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作業員の内部被曝 ずさんな放射線管理が生んだ“人災”
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110620/dst11062019290033-n1.htm
2011.6.20 19:28 産経新聞
福島第1原発の事故処理を行う中で、被曝(ひばく)限度の250ミリシーベルトを超える作業員が相次いでいる。その多くが全面マスクなどで防げたはずの内部被曝だった。東京電力のずさんな被曝対策が浮き彫りと成っている。
「きわめて深刻な事態だ」。東電・政府統合対策室事務局長の細野豪志首相補佐官は20日の会見で、被曝限度を超えた作業員が計9人に上ったことについて、こう語気を強めた。
東電によると、被曝限度を超えた作業員9人は、いずれも内部被曝が外部被曝の放射線量を上回った。
国際医療福祉大の鈴木元教授(放射線病理学)は「これほど内部被曝が出てくるとは予想外だ」と東電の放射線管理体制のずさんさにあきれる。適正に全面マスクを付けて作業を行っていれば防げた内部被曝だったからだ。
内部被曝は外部被曝と異なり、体内に放射性物質がとどまり放射線を出し続ける。わずかな量でも被曝線量は高くなり、より慎重な対応が求められる。だが、作業員の被曝対策をめぐっては、これまでも東電の管理体制の不備がたびたび指摘されてきた。
事故直後には、線量計がすべての作業員に行き渡らず、一部は線量計を持たず作業に従事。長靴を履かずに作業していた男性が、高濃度の汚染水に足を入れ被曝する事故も発生した。
最近も、マスクと眼鏡の隙間から放射性物質が入り被曝していたことが判明。眼鏡を付けたまま装着できるマスクを準備できたのは6月に入ってから。作業中の喫煙、内部被曝を予防するヨウ素剤の飲み忘れなど枚挙にいとまがない。
鈴木教授は「長期間作業を続けていると感覚がまひしてくる。東電は作業環境を整えるとともに、作業員への教育も十分に行う必要がある」と話している。
(原子力取材班)
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