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東電お手上げ?放射能水が溢れ出すまであと…
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20110620/dms1106201629019-n1.htm2011.06.20 夕刊フジ
汚染水の余裕はあと15センチ弱−。東京電力福島第1原発事故で、放射能被害を拡大させない“切り札”の浄化システムが止まったままだ。21日以降とみられる再稼働のタイミングも相次ぐトラブルで不透明。汚染水は増え続ける一方で、このペースだとあと1週間ほどであふれ出してしまう。
高濃度汚染水の浄化装置は17日に稼働した。ところが、わずか5時間後にトラブルで停止。東電はシステムの修繕作業を進め、21日以降に再稼働する。
19日夜には浄化装置の性能を調べる実験も行われた。汚染水には高濃度の放射性物質だけでなく、爆発の衝撃や津波で漏れ出した油も混入している。再稼働後のシステムには油を除去する機器などを加え、安定的な運転を目指す。
ただ、「予期せぬ問題が頻発してきた。仮に動き出してもまた止まる可能性は十分にある」(原子力関係者)と見通しは明るくない。
原子炉を冷温停止させるには、注水による冷却が不可欠だ。汚染水は現在、1日500トンのペースで増え続けている。満タン状態になるまであと1週間しか余裕がない。特に3号機のトレンチでは地表まであと14・7センチまで水位が上昇した。
3号機の燃料には猛毒のプルトニウムが使われている。プルトニウムは半減期が極めて長く、内部被曝した場合は臓器を50年も傷つけ続けるという。もし、海へ流れ出したら…。ある漁業関係者は「すでに汚染が問題となったコウナゴだけではなく、深い場所を泳ぐアンコウやヒラメなども危なくなる。さらに猛毒が追い打ちをかけたら、東日本の太平洋沿岸で漁業なんてできなくなる」と頭を抱えた。
東電は注水の量を減らすことも検討しているが、東電内では「水を減らせば原子炉の危険が高まる」との声が根強い。
ここへきて、4号機の原子炉建屋で機器を水に漬けて保管している「ピット」という場所の水位が低下、露出した機器から強い放射線が出ている可能性が高いことも判明した。東電では19日から水の注入を始めている。
原子炉の冷却にも、放射線の遮蔽にも水は必要。しかし、汚染水があふれ出した際の被害はあまりに大きい。システム再稼働までジレンマが続く。
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