http://www.asyura2.com/11/genpatu12/msg/872.html
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乳幼児死亡率が53%も上昇し、甲状腺ガンでは70%以上増えている これは本当かというデータが示されている。http://www.stop-hamaoka.com/news/moret.html にある「日本の原発ロシアンルーレット」と言う記事で、ローレン・モレという米国の地質学者であり、国際的な放射能汚染の専門家、カリフォルニア州バークレー市の環境委員を務めたことのある人の文章だ。その部分を次に引用する。 >更に、今年3月26日---ペンシルバニア州スリーマイル島での米国史上最悪の原発事故25周年の前日---「放射線と公衆衛生プロジェクト」は、この事故の影響に関する新しいデータを発表した。データは、原発の風下の郡で、乳幼児死亡率が53%も上昇し、甲状腺ガンでは70%以上増えていることを示していた。健康に対する短期的及び長期的影響に関する全てのデータと同様、こうしたデータが米国政府から出てきたことはなかった。 >原発事故が日本で起きるかどうかという問題ではなく、いつそれが起こるかである。 以上引用終わり。 上の引用文で「今年」とあるのは1994年のこと。 スリーマイル島原発事故の時、放射性物質の漏れ出しは非常に小規模で、 >放出された放射性物質は希ガス(ヘリウム、アルゴン、キセノン等)が大半で約92.5 PBq(250万キュリー)。ヨウ素は約555GBq(15キュリー)に過ぎない。セシウムは放出されなかった。周辺住民の被曝は0.01 - 1mSv程度とされる(後述)。 >人体への影響 以上、ウィキペディアからの引用終わり。 上のウィキペディアの記事にも、「事故の2年後の風下地域における乳幼児死亡率に急な増加が見られる」としてあり、その出展も示されている。 福島第一原発からの放射性物質の飛散量はどうなのだろうか。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E7%AC%AC%E4%B8%80%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85 によれば、「原子力安全・保安院は、事故により漏出した放射性物質の総量は計算上85万テラベクレルと解析している」という。 スリーマイル島原発事故での漏出量92.5 PBqは、92.5ペタベクレルということで、ペタとは10の15乗のこと。テラは10の12乗だから、1ペタは1000テラということになる。つまり、92.5ペタベクレルは92500テラベクレルであり、福島第一原発からの放出量850000テラベクレルのおよそ10分の1ということになる。つまり、スリーマイル島原発事故の約10倍の量の放射性物質が放出されたわけで、その大部分が太平洋上へ飛んで行ったとしても、一部は福島県をはじめとした東北から関東地方へ飛散している。 これは、とても大変なことだ。少なくとも、福島原発の周囲から妊婦の方や幼児をもっと大規模に退避させるべきだし、次の原発事故を何としても食い止めなければいけない。 *6月8日の記事「近づく戦争・テロ社会、これらの動きを止めるべきでは?」から一連番号を付しています。<<591>>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%AB%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85 には、次のように記されています。
米国原子力学会は、公式発表された放出値を用いて、「発電所から10マイル以内に住む住民の平均被曝量は8ミリレムであり、個人単位でも100ミリレムを超える者はいない。8ミリレムは胸部X線検査とほぼ同じで、100ミリレムは米国民が1年で受ける平均自然放射線量のおよそ三分の一だ」としている[1][2](1ミリレムは0.01mSv)。
>放射性降下物による健康への影響に関する初期の科学的文献は、こうした放出値に基づいて、発電所の周辺10マイルの地域におけるガンによる死者の増加数は1人か2人と推定している[3][要高次出典]。10マイル圏外の死亡率が調査されたことはない[3]。1980年代になると、健康被害に関する伝聞報告に基づいて地元での運動が活発化し、科学的調査への委託につながったが、一連の調査によって事故が健康に有意な影響を与えたという結論は出なかった。
>en:Radiation and Public Health Projectは、19の医学論文と書籍 Low Level Radiation and Immune Disease を著した Joseph Mangano による算定を引用して、事故の2年後の風下地域における乳幼児死亡率に急な増加が見られることを報告した[3][4]。
>動植物への影響
>地域の動植物にも影響があったとも伝えられている[3]。反核運動家 en:Harvey Wasserman は、放射性降下物は「地域の野生動物や農場の家畜に死や病気の災厄」をもたらし、その一例として馬や牛の繁殖率が著しく低下したことがペンシルベニアの農業局が出した統計に表れていると述べたが[5]、同局は事故との関連を否定している。
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