「浜岡との違い不明」　青森の検証委は批判の声
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110619/lcl11061916570002-n1.htm
2011.6.19 16:55　産経新聞

　青森県内の原子力施設の安全性を独自に検証する県の第三者委員会が１９日、東京都内で開かれ、委員から経済産業省原子力安全・保安院に対し、中部電力浜岡原発（静岡県）だけ停止を要請した理由が不明と批判する声が上がった。

　ジャーナリストの柴田鉄治委員は、防潮堤を造るのに数年かかるのは東北電力東通原発（青森県）も浜岡原発も同じで、違いが分からないと強調。他の複数の委員も福島第１原発事故を受けた緊急安全対策について「安全性がどれぐらい向上したかを量的に示さないと説明にならない」などと指摘した。

　保安院の担当者は、浜岡原発だけに停止要請したことに関し「地震や津波の切迫性で他の地域と差がある」と説明した。

　柴田委員は会合後、記者団に「地震や津波への不安はどこでも同じだ。浜岡だけ別というのはダブルスタンダードだ」と疑問を呈した。
　

コメント
01. 2011年6月20日 08:55:36: z3JPTJSWDM 　まったく予測されていなかった今回の東北地震、それによって福島原発は壊滅したし、かなり前から来る来ると言われている東海地震はまだ来ていない。 　それによって、地震予測可能性が低い地方の原発は安全、高い浜岡は危険だから停止という論理は破綻しているのではないか。
02. 2011年6月20日 09:18:20: lqOPOFnyLE 少なくとも地震予測可能性の高い浜岡は危険ということで、他の原発が安全ということではないはず。解釈がややあいまいで、したがって他の原発はまた別の観点から危険で停止ということを、検討すればよいだけ。原子力安全委員会がそれをするかどうかは、原子力村のことだけど、噛み付くならばそこを噛み付くのが当然ではないか。（ただし、いわれている地震予測可能性の高さも地震学会などに自信がある数値なわけではない。）
03. 2011年6月20日 09:32:19: 7WZekNACgc ＞地震予測可能性が低い地方の原発は安全、高い浜岡は危険だから停止という論理は破綻 その通り。 地震予測可能性が3/11以降に新基準で見直されたのならともかくも、１月発表のままなのだから。 可能性=0とされた福島が被災した後で、危険なのは浜岡だけと言われても、誰が信用するんだろう？ 国民を舐めているのか？
04. 2011年6月20日 13:19:15: h6cbKB908I 日本の地震は世界の地震の１０％で、しかも大きい。 最近は１週間で２度３度とどこかで地震が発生している。 しかも、多くの原子炉が３０年以上経過して、脆弱性が 高まっている。 さらに、３割以上で設計段階で考慮外のＭＯＸ燃料まで 使用している。 これだけで、全原発を即時停止する理由は十分だろう。

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