏市(千葉県)のセシウム-137による表土汚染はベラルーシでは定期的監視が必要とされる37,000Bq/m2の基準を超えている。
この地域ではより詳細な調査が行われるべきである。
ACROによる精密分析の結果はこちらから見ることができます。http://www.acro.eu.org/OCJ_jp#7
ACROの紹介はこちらから見ることができます。http://www.acro.eu.org/youkoso.html
フクロウの会ではこれからも継続して各地のサンプル分析を継続してゆきます。
ACROとの連携は継続してゆきますが、国内でも分析できるように準備中です。そのための資金が必要です。ぜひカンパのご協力をお願いします。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 原発・フッ素13掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。