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東日本大震災:被ばく限度、幼小中学は年1ミリシーベルト 千葉・野田市が独自の基準
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110623ddm012040043000c.html
毎日新聞 2011年6月23日 東京朝刊
千葉県野田市は22日、放射線の被ばく限度を年1ミリシーベルト、毎時0・19マイクロシーベルトとする独自の基準を定め、市内の幼稚園や小中学校などで基準を超えた場合は対策を実施すると発表した。同市など同県北西部は周辺に比べ放射線量が比較的高いが、各自治体は「国が定めた上限の年20ミリシーベルトは超えない」などと対策を見送り、保護者から異論が出ていた。国とは対照的な厳しい対応で、他の自治体にも影響を与えそうだ。【橋口正、早川健人】
同市によると、国際放射線防護委員会(ICRP)の通常時の目安の年1ミリシーベルトを参考に決定。屋外で1日8時間活動する前提で毎時の値を算出した。今後、市内全ての保育園、幼稚園、学童保育所、子ども館、小中学校で線量を測定する。
さらに基準を超えた施設では、施設内で詳細な測定を実施。(1)毎時0・3マイクロシーベルトを超える場所(すべり台や砂場など)への立ち入りを禁止(2)帽子着用と手洗い・うがいの励行(3)保育士に線量計を持たせ、累積線量のデータを収集−−という対策を行う。市内では県の先月末の測定で、保育所1カ所で1時間当たり0・25マイクロシーベルトを計測。この保育所では既に、これらの対策をとった。
この問題を巡って文部科学省は4月、上限を年20ミリシーベルトとし、毎時3・8マイクロシーベルト超の場合、屋外活動を制限する基準を公表。5月になって、「不安感解消のため」として年1ミリシーベルトを新たに目標として掲げたため、保護者の間には混乱が生じていた。
根本崇市長は「子どもには一番低い年1ミリシーベルトを取るべきだ。周辺が『ホットスポット』と言われている現況を打開するには、基準をはっきり決めることが大切だ」と説明する。
周辺自治体には戸惑いも広がる。野田市を含む周辺6市は6月8日に対策協議会を結成し、測定方法や評価の基準を統一することにしていた。県や6市の測定によると、柏市など4市では全測定地点が野田市の基準値を超えており、柏市の秋山浩保市長は「野田には野田の事情があったのだろう」と話す。学校や幼稚園の土の入れ替えを求め1万人以上の署名を柏市に提出した大作ゆきさん(33)は「野田市民がうらやましい。行政は早く対応してほしい」と話した。
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