http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/330.html
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以前から懸念していたことだが、説明しやすい資料を見つけたので、掲載する。
「あんしん食品.jp」さんがAERA 6/27号から引用した表を、まず見て欲しい。
福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)全31種
http://www.anshin-shokuhin.jp/radioactivity/223.html
拡散したと見られる核種31種類とその総量、線種、MeV、物理的&生物学的半減期、更には具体的な人体への影響まで掲載されている。
『元データは原子力安全保安院2011/6/6公表』とあり、保安院がこんな親切なものを発表をするのかいなと覗いてみたら、6月6日付のプレス発表資料に
東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故に係る1号機、2号機及び3号機の炉心の状態に関する評価について
http://www.meti.go.jp/press/2011/06/20110606008/20110606008-2.pdf
この13ページの素っ気ない数値表が、元データらしい。
ただし、表のタイトルには
「表5 解析で対象とした期間での大気中への放射性物質の放出量の試算値(Bq)」
但し書きで
「表4で示す各ケースのうち、実態の1号機では感度解析ケース2、2号機では事業者解析ケース2、3号機では事業者解析ケース2」
など工作を臭わす表記があり、信憑性は例によって例の如し、と読みたい。
臨界爆発をあくまで水素爆発としている姿勢により、反応後生成物の組成や種類が怪しい。
そもそもウランが入っていない。
表には「1号機・2号機・3号機・合計」しかなく、共用プールや4号機の値は記載されていない。
・・・等々、相変わらず見え透いた細工だが、ここはひとまず無視しよう。
まず、AERA表に並んだ各核種の崩壊様式に注目・・・ずらーっと31種並んだ中で、γ線を出しているのは
セシウム134(β,γ) 1.8京 半減期2.1年
ヨウ素132(β,γ) 470兆 同 2.3時間
ヨウ素135(β,γ) 630兆 同 6.6時間
ヨウ素133(β,γ) 680兆 同 20.8時間
ヨウ素131(β,γ) 16兆 同 8日
イットリウム91(β,γ) 3.4兆 同 58.5日
だけである。γ線だけでなくβ線も出していることに注目!
そして残る25種類の核種は、すべて「α線かβ線のどちらか」
その中で飛散量が多く半減期も長い主なものを挙げると
ストロンチウム89(β) 2000兆 同 50.5日
ストロンチウム90(β) 140兆 同 29.1年
セシウム137(β) 1.5京 同 30年
あとは量は少ないが半減期の長い、プルトニウム類(α)
3号機のMOX燃料が臨界爆発したんだから、少ないわけは無い気がするが・・・
ウラン系(α,β)も飛散してるはずでこれも懸念される
半減期が長いものは、量子線放出がまれにしか起こらないと言われる。また、α・β線は飛距離も格段と短い。
だが、ホットパーティクルとなって体当たりしてきたら、どうなるか?
α線は、ヘリウムの原子核だからデカく(だから透過性が極めて低い)、放射能強度はβ・γ線の20倍と評価される。(ちなみにβ線は電子核、γ線は電磁波。)
吸入や経口で体内に入ってしまうと、至近距離から隣接する細胞だけにターゲットを絞り、DNAをブチ抜くのである。
現在、測定されているのは、ほぼγ線のみ。
他の2種は装置と技術が揃わないと難しい。
飛距離が短いので、測定値に実効性があるかも疑問となろう。
しかし、そこら中にウヨウヨいるとしたら?
マスクをせよ。
肌を隠せ。
少しでも早く、高度汚染地帯から脱出するしかないのだ。
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