http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/348.html
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次のようなかたちで、保安院のサイトに福島第一&第二の事故直後のデータが公表されています。
新たに公表されたプラントデータは3月11日の20:30現在からで、これまで公表されていた3月16日14:00現在よりもだいぶ早いものになりました。
しかし、3月11日20:30現在の「原子炉圧力容器圧力」が不明なのはいいとしても、(20時15分以降確認できず:PHS不通)と注釈が記されています。
おいおいです。それなら、確認できていたはずの20:15までの「圧力データ」を公表してくれよ、です。
20:15段階では、2時間ほど空炊きが続いた状態ですでに全炉心がメルトダウンしているのですから、原子炉の圧力情報は重要です。
また、PHSが普通だから圧力の確認ができないのか、計測器がまったくダメだから確認できないのかもわからない内容です。
さらに、プラントパラメータの注釈を見ると、20:30現在で、1号機よりも2号機が優先的な対応対象になっています。
この時点で電源車は未着、到着したら2号機優先で接続・通電をやろうとしていたようです。
1号機はIC(非常用復水器)が作動していたと認識され、2号機はRCIC(原子炉隔離時冷却系)が停まってしまったと認識されていたことが理由なのか、1号機はすでに諦めていたからなのかは不明です。
いずれにしても公表された(測定できていた?)パラメータは限定的で、「その他情報」が臨場感のある情報になっています。
原子力災害対策特別措置法の10条や15条に該当する事象がどのようなものであったのか、これまでの「地震被害情報」では詳細がわからなかったものもあったので公表された生のFAXデータはなかなか貴重です。
保安院サイト:該当ページ
http://www.nisa.meti.go.jp/earthquake/plant/plant_index.html
東京電力株式会社から送付された原子力災害対策特別措置法第10条に基づく通報資料等の公表について
平成23年6月7日にとりまとめて公表したIAEA向け報告書の中で、東京電力株式会社福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所の各号機の原子炉の状況に係る時系列を公表いたしました。これを契機とし、当該時系列の裏付けとなった、東京電力株式会社から原子力安全・保安院への報告資料(3月11日〜5月31日)について、公表の準備を進めて参りましたが、今般、以下のとおり公表します。
<公表資料について>
平成23年3月11日から5月31日までに、福島第一原子力発電所及び福島第二原子力発電所に関して、東京電力株式会社から原子力安全・保安院に到達し、現在、原子力安全・保安院に保管されている以下の行政文書を公表します。
(1)東京電力(株)福島第一原子力発電所
・ 原子力災害対策特別措置法第10条第1項に基づく通報(10条通報)
・ 原子力災害対策特別措置法第15条第1項の基準に達したときの報告様式(15条報告)
・ 異常事態連絡様式(10条通報以降の原子炉の状況や事業者の措置等を報告するための連絡様式)による報告資料
3月 4月 5月
・ プラント関連パラメータ(各号機の原子炉の圧力や水位等をまとめたもの)
3月 4月 5月
(2)東京電力(株)福島第二原子力発電所
・ 原子力災害対策特別措置法第10条第1項に基づく通報(10条通報)
・ 原子力災害対策特別措置法第15条第1項の基準に達したときの報告様式(15条報告)
・ 異常事態連絡様式(10条通報以降の原子炉の状況や事業者の措置等を報告するための連絡様式)による報告資料
3月 4月 5月
・ プラント関連パラメータ(各号機の原子炉の圧力や水位等をまとめたもの)
3月 4月 5月
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