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“死の水”浸食に現実味…菅&東電、外国頼りのツケ重く
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110622/dms1106221636021-n1.htm
2011.06.22 夕刊フジ
冷却のための注水が続く福島第1原発が、完全に崖っぷちだ。汚染水があふれ出ないよう浄化し循環させる仕組みは、米キュリオン、仏アレバ両社のトラブル続きで、本格稼働の見通しはいまだ不明。21日には東北地方が梅雨入りし、太平洋や福島県浜通りの地下土壌に、大量の汚染水が浸食していく悪夢が現実味を帯びつつある。
原発敷地内の汚染水は約11万トン。現在も、1〜3号機に1日あたり500トンの注水が続くが、そのほとんどが漏出。原子炉建屋や隣接するタービン建屋、それにつながる作業用トンネル(トレンチ)にたまっている。
東京電力では22日、高濃度の汚染水を使った試運転を続けた。同日午前10時ごろ、放射性物質を吸着した鉱物の入った容器の線量を詳しく調べるため、一時的に処理を停止した。
東電はこれまで、汚染水を「プロセス主建屋」など5カ所に移送してきたが、すでに3カ所が満杯。予備の移送先として検討する2カ所の施設は、安全性の確認が済んでいないため現状では使うことができず、残された容量は、わずか1500トン分しかない。
直近では、汚染水の増加を抑えるため注水量を毎時0・5〜1立方メートルずつ絞っているが、雨が降らない前提でも1週間後の29日がタイムリミット。万一、九州地方並みの集中豪雨が襲う事態になれば、週末を待たずに漏れ出す。
こうした事態を招いたのは、17日にキュリオン、21日にアレバが起こしたシステムの不具合。キュリオンの場合、放射性セシウム吸着装置で、吸着した放射線量が異常に上昇。稼働後、わずか5時間で停止する事態となった。
アレバの場合も凝集沈殿装置へ水を送るポンプが突然に自動停止。流入させる水の量が多すぎたためで極めて初歩的なミスだった。
「汚物・汚水処理設備」の著書がある武藤暢夫・関東学院大名誉教授(衛生工学)は、「米仏ともに事前の想定や準備が甘すぎる。いまになって慌てるあたり、準備をほとんどしないまま、高額の技術を売りつけ、日本がそれに頼り切った印象だ」とみる。
東電の松本純一・原子力立地本部長代理は「環境中に汚染水を放出することはできず、あらゆる手段を講じる」と説明する。言うだけではなく、いますぐにでも実行してもらいたいものだ。
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