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政府の原子力災害現地対策本部は、東京電力福島第1原発から半径20キロ圏内を指定した「警戒区域」と20〜30キロ圏の「緊急時避難準備区域」について、縮小などの見直しをする方向で検討に入った。政府関係者が24日、明らかにした。緊急時避難準備区域は解除の方向で検討が進んでいるとみられる。東電が工程表で示したステップ1の「原子炉の安定的な冷却」に向けた作業の進行状況に合わせる方針で早ければ7月上旬に見直しが行われる見通し。
本県駐在の政府関係者によると、当初は来年1月中旬ごろを目標に据えたステップ2の「原子炉の冷温停止」に合わせて区域を見直す予定だったが、区域内で放射線量が低い地域があることや、汚染水処理の問題があるものの冷温停止に向けた作業が進む第1原発の現況を考慮し、見直しを早めるとみられる。
(2011年6月25日 福島民友ニュース)
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