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原発全廃男さんから、たねまきジャーナルスペシャルの要約いただきました。
海江田経産大臣の原発再開発言に、小出さんは「呆れてものもいえません」状態。
川内議員以外は、条件付きで原発の再開支持ですと。欲に目がくらむと(?)真実がよくおみえにならなくなるみたいで、日本を代表するエリート議員さんがこの程度。
ラジオ音声の録音は先に、gataroさんが4分割して投稿されていますので、そちらをお聞きください。
11. 2011年6月20日 22:09:53
ジャック・どんどんさん、6月20日、たね蒔きスペシャルの内容が3つに分けて来ました、また、スレッドたてよろしくお願いいたします。
毎日放送ラジオ「たね蒔きジャーナル」、今日は震災100日スペシャルで、東京から水野晶子さんの司会、毎日新聞ほっと兵庫編集長の平野幸夫さんの解説で放送されました(ニュースは大阪から)。大震災から3ヶ月、今政治に求められること、の特集でした。水野さん、被災地から東京へ戻り、何でもある、ないのは瓦礫だけとの感想でした。復興基本法は102日かかり、阪神・淡路では37日で成立なのです。菅総理は民主党幹部と今日会い、会談しています。民主党山口壯(つよし)議員(兵庫12区、赤穂)、川口博史議員(水野さんとスタジオでは初顔合わせ、「元祖」民主党と自負)、自民党の西村康稔(やすとし)議員(兵庫9区、淡路、震災復興担当、与党になったら原発担当)が登場です。お三方とも菅内閣に大批判でした。一日も早くまとまることは、菅総理が一日も早く辞めるのと同じと川内さん語られました。テーマは、政局がどうなるかが一つ目、原発についてが二つ目、お金、復興財源をどこから持ってくるかが三つ目です。被災地では家も仕事もないのです。
10月まで国会延長との方針なのですが、政治家が被災者のためにやるのは総理には関係ないものであり、山口さんも菅総理は好きではないが、支えてきたという見解でした。西村さんは、政策関係では民主党と一緒にやっている、復興に向けて、2次、3次補正、社会保障について、菅総理に信頼がどれだけ置けるのかということで、エネルギーの法案、電力会社の買い取りは自民党も賛成している、電気料金のことで、経済界に影響があり、東電賠償で、一体どれだけ電気料金が上がるのか、空洞化もある、菅総理はそれを示していないのです。パフォーマンスだけ、口先だけとのことです。川内さんも、菅総理はその場その場で思いつきで言葉を発して責任を持たないとの指摘がありました。被災者のために、信頼の置ける体制を作りたいというのです。また、原発は菅総理、東電に任せっきりとの指摘が山口さんよりありました。
で、誰でどういう体制ならいいのかについては、川内さんは、誰がやるかではない、何をやるかであり、誰がやるかとなると、菅総理になる、大前提、誰がまとめるか、ということではいけないと言うことです。しかし、具体的な人名はありませんでした。また、西村さんは、大連立で責任があいまいになるとの指摘がありました。菅総理は謝罪もなく新エネルギーと言って信用がないとのことでした。川内さんに、なぜ小沢氏かという質問があり、自分は、2年前の総選挙で約束したことをやるために小沢氏と協力している、今の民主党は、2年前の民主党とは違うとの見解でした。
小出先生vs3人の政治家
そして、小出先生のお話、平野さんより指摘があり、3ヶ月福島原発収束どころか、小出先生の予想通りに進行して、汚染水があふれるところです。小出先生、事故直後から深刻な事態を言い当てており、小出先生の言われるとおりになっているのです。汚染水処理装置、ゼオライトがすぐにアウトと言われたとおり、5時間でアウトでした。
小出先生、東京の政治家の方も同席されています。緊急で、収束のために、政治がやるべきこと、「政治」の必要なことは、汚染水処理、11万トンたまっており、あふれてしまうのではなく、もうすでにあふれているのです。目に見える場所(ピット)からもれているだけでなく、コンクリートの構造物から漏れており、もう猶予はない、現場で被曝している人の被曝を減らすために、汚染水を処理する必要があり、タンカーで処理したらいいと、2ヶ月以上前から言ってきたのです。タンカー乗組員に被爆を我慢してもらう、一度汚染水を入れたらタンカーは使えなくなる、海の上を、猛烈な放射能を持ったものが走ることが許されるか、なのですが、今は即席で処理装置を作ろうとしているがそれどころではない、戦争である、そのために、政治の出番なのです。国際的に認めてもらうためでもあります。ここに至れば、やらないといけないのです。
山口さんの見解、東電任せになっており、国がやらないといけないとのことでした。西村さんは、タンカー案、早くから提案していたのに、しかしなぜ出来ないのか、国際的なこともある、政治家の口を出すこともいる(枝野氏が一時タンカー案を言ったのに)とのことです。
また、国が特命チームを作り、国が東電任せにしないと平野さんより指摘があり、山口さん、英知を結集すべきなのに、官邸、好みで専門家を選んでしまったとのことです。小出先生のような方を中枢でものを言えるようにしないといけないと、水野さんも指摘です。20ミリシーベルトと文科省が言っても、専門家が入っていないので誰も信じない、責任は総理が取る、専門家が決めたから大丈夫とのことをしないといけないとの、山口さんの見解がありました。
小出先生、体制作りに、委員会をいくら作ってもだめ、原子力安全委員会があるのに、何の機能も果たしていない、新しい委員会、法律改正という悠長な話ではない、戦争である、実行力のある人が推進させるべきとのことでした。山口さん、安全委は司令塔になり得ない、アメリカは原爆と同じと捉えている、危機管理、世界の知恵を含めてやるべきとのことでした。しかし、タンカーが実現しないのは、川内さん、やる気がないと言うことで、斑目氏、地下水、海水に間違いなく漏れていると認め、しかし漏れている量は不明、調べる権限なし…民主党が、その決議をしないとのことです。
斑目氏がどれだけ漏れているか分からないというのはそのとおりで、しかし、あふれるまで何日もあると言っている始末ということです。川内さん、原子力村の住民が事故を小さく見せたがっている、しかし、批判的に事故処理をしないといけないということでした。
分量の関係で、これで一旦切ります。
12. 2011年6月20日 22:11:00: NWshg9aVHI
ジャック・どんどんさん、6月20日、その2です。
たね蒔きジャーナル、続いてお伝えいたします。
そして、原発のニュース、男性社員一人が250ミリシーベルトを超え、限度被曝は9人となりました。未調査の1300人から、一人330ミリシーベルトの被曝(計器復旧作業)をしており、120人以上被曝検査がまだです。
汚染水処理システム、5時間でアウトであり、セシウム吸着塔でトラブル、セシウム吸着塔の線量の確認を東電はやります。5時間で処理したのは7.5トン、全体で11万トン!なのです。
2号機の建屋の扉が開放され、16億ベクレル放射能が出て、5〜30ミリシーベルト、湿度低下の模様です。
大阪市の平松市長、関電の八木社長と会談し、脱原発を提起し、しかし、関電は明言を避けました。大阪市も、15%節電を目指すが、難しいとのことでした。
海江田大臣、安全対策を適切と評価して、自治体に原発再開を指示、しかし、福井県西川知事はそれを拒否しています。地震、津波、老朽化の説明が国からない、第一は県民の安全とのことでした。
小出先生の見解、海江田大臣の安全宣言、リスナーから疑問があり、小出先生、「原発再開に呆れた」と一言(川内さんも呆れた)、山口さんは本当に安全か国民に示せたらという条件付で賛成、再生可能エネルギー変換のこともあり、国民を納得させられるかということでした。西村さんは、安全管理をさせて、原発再起動をさせるべき、国民は、国が楽観的なシナリオでやっていることを信用していない(政府の事故の対策が悪い)、その上で浜岡を止めたこと、根拠、基準がない中で、思いつきで止めて、安全との保証なし、既存の原発は安全確認のうえで動かさないと電気がなくなり、企業も海外へ逃げるとの指摘がありました。IAEA報告のために、政府は安全確認している、保安院も確認していないとのことでした。川内さん、政府は原発の事故は津波で起こったと解釈し、津波対策で安全と言っているが、実際には地震で配管が壊れた指摘がある、地震が原因から、54基全部止めないといけない、川内さんは、地震でやられた模様であり、それを検証せず安全とはとんでもないとのことでした。
小出先生、原発は機械であり、地震、津波でやられる、「対策を立ててもそれをすり抜けて事故が起こる」、原発は事故が起これば終わり、電気の2割がなくなるという話ではない、原発は都会に建てないことに自民党はしている、安全ではないからであり、国民に安全は示せない、事故が起こらないものは出来ない、自民党、民主党は踏襲している(川内さんは踏襲しないと発言)と指摘、水力、火力のほとんどを止めており、日本の原発を全て止めても、水力、火力でピークも動かせる、脱原発は可能とのことなのです。揚水発電は夜間電力のためのものであり、今回こそ出番、老朽火力を動かすことも可能です。
西村さん、水力、火力もOKとのことですが、5〜6年動いていない、その間のために、節電がいる、新規の原発は無理だが、既存の原発は動かすしかし、安全委員会、保安院は機能していない、既存の原発を止めることへは反対の模様でした。
川内さん、東電管内、5600万キロワット、揚水を入れずのもので、1650万キロワットの自家発電があり、供給は安定であり、「埋蔵電力はいくらでもある」、これで夏の甲子園を応援しよう、東北は自家発電能力は高く、十分供給できる、原発に頼らずに供給できるということでした。これに対して、小出先生、川内さんの発言をうれしいと言うことでした。小沢一郎氏も原発は過渡的なもの、今でも原発なしで供給できる、ガスコンバインドサイクルが可能、再生エネルギー+燃料電池でできるとのことでした。山口さん、まかなえるかどうか疑問もあるが、電力会社の作り上げている話に疑問もある、民間会社にうそついているかと言えない、しかし、今はそんな時ではない、電気事業法、電力会社は必要な電力を供給する義務があり、ダメなんて言えない、国は指導監督をしないといけないのです。原子力村は仕事がなくなることを恐れているが、核廃棄物、使用済み燃料など研究はたくさんあるから大丈夫ということでした。
小出先生、即刻原子力は止めてほしい、原子力にはどうにもならない仕事が何万年ある、原発で電力を得たため、100万年放射能のごみの始末をしないといけないのです。大変な仕事が残っている、福島事故の始末だけで何百年かかるか分からないのです。
原発は安いと言われていましたが、平野さん、地元へのお金も含めると安くはないし、何万年、100万年のコストを入れたら大変なものになる、風力発電で原発40基可能と環境省が言っています。また、平野さん、東電は会社整理し、賠償だけで東電では賄えない、東電に電気料金も上げるスキームは問題とのことでした。
リスナーから西村さんへの質問、原子力政策は自民党で進められた責任について、選んだことは間違っていなかったが、事故が起こらないものとして、固定観念により続けてきた、これへの反省がいるとのことでした。西村さんは脱原発理念で、河野太郎さんと一緒にやっている、やれる現実は限られている、原発とともにやる(既存のものはとめたらむちゃくちゃになる)という発想でした。しかし、小出先生、安全な原発はない、日本の原発がどこが危ないかと聞かれて、浜岡と言っていた、東海地震の震源域にあるからで、そんなところに原発があるのは認められないのです、津波対策をしたら再開というのが、ばかげているとのことで、川内さん、これが菅総理のばかげた発想だという指摘でした。菅総理、何をやりたいかわからないとのことで、しかし、小出先生、浜岡が危ないと言いつつ、事故は福島で起こった、どこが危ないと言っても、予想外のところで事故は起こる、安全だと思って動かしても、事故が起これば終わりであり、原発の被害は火力の比ではない、国家が潰れるものなのです。
西村さん、スマートグリッド、各家庭で太陽発電できる、でも足りないものは原発がいるのとことでした。川内さん、原発の安全とは何を意味するのか、総理が浜岡を地震が87%と止めたが、福島は0.1%でおきた、経産省の機構で、水がなくなり格納容器が壊れる確率は1億年に1回と言っていた、その1回が起こった、つまり、原子力に安全はないとの結論なのです。事故が起きても原発をやるのか、ということを言われました。
小出先生、子供を守ること、日本に住んでいる人は1ミリシーベルト/年である、小出先生で20ミリ/年であり、現時点の法律だが、福島の事故で、膨大な汚染地帯が出来てしまい、20ミリ/年以上しか避難しない、子供にこんな20ミリの被曝を許すことは出来ない、何とか、放射線に感受性の高い子供を守るため、土を表土5cm剥ぎ取る、これを必ず実行する(福島県の半分以上、福島市、郡山、千葉、茨城も入る)、少なくとも子供の遊ぶ場所は早急にしてほしいとのことです。文科省は1ミリを目指すとしており、そこまでやっと来た、しかし、年間8ミリであり、川内さん、それを履行してほしいとの見解でした。学校を安全に絶対にすると、川内さん言われました。山口さん、西村さんも、1ミリ以下にすると言いつつ、官邸は20ミリから離れない(基準が変わっていない)とのことでした。
小出先生、政治に絶望したが(川内さん、そんなこと言わないでとのこと)、原子力政策を進めた自民党、踏襲する民主党、しかし、福島事故を収束させ、子供を守るため、政治家はがんばってほしいとのことでした。以上が、結論でした。
実質1時間半の小出先生vs政治家、水野さん、平野さんの論議でしたが、私にはいいお話が聞けました。
13. 2011年6月20日 22:12:33: NWshg9aVHI
ジャック・どんどんさん、原発全廃男です、増税したがっているのは菅総理と与謝野氏の二人だけとのことです、よろしくお願いいたします。
最後に、復興財源について、消費税増税について、まず川内さん、自分は民主党の少数派だが、消費税増税反対は圧倒的な多数で、「増税は菅総理と与謝野大臣のみ」であるとのことでした。特別会計の剰余金は毎年12兆円、財務省は「不測の事態に備えて」というが、今こそ使うべきことであり、「原発安全神話」、「電力ないない神話」、「財源ないない神話」の3神話のひとつであり、金融資産は600兆円、固定資産は100兆円、大変な資産を日本政府は持っており、今こそ、この難局を乗り切るため使おうというのが民主党の多数派の見解ということでした。
山口さん、復興債発行の償還、消費税を前提にしていないということです。それほど多数の人が反対しているのに、菅総理、消費税を引き上げるのが個人の願望、財務省の手先となり、歴史に名を残したいという発想なのです。平野さん、2次補正20兆円、これをどうするのかで、山口さん、原発にいくらいるかはまだ分からない、土地の収用なら数兆円いる、10〜20兆円かかる、国債を日銀引き受けでやるなどの案があり、消費税増税にはこだわっていない、しかし、復興会議は増税と言っているのです。全体の意見を反映しているのかという疑問もあるのです。
リスナーから、消費税10%で東北が復興するのかとの指摘があり、川口さん、将来の増税は、未来の消費を減らすことになり、増税は被災地にマイナスとのことでした。西村さん、民間にお金が余っている、その金を政府が引き上げたらいい、民間の使われない金を利用し、何年かして、復興、年金のことを消費税でやるのかという論議にしたらいい(3〜5年)、法人税引き上げは反対、雇用がなくなるとの指摘でした。
最後に、山口さん、小出先生に共感する、アジアの活力を作るために体制を作るべき、川内さん、子供たちを守るため、菅総理をおろす、タンカーも菅総理では実現しないと(菅総理が仲間とやっているからすべてダメ)、菅総理以外なら、裏切らない人なら出来るとのことでした。ひとつひとつ立て直すのです。西村さん、原発、景気低迷、先が見えず、国民が不安であり、希望を見えるように、原発は小出先生、アメリカNRCの発言がオープンになっていない、自民党も責任があるとのことでした。経済の建て直しをしたいとのことでした。
リスナーより、田中真紀子さんも官邸が動かないと言うが行政は官邸にしか権限がないとの、川内さんの指摘もありました。
いや、ラジオの前での2時間があっという間でした。私もラジオと格闘した甲斐がありました。以上です、皆様にお知らせいたしました。
ーーーーーーーーーーーーーーー原発全廃男さん、お疲れさまでした。ありがとう。
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