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3月15日と21日に観測された放射能雲について。
以下に重要点だけをまとめてみた。詳しく見たい人は元のサイトを参照すること。
重要なことは、放射能雲には中心部というか核があり、そこの放射能が落下すると高濃度汚染が生じる。さらに、この汚染がストロンチウムSr-90を含む人体に有害な物質である可能性が高いことから、役所による調査が必要である。
なお、私自身はこのサイトのすべての分析に同意するものではないが、大方においてこのサイトの放射能雲の分析には有意義な情報があると考えている。
私の意見では十五日に関東地方に到来した放射能雲の主成分について、もっと分析がなされるべきであると思う。
なぜなら、十五日の直前の十四日に3号機のあの大爆発があったのだから、あの爆発の事象が何であったのかが明らかでない限り、十五日の放射能雲の中身のすべてを特定しきれていないと思うからである。
十五日の放射能雲の危険性について、以下のサイト主は少し考えが甘いのではないかと思う。それ以外のところはまあ概ね同意できる。
とくにサイト主の、ストロンチウムSr-90を役所は至急調査せよ、という主張は的を得ている。
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0.イントロ:福島第一がメルトダウンを起こして数日後、二つの放射能雲(以下、プルーム)が東京にて観測。
以下はその現象の詳細と、放射能雲がどこに着地したかについての考察。
環境放射線測定結果 <測定場所:新宿百人町、横須賀泊局>
15日と21日に大きな放射線量が観測されている。
1.15日と21日の放射性堆積物の比較
・どんな放射性物質が来たか?
15日は非常に大きなピークを観測していることがわかる。しかし野菜汚染など世間をにぎわせている放射性物質のセシウム、ヨウ素はどちらかと言うとピークが小さい21日の方が多い。実際核種分析してみると、15日はキセノン Xe-133、21日はセシウムやヨウ素が主成分だったことがわかっている。
15日に到来した放射能雲はその内容がキセノン。
しかし3月21日の放射能雲はその成分がガラリと変わり、セシウム・ヨウ素など、人体や土地に堆積しやすい核種が大量に飛来していた。この21日の放射能雲は関東一帯を汚染し、いま話題の汚染野菜の原因となっているほか、これから人体へ未知なる影響をもたらすことが考えられる。
2.3/21に何が起こったのか
観測
・3月21日午前4:00 東海村近辺に現れた放射能雲
移動速度考察
・水戸市通過後、南へ時速20〜30km/hで移動
午前3時20分に大沼で観測された上昇が東海村、水戸、鉾田、つくば市へ伝播していることがわかる。これはプルームが伝播された結果と考えられる。鉾田市などでは瞬間的な上昇が観測されている。これはプルームの「核」が通過したと考えられ、通過後は減少している。しかしどの地点でも通過後は倍以上の上昇が見られる。よってこの放射能雲は「核部」を有し、各地に放射能をばら撒きながら通過したものと考えられる。
3.南へ行ったプルームはどこに着地したか?
着地場所についての考察
・空間線量率の上昇と降雨の関係
Fig.6は空間線量率の上昇と降水量の関係を示している。これによればプルームによる上昇は非常に急峻である一方、降雨による上昇は比較的緩やかである。
落下ポイント考察
・放射能雲の進路、降雨による柏付近への落下
プルームは午前7時につくば市に到達しているので、時速20〜30kmで移動したことを考えると、午前8時の降雨時には取手〜柏の上空にあったと考えられる(つくば市〜柏:距離およそ30km)。そうするとFig.7のように西からきた雨雲と衝突し、その後降雨によって落とされたと考えられる。おそらく柏〜取手周辺には降雨によって落とされたプルームの「核」になった放射能が大量にあるはずである。
実際、柏市周辺の空間線量率は0.2〜0.5μSv/hと比較的高めで、ホットスポットと呼ばれている。多くの一般市民によってこの事実は確かめられた。また茨城県が最近測定した資料において、汚染地域とプルームの予測軌道は一致している。この理由は3月21日プルームの着弾によるものと考えられる。
4.役所は至急調査せよ
このプルームの「核」となった放射能は何か。
おそらくまだ未公表のストロンチウムSr-90(およびイットリウムY-90)はその候補の一つだろう。チェルノブイリ事故ではストロンチウム90 5.55 kBq/m3以上で汚染区域と判断された。イットリウムはストロンチウムが壊変してできる娘核種だが、そのβ線は2.3MeVの高エネルギーであり、人体への影響が危惧される危険な核種である。
・21日午前4時〜8時の危険性
ストロンチウムのほか、セシウムのような沈着しやすい放射性物質が空気中を大量に汚染したため、午前4時〜8時に外出していた人々の健康が危惧される。
以上のことを考えると、3/21の放射能雲が着弾した柏・取手・守谷・龍ヶ崎・稲敷の各市町村は早急にそれを人が吸入した可能性について検討すべきであり、土壌汚染検査などを行ってその核種分析を実施すべきである。
元のサイト
http://kenken4433.blog51.fc2.com/blog-entry-1.html
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