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原発推進派の巣窟自民党も「津波破局説」:地震には備えてきたが想定外の津波でやられた:失念禁止!≪地震が破局要因!≫
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/113.html
投稿者 あっしら 日時 2011 年 6 月 19 日 13:28:00: Mo7ApAlflbQ6s
 


さっき録画で見た昨日(18日)のテレビ東京「田勢康弘の週刊ニュース新書」は、メインテーマの「驚異の“粘り腰”菅総理にどう対峙?」より「原発と自民党 その功罪を問う」や原発や自然エネルギーに関する話のほうが充実していた。

自民党は、河野太郎代議士などわずかな勢力を別にすると、今なお原発推進を旗印に掲げる政治集団である。
福島第一の事故後しばらくはしらばくれていたが、4月に入ったころから、ようやく「原発事故については自民党にも責任がある」と言うようになった。
しかし、責任があると言ったのは、口先だけで責任逃れのための言辞だとわかるような言動を続けている。
その一端がわかるものがTVで放送されたので紹介する。

原発事故と自民党の関係についての“責任の一端もある”というTV東京女性アナの言葉が口火を切った。

(責任の一端ではなく、現在ある54機の原発はすべて自民党政権時代に建設されたもので、保安院をはじめ推進・管理の組織も自民党が官僚とともに造り上げてきたものだ。今回の事故に関する政治の責任はその90%以上が自民党(OB及び離党者を含む)にあると考えている)


まずは、現在なお原発推進派である甘利元経産大臣(安部内閣時代)への取材映像から始まった。
甘利代議士は、07年の「中越地震」で深刻な事故を起こした柏崎・刈羽原発の話を持ち出し、その事故を受けて原子力安全委員会がまとめた新指針は「地震、地震、とにかく地震に備えろと書かれているだけで、津波のことは書かれていない」と説明した。
それを受けたTV東京が、06年に共産党の吉井代議士が提出した例の福島第一と津波の問題をめぐる質問主意書を出すと、甘利代議士は席を立ってしまったそうで、取材は打ち切りとなった。

(甘利代議士は、原発について、「備蓄を潜在的に持つエネルギー」と推進理由の一端も話した。これは再処理や高速増殖炉を念頭においた発言だと思うが、その危険性や莫大なコストをまったく説明しないまま“神学”的なメリット話をするのは犯罪的だ)

さらに、当時官房長官だった塩崎代議士に取材すると、「5.7mは想定していたが、今回は想定外。甘かったと言われてもしようがない」と話した。

自民党は、今回の原発事故に責任があると言いながら、肝心な事故要因を津波にしてしまうことで責任逃れを果たそうとしている。

今一度確認しておきたい。

津波で失った電源は非常用ディーゼル発電機の非常用交流でしかない。

二つある常用電源の一つである外部電源は、“地震”の影響とみられる鉄塔の倒壊や歪み、変動所や開閉所の機器類破損により喪失したのである。

さらに、東電は、福島第一で6号機だけは津波対策を行っていたのである。原子炉建屋よりも山側に空冷式非常用ディーゼル発電機を設置していたことで、5・6号機は破局を免れたのである。逆に言えば、1〜4号機はお金を惜しんで考えは及んでいたしなおかつできる対策をしなかっただけなのだ。

忘れてはならないのは、福島第一が津波ではなく地震で破局を迎えたことである。

甘利元経産相や塩崎元官房長官に言いたい。

それはやっていたと強弁する「地震に備えろ!」をきちんと考え実行していれば、今回の事故はもっと小さいレベルで終息した可能性が高いのだ。

事故に責任があると言いながら「想定外の津波が襲ってきたから」と言って実質責任逃れをするような連中に政権は任せられないし、原発を管理していくこともできないと断言する。


※ 最後に、これまた原発推進派の巣窟である日本経済新聞=テレビ東京の番組としては異例のことだが、原発必要論のオブラートに包んではいながらも、経産省が示す原発の発電コストの嘘や自然エネルギー普及を阻害した電力会社の論理などを取り上げていた。
また、メインキャスターの元日経新聞論説委員の田勢康弘さんは、「3月11日までは安全で安い原発を推進することがためになると考えていたが、今後はしばらくは原発が必要だとしても、自然エネルギーなどに切り替えていったほうがいいと考えるようになった」とまとめていた。

 

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コメント
 
01. あっしら 2011年6月19日 13:47:50: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c

追加:

念のため、菅政権(原子力災害対策本部)も、自民党幹部も、大手メディアの担当セクション幹部も、「地震による破局」を知っていながら津波のせいにしています。

私よりももっとよく事故の原因をはじめ諸事情を知っているのです。

知らないまま「津波原因説」を言う人たちはまだ救いがありますが、原発を温存するために嘘をついて「津波原因説」を語る連中は万死に値すると考えています。

日本に限らずですが、支配側にいる人たちとはそういう心根の持ち主だということをご承知おきください。


02. よしゆき 2011年6月19日 14:44:21: .fHdROTysEMxI : ku6tqqUz9w
あっしらさんへ


いつもの精力的な投稿、お疲れ様です。
勝手ながらあっしらさんの投稿、いつも楽しみにしております。


ここまでのあっしらさんの投稿の要旨は、

・今回の事故の原因は津波ではなく地震そのもの
・原発推進派の中でも利権に関わる集団(日本の支配者?)はその事を知っている
・知った上で津波原因説を擁する事で原発は安全だと言いその推進をするふてえ奴ら

と言う構成にあると受け止めています。


ここでちょっとあっしらさんのお考えを伺ってみたいのですが、例えば日本の原発が今回の事故を契機に改善され、地震・津波両方に対してにての備えを強化したとしても原発推進に対しては反対なのでしょうか?
またもし反対なのだとしたら(多分反対だと思うのですが)その理由は主に何処にあるのでしょうか?


コンサルタントとして、そして元原発技術者としても著名な大前研一さん何かはこれで地震・津波双方への対応力は上がるし、核廃棄物の処理の問題も福島の原発の地下と言う良い放棄先が見つかったんだし、今後も推進し更に海外市場を狙える日本の貿易商品として育てていく事が出来るというお考えをお持ちのようです。


またもう一つ。
世論調査の数字が正しいとすれば、今回の事故を受けても原発の維持・推進はやむを得ないというお考えの方はまだ多く
いらっしゃるようです。
賛成派の人の中には原発の利権に関係する人(関連省庁の役人から原発のある町で電力会社の人をお客さんにしているお寿司屋さんまで色々ですね)も含まれるのでしょうが、大半の人はそうではなく「原子力発電による安価で安定した電力供給が日本の国際競争力と経済力の維持には欠かせない!」と良心的にお考えだからだと思います。


こういった原発の経済的側面に対してはあっしらさんはどうお考えなのでしょうか?
「原発が無くて来も経済的には影響が無い」とお考えなのか、それとも「経済に悪影響があっても原発は止めるべき」とお考えなのでしょうか?


以前、今日に想うのコメントへのレスで頂いた「お気軽に語りかけてみてください」という言葉に甘えて話しかけさせて頂きました。ご無礼がありましたらお赦しください。


※ちなみに個人的には実家が新潟県の中越にあり、今はそこに住んでいるので原発はなんであれ反対です。


03. 2011年6月19日 15:17:42: QJMTmEtmds
推進派が言う「安全・安心」は技術への都合の良い妄信があり、採算が合わない「安全・安心」対策はすべて想定外として除外してきた。そしてまた、より本質的な「核廃棄物」の処理・処分については、何ら「安全・安心」を提示できないままである。安価な電力の正体が、将来に対する付け回しであることは、昔から明らかであった。

04. 松本義久 2011年6月19日 16:57:21: Ibr//rQvkL5/2 : rvTfiDA42E
バックエンドを考えろ!

05. 2011年6月19日 18:08:39: RhQywt0J5A
阿修羅ではまだ誰も考えていないのか、世界規模での世界各地の原発が一斉に電源喪失する可能性があるかも!?

考える事になった記事がこちらです。
>強力な太陽嵐で2012年に大停電? 対抗策は | WIRED VISION
http://www.asyura2.com/09/nature4/msg/635.html
>投稿者 不動明 日時 2011 年 6 月 15 日 21:58:24

想定外の太陽嵐によって、送電線網はダメージを受け、原発の自家発電機を回すにもどの程度の
影響で発電機は動かないのか、もしくは動けるのか。
動かないとしたら原発を止めるのではなく稼働させてとにかく発電し続け、自力発電で自己冷却するしかないのか!?

ただ、これらは太陽嵐がどこまで影響を及ぼすかによってまったく解りません。
下手すれば、世界各地の原発で連鎖的事故が起こる可能性も…

原発が注意すべきは地震や水害だけではなくなりました。
最悪、世界が同時で原発のメルトダウン〜爆発事故が起こってしまうともはや逃げる場所は世界の
どこにもありません。

太陽嵐は原発にどのような被害を与えるのか、考えるだけで恐ろしくなります。


06. あっしら 2011年6月19日 20:02:20: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c

よしゆきさん、こんにちは。
あまり気を使っていただくと、かえって居心地が悪くなりますからざっくばらんに対応してください(笑)。

【よしゆきさん】
「例えば日本の原発が今回の事故を契機に改善され、地震・津波両方に対してにての備えを強化したとしても原発推進に対しては反対なのでしょうか?
またもし反対なのだとしたら(多分反対だと思うのですが)その理由は主に何処にあるのでしょうか? 」


【コメント】
まず、あらゆるシステムあらゆるプラントで瑕疵や事故を避けることは絶対にできないと考えています。
ですから、あまたの対策をどれだけまじめに実行しようとも事故をなくすことはできないと思っています。

だからと言って、人々は様々な欲望を捨て去ることはできませんから、発電を含めリスクを承知のうえでいろいろな活動を行います。
私は、火力発電所で爆発事故が起きて100人規模の死亡者が出るより、今回のような広範囲で長期的な放射能汚染のほうが害が多く避けるべきことだと思っています。
なので、発電のために核分裂反応を利用する原発には反対です。

原子力の利用にすべて反対するというわけではありませんが、とてつもないエネルギーであるウランの核分裂反応を、危険を背負いつつ、ただひたすら水を沸騰させることに使うのはとても無駄なことです。
核弾頭でわかるように、核分裂反応の制御は驚異的なエネルギー量を瞬発的に取り出して使えることが魅力なのであり、ガスや油などでできる水の沸騰に使うなんて馬鹿げています。

SF的な話になりますが、遠く離れたところから地球に迫ってくる物体があるときなど核分裂エネルギーをうまく使って軌道を逸らすなど、技術として保有していれば使えるときもあると思っているので、核分裂反応をうまく制御する研究は続ければいいと思っています。

さらに、万年単位で管理しなければならない核廃棄物のことを考えたら、まっとうな価値観を持っている人なら原発にイエスとは言えないはずです。
1万年前の日本列島が今とは大きく違うかたちだったと言われています。1万年後は現在陸地のところが海中に沈んでしまう可能性だって大いにあります。

大前さんの「核廃棄物の処理の問題も福島の原発の地下と言う良い放棄先が見つかった」という“明るい”説明は、数十年先になるはずの1F廃炉処理が終わってから周辺住民及び国民の了解が得られれば、という話でしかありません。
どう考えても、今回これだけ痛めつけられている周辺住民の過半数が、たとえお金や代替地を積まれてもYESと言うとは思えません。

数十年先に可能になるかもしれない話よりも、フランスや英国の再処理会社に預けてある高濃度放射性廃棄物をどうするのかのほうが逼迫した問題(莫大な保管料を払い続けている)であり、その解決策さえないのですから原発を運転させ続けるのは無謀です。


「海外市場を狙える日本の貿易商品として育てていく事が出来る」という予想は否定しません。
多くの国家が、あまり深く思慮しないまま、原発の魅力に取りつかれています。
石油や天然ガスが輸出できるほど恵まれている国でさえ(だからこそともいえますが)、原発を望むのですから、ウラン・原発マフィアの洗脳力はすごいものがあります。
原発プラントの輸出は、お勧めはしませんが、製造及び運営企業と相手との合意によるものですからできるのならやればという感じです。


【よしゆきさん】
「世論調査の数字が正しいとすれば、今回の事故を受けても原発の維持・推進はやむを得ないというお考えの方はまだ多くいらっしゃるようです。
賛成派の人の中には原発の利権に関係する人(関連省庁の役人から原発のある町で電力会社の人をお客さんにしているお寿司屋さんまで色々ですね)も含まれるのでしょうが、大半の人はそうではなく「原子力発電による安価で安定した電力供給が日本の国際競争力と経済力の維持には欠かせない!」と良心的にお考えだからだと思います。

こういった原発の経済的側面に対してはあっしらさんはどうお考えなのでしょうか?
「原発が無くて来も経済的には影響が無い」とお考えなのか、それとも「経済に悪影響があっても原発は止めるべき」とお考えなのでしょうか? 」


【コメント】

保有する数も多く出力も大きい“拡声器”を持っている人たちは、原発推進派(今は原発維持派のふりをしていますが)で、しかもそれなりにお口や文章がうまい人たちですから、日々に忙しい人たちをある方向に誘導するのはそれほど難しいことではありません。

原発がなくても電力コストや生産活動に影響はないと考えていますが、トヨタの社長がすでに言葉にしていますが、電力供給の不安定さを“口実”に生産拠点を海外にシフトする動きは強まると思っています。
それを抑制するためには、これまで原発を推進するために投じてきた国費を分散型発電(大規模工場やビルの自家発電)奨励に振り替えるのがいちばん手っ取り早いと考えています。

(事故を起こした時の賠償はともかく、再処理費用や立地補助金さらに耐用年数や廃炉費用をきちんと算定すれば、原発はかえって高い発電方式です)

夏場が近くなって電力需給問題でワアワア言って停止中の原発を再稼働させようとしていますが、3月中旬には分散型発電を推進する政策を打ち出せたのですから、そうしなかった政府は、今なお、原発を温存し発電を電力会社に集約したいと思いながら政策を決めているのです。

今年の夏の電力供給は確かに余裕がありませんが(梅雨が早く明けそう)、ちょっとした工夫でそれほど耐え忍ばなくても乗り切ることはできます。

「経済に悪影響があっても原発は止めるべき」と個人的には思っていますが(それでは多数派の同意は得られないでしょう)、悪影響を回避できるだけの電力供給は可能です。

産業界や家庭は原発で造られた電力を欲しているわけではなく、従来とほぼ変わらぬ費用でとにかくただ電力を欲しているわけですから、政府の政策でスムーズに脱原発はできます。
来日中のインドネシアのユドヨノ大統領とLNGの話もしたようですが、ロシアとLNGの長期的な供給(輸入)交渉を強力に推し進めていないことには合点がいきません。
埋蔵量の大きいサハリンやシベリアは地理的にも近く、ぐずぐずしていると中国に向けたパイプラインだらけになってしまう危険さえあります。
北方領土問題は国家の威信に関わることですから建前はピシッと言ってもかまいませんが、その一方で米国にあまり遠慮をしないで国益を本音でしっかり追求しなければならないと思っています。


>※ちなみに個人的には実家が新潟県の中越にあり、今はそこに住んでいるので原発は
>なんであれ反対です。

3・11の間接的余震(余波)も数度ありましたが、中越地方は東海以上に直下型地震のリスクが高いように思われます。
雇用や自治体財政で構造が出来上がっているのでたいへんだとは思いますが、雪が深いとはいえとても恵まれた自然環境ですから地域全体で脱原発を志向して欲しいと思っています。


07. 佐助 2011年6月19日 20:15:09: YZ1JBFFO77mpI : RbbXfaWoTM
参考です
日本の原子炉は致命傷を抱えています。廃炉・放射能や「SPEEDI」のデターではない,それは原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が同期しています。水に含まれた分子と循環させるシステムの材料分子が、共振共鳴振動を一致してダイナミック応力が発生します。火に油を注ぐのと同じ理屈で,水の中で反発発火します。地上では酸素がありますのでガスにより小爆発します。耐久年数が過ぎるとハウジング下部溶接部や配管,容器にクラック,腐敗,穴があき,燃料棒が落下してしまうでしょう。日本の福島の原発も格納容器まで溶け核燃料が落下する現象は「メルトスルー」(原子炉貫通)が起きています。おまけにナトリゥム系の燃料棒なので海水の塩分で損傷の恐れがあります。冷却続けられると問題ないとお思うが。だけど減圧弁もないし排気回路に逆支弁もないし,廃炉を考えなかった原子炉,それに大切なことは放射能が大気開放や海洋にドレンするように考えた設計なのでメチャクチャだと言える。小出氏は知っていると思いますが,原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が同期の共鳴共振現象について誰もまだ検証されていないので黙っているのだと思います,油圧の建設機械などではすでに常識として知られています。

静岡の浜岡原発の5号機も同じ現象です。従ってコストの関係だと思うが材料・材質に固有振動数を同期させないものがあります。コストが高くなるので設計者は原子力安全委員会や保安院,自民党利権政治家などからの忠告で共鳴現象を分かっていて無視したものと思われる。このことを専門家や設計者,GEは隠していると思われる。製鉄所のステンレスなどに詳しい設計スタッフが電力関係にいなかったことも問題ではなかろうか。

それでは原子力潜水艦はどうなのか,私は専門家ではないので推測するしかないが,原子炉を熱源として高温高圧の水蒸気を発生させ、この水蒸気で蒸気タービンを駆動することによって、スクリューを回し、推進力を得ている。冷却液の循環系は安全のために複数設けられているのが通常である。原子力空母では1つの艦に原子炉を2基以上備えているが、原子力潜水艦では1基、または多くても2基である。ここでの違いはまず冷却液の循環と複数設けらている,冷却が複数あり冗長回路があります。原発ではディーゼル発電機や電源回路が使えなくなると冷却が確保できないが原子力潜水艦は考慮している。

原子力潜水艦は原子炉建屋はないし核燃料集合体の「固有振動数」が同期することはない,原子炉の容器も共鳴共振現象が起きない材料を使っているものと思われるのでコストはかなりのものだと思われる。また加圧水型と沸騰水型のいずれであっても人体に有害な放射線を遮蔽して他の船内を安全にするため、原子炉は鉛等が組み込まれた専用の耐圧隔壁で分離された原子炉区画内に設置されている。原発はそこまで考慮されてない。安全神話なんて嘘の騙しだと云うことが分かります。

また1次冷却水系統と2次冷却水系統が分離されているため2次系にある蒸気タービンや復水器といった補機類は放射線の危険から離れた位置で点検整備が可能となる。しかし、一次冷却水が何らかの形で漏洩した場合はこの限りではなく、特に蒸気発生器は複雑で脆弱な配管構造を持つので、信頼性の低い初期の原子力潜水艦においては、しばしば致命的な放射能漏れ事故の原因となった事例もある。すなわち原子力潜水艦も完ぺきではない。ただ酸素のない海洋に沈めることができて海洋で放射能は拡散され希釈されますので被害は小さいのでしょう。

原子炉は自動車のエンジンレスに変えらるでしょうか, iPodなどからランドゼルから冠婚葬祭まで変えられるでしょうか,電子機器などに使えるでしょうか,住宅や農業・地下などに使えるでしょうか,高速道路の輸送手段に使えるでしょうか,コンパクト化は出来ないし蓄電も無理な原子炉に自然エネルギーのような明日の最新鋭雇用や最新鋭のインフラ第二次産業革命にならない,自然エネルギーによって画期的な世の中を謳歌することが出来ます。原子炉には安全は存在しません,このチャンスを我々は活かすべきと考えます。


08. よしゆき 2011年6月20日 02:42:09: .fHdROTysEMxI : ku6tqqUz9w
あっしらさんへ


丁寧なコメントありがとうございました。


>あまり気を使っていただくと、かえって居心地が悪くなりますから
>ざっくばらんに対応してください(笑)。


初めて阿修羅を訪れたのはもう10年前になるのですが、当時高校生であった自分にとってあっしらさんの存在は非常に鮮烈なものがり、あっしらさんの性格上多分凄く趣味じゃ無いのでしょうが勝手に青春のヒーローと崇めていた所があったので緊張しています(笑)


でもお言葉に甘えて、ざっくり目で行きますね。


>>※ちなみに個人的には実家が新潟県の中越にあり、今はそこに住んでいるので、
>>原発はなんであれ反対です。

>3・11の間接的余震(余波)も数度ありましたが、中越地方は東海以上に
>直下型地震のリスクが高いように思われます。
>雇用や自治体財政で構造が出来上がっているのでたいへんだとは思いますが、
>雪が深いとはいえとても恵まれた自然環境ですから地域全体で脱原発を
>志向して欲しいと思っています。


原発に対して、新潟県民であるので感情的に大反対なのですが、1人の日本人として考えたとしても反対したい気持ちです。


世論調査では維持・推進と廃止・減少は半々と言った所でしょうが、地元新潟では8割以上が廃止・減少派だと肌感覚で感じております。
(具体的な調査結果が出せないのが悔しい所ですが)
原発はどこも田舎に作られているので、原発事故で精神的にも経済的にも一番被害が大きい1次産業の従事者の比率が高いと言うのもあると思いますが、上述の傾向は実際に原発のある地域では大概当てはまるものだと想像しています。
(これまた調査結果を出せないのが悔しい、新聞何してるんだ!)


これは想像でしかありませんが、「原発での電力は地産地消に限る(=つまり東京に作る)」なんて規制がもし出来たら世論調査の結果は大きく動くと感じております。


そして上記の仮説が正しいとして現状を見直すと、少数の原発利権保持者だけでなくかなり多くの日本人が利便性と経済性の為に(たった山2つ3つ隔てただけの)同胞がどうなろうと知ったこっちゃねえと思ってる事に成ってしまいます。
実際は単に目の前に原発がある訳では無いので、単にそこまで意識が回らないだけだと思いますが、、


でも仮にも民主主義国家で、国民と政府がこの様な考え方を受け入れている状況は、共同体としての日本にとって一時の利便性や経済性では補いきれない傷を残すと感じてしまうのは感傷が過ぎますでしょうか?


※地元新潟が圧倒的な得票率で支持し続けた田中角栄の大先生が、原発の全国的な推進と新潟への誘致の強烈な旗振り役であった事に関しての責任も感じていますが、、
田中角栄だけは個人的にファンなので辛いです。。


原発の反対理由や、経済性の関わる事柄に対してもお答え頂きありがとうございました。頂いたコメントを受けて感じた事を言葉にしたいと思ったのですが、文章力の限界もありまとまらずにいるのでまた日を改めさせてください。
ただ一点だけ疑問に思ったのですが、文中の分散型発電とは小型の火力式発電機でしょうか?それとも流行の自然エネルギーでしょうか?
火力だとすると燃料の配送インフラについてはどの様にお考えなのでしょう?


09. あっしら 2011年6月21日 05:06:42: Mo7ApAlflbQ6s : FOFJ3ucx7c

よしゆきさん、こんばんは。
レスが少々遅くなり申し訳ありません。

今の私にとって10年前は昨日のように思えますが、高校生からの10年なら大きな変化を経験されたことでしょうね。


>世論調査では維持・推進と廃止・減少は半々と言った所でしょうが、地元新潟では
>8割以上が廃止・減少派だと肌感覚で感じております。

04年の中越地震も大変でしたが、07年の中越地震では柏崎・刈羽原発が危機一髪というところまでダメージを受けましたから、そうだろうと私も思います。


>これは想像でしかありませんが、「原発での電力は地産地消に限る(=つまり東京に作る)」
>なんて規制がもし出来たら世論調査の結果は大きく動くと感じております。

そう思います。

しかし、“地震予知”や地震対策が、首都圏に大きく影響を及ぼす東海ないし首都圏直下型に集中されていることから考えても、首都圏に危険なものは持ち込まず、他の地域で少々の犠牲と被害が出ようとも構わないからやってもらうというのが歴代政権の基本スタンスだと思います。


日本人の多くがとまでは思いませんが、「利便性と経済性の為に(たった山2つ3つ隔てただけの)同胞がどうなろうと知ったこっちゃねえと思ってる」人たちが、国家や社会で枢要な地位にあることは確かです。

>でも仮にも民主主義国家で、国民と政府がこの様な考え方を受け入れている状況は、
>共同体としての日本にとって一時の利便性や経済性では補いきれない傷を残すと感じ
>てしまうのは感傷が過ぎますでしょうか?


傷どころではなく、共同体的日本は、今回の震災と原発事故をめぐる政府の対応で破壊されたと思っています。
共同体的日本だけではなく、近代国家的日本も、ずるずると衰退の道を進んでいくことになります。
その衰退のあおりを顕著に浴びるのは中低所得者です

日本人の多くは政治的に動いて問題を解決するということをあまりしないので、今後、秋葉原事件のような出来事が増えていくのではないかと危惧しています。


>※地元新潟が圧倒的な得票率で支持し続けた田中角栄の大先生が、原発の全国的な
>推進と新潟への誘致の強烈な旗振り役であった事に関しての責任も感じていますが、、
>田中角栄だけは個人的にファンなので辛いです。

田中角栄さんは、高度経済成長期にピタッとはまる稀代の政治家だと思っています。
とりわけ、官僚を自陣に引きいれて使える能力は、他には見当たらないものがあります。

長州や薩摩は、今の山口や鹿児島がそれほどぱっとしないことでもわかるように、地域性を捨て去り中央集権国家育成を志向しましたが、田中角栄は、問題を大きくはらんではいるのですが、郷里(新潟)優先を徹底的に政策化した珍しい政治家です。
(その後、そのような政策を官僚と結託してやる政治家がごまんと出てくるきっかけにもなったわけでその罪はあります)

田中角栄が原発にのめり込んだ気持ちがわからないわけではありません。

角栄さんがつぶされてしまう要因の一つが、米国をはじめとする石油メジャーから距離を置く「自主資源の開発」政策です。
彼の頭のなかの日本は、隅々まで開発され、工業地帯と大都会が国土に林立するものだったはずで、そのためには膨大なエネルギーが必要不可欠だと考えたはずです。
首相就任後まもなく石油ショックにみまわれてしまいましたから、高率の経済成長を持続するためには、原子力エネルギーを使ってやるしかないと思ったのでしょう。

角栄さんが首相に就任したころは、ちょうど日本の転換期でもあったと思っています。
それまでの日本は、戦争で破壊された工業設備の更新による生産性の高い工場と安い労働力の結合により良質安価な製品で対米を中心に輸出を拡大しながら高い経済成長を遂げてきました。

しかし、日本が「世界で一つの工場」になるわけにはいかない(許してももらえませんが、そうなると購買力のある国はほとんどなくなってしまいます)のですから、それまでの高度成長で手にした経済基盤を利用して徐々に違う国家社会をつくる道を模索すべき時期に差しかかっていたと思っています。

でも、角栄さんにガンガンは高度成長をめざさないという考えはなじまなかったように思えます。


>ただ一点だけ疑問に思ったのですが、文中の分散型発電とは小型の火力式発電機
>でしょうか?それとも流行の自然エネルギーでしょうか?
>火力だとすると燃料の配送インフラについてはどの様にお考えなのでしょう?

工場の敷地などを利用したガスタービン発電を想定しています。
数千KW級であれば2、3カ月で稼働に持ち込めます。
自家発電の実績があり経験豊かな人材もいる企業の発電能力拡大が、まず最初のターゲットです。

風力やソーラーといった再生可能資源を使った発電方式は、研究も行い実用の拡大もやったほうがいいとは思っていますが、現在のところ、ガスタービン発電の効率や使い勝手のよさとは比較になりません。

風力発電は、鳥の障害物になるという問題はともかく、音や破壊の問題から“僻地”に設置するしかありません。個人的好みですが、山の上や海辺に風車がずらっと並んでいるのはあまり好きな景観とは思いません。
ソーラーは、まだまだ効率が悪すぎます。ソーラーパネルを造ることでも、資源とエネルギーを大量に消費しています。
再生可能と言いつつも、再生可能ではないものを大量に消費しています。

「燃料の配送インフラ」は、ほとんどの発電設備が工場敷地に設置されると考えていますから、LNGタンカーで外国から運んできて発電設備近くに設置されるLNG の気化プラントに移すかたちになります。

都市内部の大型ビルであれば、都市ガス供給形態を利用するのがもっとも効率だとい思っています。



10. 2011年6月21日 10:49:56: 7WZekNACgc
私は技術屋として生きて来た。だから経験から言おう、「壊れない機械は無いっ!」。
私は人間として長く生きて来た。だから経験から言おう、「ミスをしない人間は居ないっ!」。
だから何時かは事故は起こる。飛行機は落ちる。その時の被害の範囲が社会として許容できるかどうかなのだ。
私は原発反対だ。廃炉の技術はまだ確立していない。日本はこの技術の先駆けとなることが出来ると思う。

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