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また停止!東電“死の水”浄化メド立たず…恐怖の梅雨入り
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110621/dms1106211654023-n1.htm
2011.06.21 夕刊フジ
“死の水”浄化は本当に成功するのか。福島第1原発事故で増え続けている高濃度の放射性物質を含む汚染水浄化システムが21日朝、またトラブルに見舞われ試運転が一時ストップした。同日、気象庁は東北地方が梅雨入りしたと見られると発表。増え続ける汚染水処理は一刻の猶予もない。
東京電力によると、同日午前7時20分ごろポンプが自動停止、その影響で浄化システム全体がストップした。停止したのは仏アレバ社製の装置で、放射性物質を取り除く薬液にろ過した水を注入するためのポンプ。ろ過水の流量が大きくなりすぎ、負荷が過剰にかかったことが原因という。
東電は、ポンプに異常がないか確認するとともに、弁で水の流量を調整。同日正午過ぎに試運転を再開した。
浄化システムをめぐっては、今月10日に試運転が始まって以降、水漏れなどのトラブルが頻発。17日夜からようやく本格稼働にこぎ着けたが、セシウムを吸着する米キュリオン社製の装置が18日未明、放射線量の上昇で停止した。セシウムなどを吸着する鉱物ゼオライトの表面に線量計が備えられており、線量が毎時4ミリシーベルトになった段階でゼオライトを詰めた機器を交換することにしていたが、予定より早く基準値を超えたことが原因だった。
その後の東電の調査で、高い放射線量は、吸着された放射性物質の線量のほか、装置を流れる汚染水の線量も含んで測定していたことが原因と判明。稼働再開に向け21日未明から試運転を再開していた矢先だった。
同原発では、原子炉を冷却するため1日当たり500トンの水が注入され、放射性物質に汚染された水がタービン建屋や建屋外の立て坑などにたまり続けている。高濃度汚染水を浄化し、再び原子炉に戻す「循環注水冷却」の確立を最優先で進めているが、現状は浄化システムを稼働させるたびにトラブルが起こりストップする始末だ。
折しも気象庁は21日、東北が梅雨入りしたとみられると発表した。南部(宮城、山形、福島)は平年より9日、北部(青森、秋田、岩手)は7日遅い。21日は大気の状態が不安定で、東北では1時間に30ミリの局地的な激しい雷雨の恐れがあるという。東電は今回のポンプ故障に「汚染水処理に大幅な遅れは生じない」としているが、大雨が降る前に浄化システムが本格稼働できるかどうか、予断を許さない。
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