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IAEAも“ダメ菅”酷評!口先介入「現場を無用に混乱」http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110622/plt1106221633005-n1.htm
2011.06.22 夕刊フジ
東京電力福島第1原発事故を検証する、国際原子力機関(IAEA)閣僚級会合の事務レベル作業部会(非公開)が20、21日行われ、政治介入が現場の事故対応を無用に混乱させたとの指摘が相次いだ。「俺は原子力に詳しい」と自画自賛して現地視察を強行、社長らを怒鳴り散らし、口先介入を続けた菅直人首相が、国際社会から強烈なダメ出しをされた。
作業部会では、参加者から「現場の判断でできることもハイレベルの判断を仰ぎ、いたずらに時間が浪費された」などの意見が述べられた。
今回の事故では、菅首相が震災翌日の3月12日に現地視察したことが事態の深刻化を招いたと指摘。また、原子炉への海水注入が菅首相の言動を受けて一時中断したとされたが、東京電力の同原発所長が本店の意向に反して独断で継続していたことも判明している。
菅首相は同月15日、政府と東電が一体となって事故対応にあたる統合対策本部を設置し、自ら本部長に就任している。
つまり、IAEAの部会で出た意見は事実上、「菅首相や官邸の初動対応の悪さが、事故悪化を招いた」と酷評していることになる。
また、日本での調査を担当したIAEA調査団長のウェイトマン英原子力主席検査官は162ページに及ぶ報告書を発表し、原子力安全規制をめぐる「日本の複雑な体系と組織が緊急時の意思決定の遅れを招く恐れがある」と指摘した。
報告書では、原子力安全の責任や事故の対応は事業者(東電)が負い、規制当局の原子力安全・保安院は東電の対応を監督、政府は適切な規制の枠組みを用意するという、役割と責任の明確化を求めている。
菅内閣にそれが期待できるとは思えないが…。
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