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震災後初の再開に?判断悩む知事 佐賀・玄海原発[朝日新聞]
2011年6月23日0時44分
全国に54基ある原発のうち35基が定期点検などで止まる中、九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)2、3号機の運転再開を巡る激しい議論が続いている。国は「安全上支障がない」としたが、九電は地元の理解を重視。立地町の玄海町長は再開容認の意向を固めた。古川康知事の判断次第では、東日本大震災後に全国初の再開となる可能もあり、知事の言動に注目が集まっている。
「立地県の知事として安全確保が最優先だが、電力需給も全く無関心ではない。日本全体の経済や社会の中で、今回の再起動をどう考えるのかも私に求められている。様々な意見があり、非常に悩んでいる」
21日まで計3日間行われた6月定例会の一般質問。自民県議から「早急に再開を判断すべきだ」と促された古川知事はこう答えた。国の緊急安全対策に関する質問では、「技術職員を中心に検討した結果、一定の理解ができるとのことだった」と答弁。「知事は再起動に前向きなのか」と疑問を持った県議もいた。
2003年に就任した古川知事が原子力政策で大きな判断を迫られるのは、06年に「安全」表明したプルサーマル計画に次いで2回目。当時の判断は、09年12月の日本初のプルサーマル営業運転につながった。
■国の説明に不満
現在、九電玄海2、3号機と川内1号機(鹿児島県薩摩川内市)が停止中だ。
国は「指示した原発の緊急安全対策は適切」と、5月6日に表明。運転再開は支障がないとする一方で、同日、菅直人首相は「政治決断」で中部電力浜岡原発に停止要請した。
「なぜ浜岡だけなのか」。古川知事はこれまで2回、経済産業省原子力安全・保安院の幹部を呼んだが、納得できる説明はまだ無い。5月29日には記者団に対し、「支障はないと言われたぐらいじゃ、誰もやりたくない」と言い放った。
玄海2、3号機の定期検査はほぼ完了状態で、再開すれば東日本大震災後全国初となる可能性もある。薩摩川内市の岩切秀雄市長は川内1号機の再開は「玄海を見極めたい」。全国知事会などでは他の知事に「どうするの」「頼むね」と声をかけられたこともある。
■測れぬ国の姿勢
6月6日には、県庁の全職員に国の姿勢に疑問を投げかけるメールを送った。「ひょっとすると、今年の夏も冬も原子炉を再起動せずに電力を供給することができると政府は考えているのかもしれません」
全職員に毎月1度送っているメールで、このように問いかけるのは珍しい。
6月16日には、「(引き続き原発に依存するのか脱原発か)国の気持ちが分からない」と朝日新聞の取材に語った。2日後の18日、海江田万里経済産業相が国の対策の安全性を強調し、停止中の原発の再稼働を要請。だが、国のトップである菅直人首相の明確なメッセージは届かない。
22日、古川知事は胸の内をこう語った。
「総理が浜岡を止めると決めたんだから、決めた人が、再稼働にも責任を持った発言をしてほしい」(岩田正洋)
http://www.asahi.com/special/10005/SEB201106220043.html
「知事反対なら再稼働できぬ」 枝野長官、志位氏と会談[朝日新聞]
2011年6月23日20時1分
枝野幸男官房長官は23日、首相官邸で共産党の志位和夫委員長と会談し、海江田万里経済産業相が定期点検で停止中の原発の早期再開をもとめたことについて「知事が『絶対に反対』と言っているものを再稼働させることはできない」と述べた。志位氏が明らかにした。
枝野氏は同日午後の会見で「再稼働させることはできない」との発言について「(再稼働に慎重な)地元の理解を得るべくいま努力をしているということだ」と説明した。
志位氏によると、会談で志位氏は「地震対策や避難対策もなく、小手先の対策だけで安全宣言というのは新たな『安全神話』を作るようなものだ。再稼働の要請を自治体に押しつけるようなことはするべきではない」と訴え、枝野氏は「安全性が説明できるようにしたい」と応じたという。
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201106230540.html
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