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自然エネルギー普及への繋ぎやプルトニウム核廃棄物処理の為に、高い安全性がある「トリウム溶融塩炉」原発普及への議論を!
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/135.html
投稿者 SUWAXTUCI 日時 2011 年 6 月 20 日 01:13:00: kaxp1.oWSPFfY
 

東日本大震災による福島原発事故以来、ここ阿修羅掲示板でも盛んに脱原発が議論され、そのデモ運動も行われています。おそらく脱原発を主張される多くの方々の念頭にあるのは危険性が露呈された既存のウラン軽水炉型原発の廃止、代替エネルギー案としては自然エネルギー等の普及であろうと思う。私もその議論や運動自体は悪いことではないと思っています。
しかし、脱原発を主張される方々の中には、原発は全て危険な物というイメージしかなく、既存のウラン核サイクルを利用する危険な軽水炉型以外にも、トリウム核サイクルを利用する安全性の高い溶融塩炉型がありその基礎技術や過去に実証炉が存在するが利権がらみで実用化が妨げられてきたという事実を知らない方もいるのではないかと思います。
これには既存原発利権団体からの恩恵を受け現在までこの技術を報道してこなかった既存メディア(特に地上波TV)の責任もあります。この事を知らない方々がビジョンも無くただ感情的に反原発を叫んでいる傾向にある点は、もう少し賢明で冷静な視点での議論が必要だと少し危惧します。
それは、既存のウラン軽水炉型原発を全廃出来たとしても、現在までの大量に残されたプルトニウム核廃棄物をどう処理していくのかという問題などが残るからです。
現在までの国の原子力行政は、あくまでウラン核サイクル利用にこだわり、青森県六ヶ所村の再処理工場でプルトニウムを抽出し、劣化ウランと混ぜたMOX核燃料として既存軽水炉での使用を始めていましたが、このMOX核燃料(プルサーマル)利用でもそれ以上の大量のプルトニウム核廃棄物を生み出し一向に核廃棄物を減らすことは出来ない事が明らかとなっており、このウラン核燃料サイクルはすでに破綻しています。その大量のプルトニウム核廃棄物の処理に苦慮し、大深度地下にガラス固体化したプルトニウム核廃棄物を埋める計画まで立てて、既存原発利権勢力とグルになった国の原子力行政は後世にまでその危険なツケを残そうとしています。

一方で、新たにトリウム核サイクルを利用する溶融塩炉(溶は熔とも書きます)は、このプルトニウム核廃棄物から抽出したプルトニウムを火種として、トリウムを薪として核分裂反応を起こし、そこから出た核廃棄物は全くプルトニウムを含まずそれ以外の放射性元素で構成され、その元のプルトニウム核廃棄物から千分の1程度に激減させた量の核廃棄物しか出さず、核廃棄物問題から見てもそれをほとんど解決できる画期的な炉形態です。溶融塩というのは塩化ナトリウムの事ではなく、化学的な”塩”の種類であるという意味で、実際はフッ化リチウム・フッ化ベリリウムの共融塩(FLiBe フリーベ)です。
もう一つの特筆点は原理的なものから見直された高い安全性です。
既存のウラン軽水炉では固体状のウランを燃料棒(ペレット)として加工したものの回りにジルコニウムの金属被覆管で覆いそれを圧力容器の中で水(軽水)に浸した状態で核分裂反応を起こす構造になっているので、福島原発事故で露呈したように全電源喪失で水供給ポンプが全て作動しなくなって水位が下がると核分裂反応(臨界状態)を制御棒挿入で即座に止めたとしても崩壊熱で空焚き状態となり燃料棒のウランや被覆管のジルコニウムが溶け出してメルトダウンを起こし、溶けたジルコニウムと水が反応して水素爆発も引き起こす事、電源が切れでもすればこのような暴走を引き起こしてしまう(フェールセーフが働かない)という原理的な限界を持っています。
しかし、トリウム溶融塩炉はトリウム核燃料と中性子火種のプルトニウムを溶融塩で、そもそも溶かした状態で核分裂反応を起こすのでメルトダウンが起こらず、水と接していないので水素爆発も起こりません。さらに、全電源喪失でトリウム燃料溶融塩の炉循環ポンプの停止など非常事態が起これば、温度上昇で先に溶ける構造にしている炉のドレインバルブからトリウム燃料溶融塩が緊急時放射性物質格納専用のドレインタンクに抜け落ち、崩壊熱を自然循環空冷ですぐさま冷やし450℃程度でガラス固体化し、放射能物質は閉じ込められ、拡散することはありません。この時もちろん核分裂反応(臨界)は止まっています。それはトリウム溶融塩炉も熱中性子炉の一種で、炉心内の黒鉛減速材で中性子が減速された状態で初めて核分裂反応(臨界)状態が維持されるため、トリウム燃料溶融塩が炉心外に出れば黒鉛減速材の関与が無くなるため中性子が減速されず核分裂反応(臨界)が止まります。
ここで、放射性物質が原発施設外に拡散するか否かについての重要な違いは、炉心を冷却循環する一次循環系の放射性物質汚染された液体が、既存の軽水炉のような水(軽水)であれば漏れ出た時に、水に溶けている放射性物質が水蒸気による気体化と共に飛散したり、放射性物質汚染水として流出してしまいます。まさに福島原発事故で現出している状況です。
しかし、トリウム溶融塩炉の場合はこの一次循環系の液体はトリウム燃料溶融塩で、漏れ出たときに固体化して放射性物質を閉じ込め、拡散や飛散を防止出来る所にあります。要は漏れ出たときに液体や気体化するか、または固体化するかで放射性物質の拡散を防止できるか出来ないかが決定的に変わる点が重要です。
トリウム溶融塩炉のその他のメリットとしては、核兵器の材料になるプルトニウム放射性廃棄物を生まないので核拡散防止や真の核の平和利用につながる(但し、強いガンマ線を出す放射性物質を含むごく少量の放射性廃棄物を出すので放射線遮蔽して厳重な管理が必要だが、かえってその強いガンマ線がこの放射性廃棄物のテロリスト等からの盗難防止になる)。大量の水を必要としないので津波リスクのある海岸に造る必要が無く、山地でも建設が可能。トリウムは電気自動車の高出力モーター製造などに必要なレアアース採掘の過程で出てくるので、現在まで世界中でその処分に困っているが、トリウム溶融塩炉でその有効利用が出来る。など一石四鳥五鳥にもなるメリットがあります。

現在日本でこのトリウム溶融塩炉研究と普及を提唱している第一人者に、既存原発利権勢力から冷たい仕打ちや冷や飯を食わされても人類のより良い安全な未来のために50年来真摯に情熱を持って研究されて来た古川和男氏と比較的若手の亀井敬史氏などがおり、実証段階まで基礎技術が確立しているため数年〜10年以内で実用化可能だと言われています。この技術について詳しく知りたい方は諸氏の研究団体サイトや著書や雑誌記事などを見て下さい。
古川和男氏の最新著書「原発安全革命」と、リンクでたどれる亀井敬史氏の「平和のエネルギー―トリウム原子力 ガンダムは“トリウム”の夢を見るか? 」http://www.amazon.co.jp/%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%AE%89%E5%85%A8%E9%9D%A9%E5%91%BD-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E5%8F%A4%E5%B7%9D-%E5%92%8C%E7%94%B7/dp/4166608061
古川和男氏が理事長を務める、NPO「トリウム熔融塩国際フォーラム」http://msr21.fc2web.com/
亀井敬史氏は6月12日放送の読売テレビ系列「たかじんのそこまで言って委員会」の次世代エネルギー特集でパネラーとしてトリウム溶融塩炉を紹介しましたが、その番組からの後日談動画「亀井敬史 ガンダム×トリウム〜原子力のニュータイプ.flv」http://www.youtube.com/watch?v=FgkmM2Y7-Us 学会での亀井敬史氏のトリウム講演http://www.youtube.com/watch?v=b-SlUW6w5zk
雑誌記事としては、致知出版社 月刊「致知」2011年6月号 脱プルトニウムの原発革命 古川和男(トリウム熔融塩国際フォーラム理事長)のインタビュー記事 http://www.chichi.co.jp/monthly/201106_index.html
東洋経済新報社 週刊東洋経済2011年6月11日号の原子力特集で「より小型、より安全にトリウム原子炉の可能性」という亀井敬史氏の寄稿記事が載っています。http://www.toyokeizai.net/shop/magazine/toyo/detail/BI/39124995746cc2fe398d77ca5f2943ef/

最後に、単に一括りに脱原発反原発と言って訴える事が、トリウム溶融塩炉のような原理的に安全で核拡散防止にもなり放射性廃棄物問題も解決する可能性のある原発の芽も潰してしまうという事をよく認識していただきたいのです。トリウム溶融塩炉も原発の一種です。トリウム溶融塩炉は応援する気持ちがあるなら、既存のウラン核サイクルやその危険な軽水炉に対する脱原発反原発であるというように明確に主張し分けて訴えて頂きたいのです。
その事を私は皆さんに強く訴えたいと思います。

 

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コメント
 
01. 2011年6月20日 01:27:25: rWmc8odQao
「一石四鳥五鳥にもなるメリットがあります。」
「原理的に安全で核拡散防止にもなり放射性廃棄物問題も解決する可能性のある原発」

今までの原発も、そう言い聞かされてきた気が…


02. 2011年6月20日 01:37:23: vJW61Ise0M
ウランに比べて生成されるプルトニウムの量は少量でも放射性廃棄物の問題は残ります。実験炉では大量の廃棄物が生成されているので今のところ机上の空論です。

トリウム溶融塩炉は強いガンマ線を出すため、放射線の遮蔽の為建屋が巨大になりますし、ガンマ線の為構造物がすぐに劣化してしまう問題や、高温溶融塩による配管の腐食があるでの経済的には大量の補助金無しには成り立たないでしょう。

事故が起こった場合、強力で遮蔽しにくいガンマ線に遮られ、収束に長期間を要する点も変わりません。


03. 2011年6月20日 01:48:51: HvBhIc9SKQ
研究の成果をアピールしたい気持ちはわかる。
しかし断る。
ガスコンバインドで何の問題もない。

04. 2011年6月20日 02:02:31: 20VcbS9auA

 "トリウム、核融合"

夢のエネルギーを皆さまに

     by 魔怒砕炎


05. 2011年6月20日 02:08:40: hETgoHSD3k
03さんに同意。

核エネルギーと自然エネルギーの、二項対立が激しすぎる。
太陽光+ガスコンバインドなどのハイブリッドやコージェネレーションに言及しない議論は、実践的ではない。


06. 2011年6月20日 02:17:01: h6cbKB908I
核暴走しない安全な原子炉としてトリウムの研究をされてきたかたがたの
話はきいたことがある。やはり国策のウランに沿っていないため、研究開発に
ほとほと困りながらの苦労話でもあった。

しかし今はタイミングが悪い。狼が人間を食い散らかした後にあらわれる
猟犬のようなもので、分別や賢さがあっても、同じ容姿であれば怖さが
先に立つ。

ミソもクソもいっしょにしてほしくない気持ちは、本文でも理解できるが
私を含め国民の殆どが放射性物質の恐怖のなかでおののいているなかで、
違いを主張しても、残念とおもうが、あまりにタイミングが悪すぎて、
原子力利権の一味とさえ思われる。


07. 2011年6月20日 02:23:39: EGaQ73B5yp
たかだかタービン回して電気を起こすために
ま〜だ原子核反応に期待をかけてる昭和類人猿は、みんなそろって
福島原発でゾーキン掛けして被曝して死にやがれ!

蒸気タービンまわすために、トリウムとか言ってる奴らは知能障害だろ。(笑)


08. 2011年6月20日 04:11:40: oz33FCcPgo
原子力はもうごめんです。

トリウム溶融塩炉の研究開発に使う金と時間があったら、
100万年管理しなければならない使用済み燃料の処理方法を考えてください。

汚染された土地の除染方法を考えてください。

さようなら原発


09. 2011年6月20日 05:58:33: sf73H838rA
放射線を出すものはすべてNOです。

10. 松本義久 2011年6月20日 08:02:49: Ibr//rQvkL5/2 : rvTfiDA42E
そんなに安全なら原子力保安院と国会議事堂、首相官邸、東京都庁の中に建設して欲しい

11. 2011年6月20日 08:35:02: tnCJyJUJUA
トリウム原子炉を

東京 大阪 京都 名古屋 などの

大都市に 設置をするのなら、考えてもいいかも。

過疎な地域に設置するなら、いんちき では、ないかな?

と 独り言。


12. 2011年6月20日 09:26:31: CC8ETEUB8Q
>>10 >>11
どれほどの限定つきでも、最初の一歩で譲歩するとすぐに手遅れという事態になるよ。

13. 2011年6月20日 09:43:40: oOacRQmuMU
トリウム溶融塩炉がそんなに素晴らしいなら
世界中で稼働しててもいいようなもんだ

14. 2011年6月20日 11:24:29: QXVaulDOhs
13>
そこが不思議なんですね。
大体原子力関係の『新技術』は机上の空論が多く実用化には程遠いのが普通なんですが、黒鉛溶融塩炉は航空機に搭載する原子炉として研究され1954年に長時間安定して運転した実績があるんですね。
同じ増殖炉である高速中性子炉が、米国でもフランスでも開発を断念し、日本のもんじゅも恐らく実用化出来ないのとは対照的です。
福島原発の事故で一番の問題である冷却が、黒鉛溶融塩炉で事故が起こった時の空冷で対処可能ということなら本当に素晴らしい技術だと思います。
60年も前に確立した技術がありながら実用化に手がつけられなかったのは大きな政治的な理由、例えば石油などエネルギーを通じた世界支配が出来なくなる、などがあるからだと思われます。

15. 恵也 2011年6月20日 12:00:41: cdRlA.6W79UEw : BUtfKffNMo
>>02 高温溶融塩による配管の腐食がある

この問題は簡単には解決せず、新しい配管が出来たとしても信頼性がない。
水であれば人類は長い経験と研究を続けてきたので、大きな信頼性がある。

しかし高温溶融塩が強い放射線を出していては、どのくらいの耐久性があるか
人類にはあまり経験がない。

軽水炉でも強い放射線のため、特別に丈夫な高級ステンレスの分厚いものを
シュラウドに使い交換する予定さえなかったのに、全周に渡ってヒビが入り問題
になったし、増殖炉でもナトリウムを使ったためにパイプから漏れ出し世界が結局
撤退してしまった。

放射線が与える金属疲労は、新しい形式の原子炉を作ったらまた初めから
新しく研究しなおさなくてはいけないもの。経年変化がわからんのだから。

夢の核融合炉にしても、中性子線を大量に発生するため閉じ込める隔壁の
金属材料がない。時間と共に金属原子がスカスカになって劣化するという。

放射線を出すもので大電力を取り出すという考えが、そもそも間違いというべき。
博打で楽して金を大儲けするような、神に許されない悪行であり、小電力を少し
ずつ取り出す科学を発達させるのならば、研究に税金で援助しても良い。

ーーーー引用開始ーーーー
中性子線を浴びて傷んだ超伝導磁石や隔壁などは、超高精度の遠隔操作で
取り替える技術開発が進められている。その機構がもしも故障したとしたら、現
場に入って直すのだって簡単ではない。
長期に止めたまま放射線レベルが下がるのをただただ待つことだってあり得る。
(団藤保晴 氏より)


16. 2011年6月20日 12:55:37: 6t3Z2XpZpc
高速増殖炉は原理的には投入した以上のプルトニウムが発生するので「夢の原子力」と呼ばれ、各国で何度も実験炉が作られた。

しかし、どの国も全て失敗した。日本はいつまでもしつこく実用化できると宣伝しもんじゅに莫大な金を投入し続けたが90年代にナトリウム漏出事故がおこりあえなく破綻。

今や巨大な不良債権となっている。1970年代には重水素からヘリウムを発生させる核融合技術がまもなく実用化されるとの宣伝が行われていたが、これも現在まだ基礎研究段階に留まる。

技術の詳細よりも世界情勢の的確な把握が正しい認識につながるケースが多い。


17. 2011年6月20日 13:00:37: SdzmihaTL8
ここに出てたよね。
http://www.asyura2.com/11/genpatu8/msg/724.html

要するに、金儲けにならない原発は要らないって事ですね。

日本も原発=金儲けだったのでしょう。


18. 2011年6月20日 14:02:04: HYHUspnQ6g
放射線を出すものは全て不要。自然エネルギーで十分。

19. 2011年6月20日 15:57:19: bUg0VErYeY

日本の政治・行政システムは一度走り出すと止まらない。

先の戦争も、ダム建設も、干拓も…

高速増殖炉も爆発するまでやめないでしょう。


20. 恵也 2011年6月20日 18:13:32: cdRlA.6W79UEw : utjAJXF1Zs
>>14 60年も前に確立した技術がありながら実用化に手がつけられなかった

これを確立した技術なんていいません。
試験的に作ったが、技術の面で大きな壁があり研究者が諦めてしまったと見るべき。
科学の発展でブレイクスルーが起きたのなら、それを利用して実用化へ道が開ける。

しかし記事を見てもどんなところで壁にぶつかり撤退したのか説明もなく、タンに
陰謀論で片付けてるのじゃ、論議以前の問題。

増殖炉にしても、軽水炉よりも早く作られたのに実用化できず軽水炉が世界を
席巻したのは技術面で大きな壁を乗り越えてきたからだ。
トリウム溶融塩炉は増殖炉と同じ金食い虫の感じがする。

そんなお金があるのなら太陽光や風力、地熱発電など完成した技術を発展さ
せるべきで、長期的にはメタンハイドレートから燃料を取るべき。

しかし東京大学の先生方は原発が好きだね。
屁理屈つけてでも推進させようと、安全神話から停電神話で宣伝にまい進してる。
まあ飯の種だから偏見に固まってしまうのは仕方ないけど・・・・


21. 2011年6月20日 20:18:42: yIsZh3Lkng
ずいぶん良いコツばかりいっとるけど、原発もそうだったね。
夢の燃料だった、絶対安全だった、何しろ5重の守りだった、低コストの筈だった、地震には絶対安全な筈だった、津波にも大丈夫な筈だった。

でも・・・・事故は起きた・・・・想定外だった・・・・直ちには健康には問題無いと枝野は言う、でも・・・枝野の家族は外国へ・・・・枝野は重装備でフル装備で福島入り、車外へ出たのはたったの5分間・・・・・これって何???

もう原発は要らない!
放射能は無用!
自然エネルギー拡大を図るまで停電しようが、ナンだろうが原発はもう要らない。
54基のうち37基が停止中、目下17期しか稼動していない。
3年に一度点検だから、今度の点検に入れば原発はほとんど停止になる。
再稼動は国民が許さない!
そして全部廃炉だ!

当たり前だろう!
どんな原発でも、放射能廃棄物が出る。
毎日出る放射能をどうすんだー!
放射能の上に寝るンかー!


22. 2011年6月20日 20:27:52: yIsZh3Lkng
先ず手始めに、海江田と森永卓郎と、菅を福島原発のえ〜と何号炉が良いでしょうか?お好きなところでお部屋を取ってやっていただきたいのですが・・・・
何号炉がご希望ですか?海江田さん。
何号炉がご希望ですか?森永卓郎さん。
何号炉がご希望ですか?菅直人さん。

部屋代は特別格安です、ハイ。
プルトニュームジュースはサービスです。
もちろんお代わり自由です。
ではどうぞごゆっくりおやすみ下さい。

なぁんてのはどう?
あぁ、これが実現したなら、どんなに胸がすく事か!


23. 2011年6月20日 20:36:47: TymlwAGSxk
あのねえ、とうの昔に逝ってしまった話を蒸し返すなんて、原発メーカーが必死に生き残りをかけて仕込んでいるプレゼン話のお先棒担いでどうするのよ。

トリウム溶融塩炉というのは、原子炉内で従来のウラン燃料の替わりにトリウムを燃焼させる「原子炉」なの。燃料を燃やせば核兵器の原材料となるプルトニウムが抽出できるウラン原子炉と違い、プルトニウムを派生しないだけでその他の放射性物質はウラン原子炉に比べ、1,3倍も多量に発生させる原子炉なの。

トリウム溶融塩炉から生みだされる高濃度放射性廃棄物はどうするの?ウラン燃焼原子炉に比べ、トリウム原子炉から生みだされるヨウ素、セシウム、ストロンチウム等の高濃度放射性廃棄物は「安全」なの?トリウム原子炉製放射性廃棄物は半減期はウラン原子炉とは別物なの?日本にはもう廃棄物保管場所がないこと分って言っているの?

そもそも日本を恒常的に襲う地震、津波はトリウム原子炉を避けてくれるの?でその単独では自立できないトリム原子炉運転をバックアップするため、トリウム原子炉をもう一つこさえるの?でそのバックアップ用トリウム原子炉をバックアップするための更なるトリウム原子炉? これブラック・ジョークの世界じゃないの?


24. 2011年6月20日 21:07:28: Nt63w3FImA
 トリウム溶融塩原子炉がすばらしいなんて、全くの嘘です。唱道する本人が嘘をついているつもりがなくて、本気ですばらしいと信じているのなら、現実の技術というものに対する無知としかいいようがありません。
 トリウム溶融塩炉は強烈なガンマ線を出すので、全て遠隔操縦で、いったん動き始めたらちょっとした故障でも遠隔で作業しなければならず、人間は近づけません。地震で配管が破断すればもちろんのこと、ちょっとでも内部の溶融塩がこぼれても、強烈なガンマ線のために人間が近づいて処理することは不可能です。
 米国のORNL研究所で実際に運転して大丈夫だったという「実績」がしきりに強調されますが、ちっぽけな実験炉を短期間動かしたからと言って、安全性や信頼性に対する何の担保にもなりません。
 さらに、フッ化物溶融塩を用いるのですから、ほんのわずかでも水分が混入すれば即、フッ酸が生成して、配管を腐食します。
 要するに現実を知らない人の夢物語です。

25. 2011年6月20日 22:49:27: DzsOYT2Bm6
自然エネルギーはそこらに漂い、だから腕時計も突然発熱したのです。

26. 2011年6月21日 07:27:16: zHJSsUE8oI

とりあえずは、ガスコンバインドで、

それから、がんばって、自然エネルギーを模索する方向で決まり。


27. SUWAXTUCI 2011年6月25日 04:14:51: kaxp1.oWSPFfY : 7xfuGfvObA
コメントでどうしても見過ごしておけない点に反論しておきます。

>高温溶融塩による配管の腐食がある

このブログを見れば、専門家の間で広まった誤った認識である事が分かります。
「トリウム熔融塩炉の濡れ衣」
http://10767277.at.webry.info/200510/article_2.html
「原発安全革命」でも213ページ辺りで、オークリッジ研究所での配管腐食問題への解決策は1970〜76年に大きな進展があったのに、それ以前の時期の研究成果しかどの権威ある学会誌においても書かれて来なかったため、専門家の間で今でも溶融塩炉は配管腐食問題があるという根強い誤解があるという主旨の事を古川氏も述べています。

>放射線が与える金属疲労は、新しい形式の原子炉を作ったらまた初めから
新しく研究しなおさなくてはいけないもの。経年変化がわからんのだから。

確かに、トリウム溶融塩炉は放射線の金属疲労に対しては米国オークリッジ研究所での60年代の4年間の実証試験運転のみで十分に検証されてません。だからこそとりあえずは進歩した現在の技術でのトリウム溶融塩炉の実験実証炉の建設(想定しているのは小型炉であるので費用も既存の大型軽水炉ほどはかからない)と運転から始め、放射線の金属疲労への挙動や高いガンマ線の放射線遮蔽や遠隔操作が十分出来、その安全性があるかなどの実証研究、データ収集し、それに対する対策が講じる事が出来て初めて実用商用炉に進めば良いと思います。
その対策を講じる事が出来なければ実用化はきっぱり諦めれば良いと思います。
原発反対派の人たちもその時点でトリウム溶融塩炉に対しても反対運動を起こしてやめさせてくれれば良いのです。
少なくとも私も含めてトリウム溶融塩炉の可能性を信じている善良な人たちはそれで納得します。とにかくトリウム溶融塩炉の実験実証炉だけでも造って動かして試してみてほしいわけです。なにも試さない段階で頭ごなしに無理だと否定するのは可能性を潰すことで賢明ではありません。

>プルトニウムを派生しないだけでその他の放射性物質はウラン原子炉に比べ、1,3倍も多量に発生させる原子炉なの。

このブログ「トリウム原発に騙されてはいけない!! 2」
http://blog.sizen-kankyo.net/blog/2011/05/000895.html
を見れば、表から確かに1.3倍という数字が読み取れますが、このブログのコメント欄でも触れられているように、核分裂によって同じ量の熱エネルギーを取り出すのに、トリウムは質量比でウランと比べて数百分の1(参考http://www.facebook.com/photo.php?fbid=204736169567482&set=a.202969346410831.50687.196356117072154&type=1&ref=nf)も少ない量でエネルギーが取り出せるために非常に少ない量での使用で済みます。そのため双方の核燃料を同じ質量で放射性物質の量を比較するのは正しくありません。取り出せる同じエネルギー量で比較した放射性物質の出す量はウランの数百分の一からの1.3倍である、かなり少ない量であるということです。


28. 2011年6月25日 08:10:21: Nt63w3FImA
>少なくとも私も含めてトリウム溶融塩炉の可能性を信じている善良な人たちはそ
>れで納得します。とにかくトリウム溶融塩炉の実験実証炉だけでも造って動かし
>て試してみてほしいわけです。なにも試さない段階で頭ごなしに無理だと否定す
>るのは可能性を潰すことで賢明ではありません。

何も試さない段階でどうして「もう一つの特筆点は原理的なものから見直された高い安全性」があるとわかるのでしょう? 100歩譲って溶融塩自体は配管を腐食しないとしましょう。しかし、もし少しでも水分が混入すれば、溶融塩は直ちに加水分解を起こしてフッ酸が生じ、配管を腐食します。こうしたことは「想定外」なのでしょうか(^o^)。

 実用炉レベルでは何も確かなことが言えないのに、夢ばかりまき散らす「可能性を信じている善良な人たち」は、ご自身が軽水炉やNa-FBRの初期の頃と全く同じことをしているに過ぎないのです。

 「なにも試さない段階で頭ごなしに無理だと否定する」ことが賢明でないというのなら、「なにも試さない段階で頭ごなしに夢がある、原理的に安全だ」と主張することも同様に賢明ではないことに気がつかねばなりません。

 これに気がつかないことが、現実を知らない無知と言われるのです。


29. SUWAXTUCI 2011年6月25日 18:01:28: kaxp1.oWSPFfY : 7xfuGfvObA
>もし少しでも水分が混入すれば、溶融塩は直ちに加水分解を起こしてフッ酸が生じ、配管を腐食します。こうしたことは「想定外」なのでしょうか

核融合炉でもブランケットにFlibe溶融塩を利用する上での金属材料の腐食研究が行われているようですが、その最近の研究成果
http://www.nifs.ac.jp/kenkyo/kyodo-kenkyu/houkokukai/h20/lhd_pdf/lhd_04.pdf
この、腐食のメカニズムのような反応のことを言っているのですか?
最後のまとめに「JFL-1(核融合炉ブランケット構造材料)のFlibeへの長期浸漬試験を実施し、そのわずかな腐食にHF(フッ酸)とH20(水)が腐食に関与している事がわかった」とあります。
その事は古川先生も想定していると思います。
「原発安全革命」167ページで「燃料塩を注入する前の炉内壁の金属表面全体はそれまで空気に触れていた当然の結果として酸化皮膜で覆われているので、運転に際し、前もって脱水した純フリーベ熔融塩を注入して、酸化皮膜をその塩で洗い流し完全に除去しなければならない。金属容器内壁の腐食が進行するからである。このように処理した実験炉MSRE(60年代米国オークリッジ研究所の実験実証炉)での経験によるとハステロイ-Nの腐食は全く無視できる程度で、そのわずかな腐食量は、
炉内の黒鉛材が運転前に吸着吸蔵していたと思われる微量の水分・二酸化炭素・一酸化炭素による腐食効果とほぼ一致した。高温状態では燃料塩に外部からの吸湿など何らかの汚染が加えられる心配も無く、FUJI-U(古川氏の設計する小型トリウム熔融塩炉)の運転開始後の腐食は全く心配ないもの、と考えられる。」
と触れられているので、脱水した純フリーベ熔融塩でなければ腐食を起こすという表現で、その認識は古川先生も持っていると思います。


30. 2011年6月26日 18:43:16: Nt63w3FImA
SUWAXTUCIさん、

 やっぱりずれていますね。私はあなたと個別の問題で議論するほどの気はなく、あなたがトリウム溶融塩炉に全体として過剰な期待を抱いていることに対する批判が私の意見の本質なのだけど、批判といってもやはり個別の議論に立脚している以上、個別の論点の議論をある程度せねばならないでしょう。

 トリウム溶融塩炉ではどうやって発電するんでしょう? 結局、水蒸気をつくるんでしょ。二次溶融塩ループを回して、熱交換器で水蒸気を作る。その熱交換器では、フッ化物二次溶融塩と水が金属板一枚で隔てられている。その金属板に穴が開くことは想定外でしょうか。腐食やフレッティングで。

 そして、加水分解してできたフッ酸が、一次溶融塩と二次溶融塩とを隔てる金属板を腐食する可能性についても想定外なのでしょうか。

 PWRでは一次−二次の熱交換器の細管が腐食することは周知の事実です。水で腐食するんですよ。


 あなたはもう少し想像力を働かせたほうがいいのではないでしょうか。軽水炉だってNa-FBRだって、構想段階では夢の原子炉といわれてたんですよ。

 FBRではNa漏れは起こらないことになっていますが、ロシアで稼働している研究用Na高速炉の技術者に聞くと「Na漏れ? Na漏れは起きるに決まってるだろうよ」という答えでした。


 


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