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2011-06-21
〔フクシマ・NEWS〕 英政府 チェルノブイリの倍近い 「リーズナブルな最悪ケース・シナリオ」を覚悟 992万テラベクレルを放出 放射能雲、東京、仙台を襲う メルトダウン爆発の「メカニズム」 なお存在 英紙ガーディアンが情報自由法で政府内部文書を入手
英紙ガーディアンは「情報自由法」を使い、英政府機関が「フクシマ」事故をどう評価し、どんな対策をとっていたかを示す、非公開の公文書を入手し、内容を報じた。⇒ http://www.guardian.co.uk/science/2011/jun/20/japan-earthquake-and-tsunami-japan
それによると、英政府は「リーズナブルな最悪ケース・シナリオ」として、フクシマで地震前まで運転していた3機の原子炉のすべてが将棋倒しで(ドミノ式に)破壊され、6基の「使用済み核燃料プール」の棒社製物質が放出される事態を想定。
3機の原子炉からは炉心の放射性のヨウ素、セシウムの10%、プールからは放射性セシウムの3分の1が放出され、風向きによっては東京、仙台を襲う事態を覚悟していた。
それによって大気中に放出される放射性ヨウ素(換算の放射性物質の)総量は、992万テラベクレル。チェルノブイリの520万テラベクレルの倍近い膨大なものになると予想していた。
このため英国の日本大使館は、「重大な放出」が起きた時のための「アドバイス」を作成、事故後1週間以内にヨード剤を在日英国人に配給するとともに、「日本政府が退避の指示を出すか、英政府が指示したら服用するよう」指示していた。
日本政府は4月になって「フクシマ」が「レベル7」の重大事故であったことを認めたが、英政府の「非常事態科学勧告グループ(Sage)」に同月、提出された原子力規制局などの政府機関合同の報告書は、「重大な放出に至りうるメカニズムに変化はない。すなわち、核燃料溶融物がプールや炉のコンクリートの基礎と接触し爆発がするメカニズムに変化はない」としている。
(英政府の関係政府機関はその時点でも、チェルノブイリの倍近い放出の大爆発が起こり得ると、一致した見方をしていたわけだ)
なかでも、ガーディアン紙が入手した非公開文書のひとつは、「使用済み核燃料が過熱して溶けてプールの底にたまり、「臨界」に至って、「フレッショな放射性物質の放出を、一定期間にわたって続ける」恐れを指摘している。
ガーディアンの情報自由法による開示請求に対して、英政府はかなりの数の関係文書を「国際関係」に配慮して開示しなかった。
(日本政府の対応のまずさなどを指摘した文書が含まれているようだ)
同紙(電子版)の記事には、入手文書のひとつが添付されているが、それによると、英政府は日本のSREEDTと同じようなSEERという拡散モデルを使って、「フクシマ」発の放射能雲の行方を予測していた。⇒ http://www.scribd.com/fullscreen/58313487?access_key=key-1amf2uutax7h93geh699
大沼 事故発生後、東京の英国大使館がバスを仕立て、一般車両通行禁止の東北自動車道を突っ切って、仙台まで英国人の救出に来た理由が、これでようやく分かった。
チェルノブイリの倍近い最悪事故。
その「メカニズム」にその後も変化なし、というのだから恐ろしい。
仙台の在日英国人を必死になって救おうとした英国政府と、「爆発的事象」「ポン」などといい続け得て、大規模住民避難のため1台のバスも出さなかった日本政府と。
「直ちに男」枝野長官らの罪は重く、大きい。
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